東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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10月1日朝の日記 象さん123さん

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聖書預言@ Re:説教要約 1266(08/08) 『JDファラグ聖書預言』でネット検索すれ…
2006.10.22
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「覚えることと忘れること」

                    イザヤ書44章21、22節

 記憶することは大切なことですが、何でもはっきりと覚えていれ
ば、良いというものでもありません。たとえば愛する者を失った悲
しみや、惨い事故または恐ろしい災難に遭遇したり、それを目撃し
たりした記憶が当時のままいつまでも鮮明に残っていたなら、正常
な精神を持つことができなくなってしまうでしょう。私たちは、記
憶することも大切ですが、忘れることも大事なことなのです。

一、3種類の記憶について

 「弟子たちは、パンを持って来るのを忘れ、舟の中には、パンが
ただ一つしか」ありませんでした(マルコ8章14節)。

 人間の記憶には大きく分けて、からだで覚える「肉体的な記憶」
と、頭で覚える「頭脳的な記憶」と、神とそのわざを覚えている
「霊的な記憶」の3つがあります。

 自転車に乗ることや泳ぐことなどは、「肉体的な記憶」で、年月
が経っても忘れることはありません。「頭脳的な記憶」は、文字通
り頭で覚えていることです。弟子たちがパンを持って来るのを忘れ
たのは、彼らの「頭脳的な記憶」の喪失のためであり、決して「霊
的な記憶」の喪失のためではありません。

 しかし弟子たちが五千人の給食の奇蹟を見ても、四千人の給食の
時に信仰を働かせることができなかったのは、彼らが、神とそのわ
ざを忘れていたからです。これが「霊的な記憶」の喪失です。

二、私たちの信仰について

 信仰とは、どのようなものでしょうか。この記憶と忘却という観
点から考えるなら、次のように言うことができます。

 1.神をとらえること
 これは神をいつも覚えていて忘れないことですが、その有効な方
法の一つは、神のすべての恵みを忘れずに覚えていることです(詩
篇103篇2節)。

 2.神にゆだねること
 これは問題や課題を神の手に託し、そのことに関しては、くよく
よしたり、心配したりしないで、忘れることです。私たちは、「う
しろのものを忘れ、ひたむきに前のものに向かって進」む時(ピリ
ピ3章13節)、信仰に成長していくことができるのです。

三、神の救いについて

 この箇所において神はイザヤを通して次のように仰せられました。
 ◇「イスラエルよ。あなたはわたしに忘れられることがない」
(21節)――神の記憶。
 ◇「わたしは……あなたの罪をかすみのようにぬぐい去った」
(22節)――神の忘却。

 別な章においても明白に語られています。
 ◇「女が自分の乳飲み子を忘れようか。……たとい女たちが忘れ
ても、このわたしはあなたを忘れない」(49章15節)――神の記憶。
 ◇「わたし自身のために、あなたのそむきの罪をぬぐい去り、も
うあなたの罪を思い出さない」(43章25節)――神の忘却。

 これらの言葉から、神の救いは、神が私たちを忘れずに覚えてい
てくださり、しかも私たちの罪を思い出さずに忘れてくださること
であることがわかります(エレミヤ31章34節、ヘブル8章12節、
10章17節)。神は、キリストの十字架のゆえに私たちの罪をその
記憶から抹殺して全部忘れてくださるのです。

四、隣人への愛について

 真の愛とは、どのようなものでしょうか。この記憶と忘却という
観点から考えるなら、次のように言うことができます。

 1.隣人のことをいつも覚え、その行った善行を忘れないことで
す。パウロは、愛するキリスト者のことを思わぬ時はなく、いつも
覚えて祈っていると告白しています(ローマ1章9節、エペソ1章
16節、第一テサロニケ1章2節)。

 2.隣人の行った悪を思わず、忘れることです(第一コリント13
章5節)。愛は隣人を赦し、その罪を忘れます。

 神は、その愛のゆえに私たちを忘れずに覚え、また私たちの罪を
みな忘れてくださいました。その神の愛を受けた私たちは、今度は
隣人を愛すべきではないでしょうか。





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Last updated  2006.11.12 17:00:14
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