きまぐれにっき。

きまぐれにっき。

あきこのへや


ばあちゃんたちから、いっぱしの茶飲み友達になると評判!
そんな大人顔負けのおしゃべりの数々をどうぞ。

*。。。   *。。。   *。。。   *。。。   *。。。


 § Episode 1. § 「ずし」ってなんだよ?

買い物に出た日のこと。
たまたま駐車場の近くに焼肉やがあった。
垂れ幕には、牛肉を乗せたおすしの写真。。。
「あ、“ずし”だ!」指をさして大声であきこはのたまった。
「すしだろ~!?」と、すかさずおとうにつっこまれる。

これに限らず、あきこにはなぜか濁点が付く名詞がある。
「ぶくろ」「ばこ」「ぐすり」...
確かに上に中味を特定する名詞が付くと濁るけどさー。(^_^;)


§ Episode 2. § 腕はプロ級??

あきこの好きなもののひとつにテレビゲームがある。
親としては趣味にしてほしくないホビーNo1ともいえるものだが、おとうがパソコン、ゲーム、テレビが大好き、家にいる時間の90パーセントはこのどれか(ひどいときには二つか三つ)がついているという環境では、そうなるなと言うほうが無理である。
案の定、すっかりゲーマーに育っているあきこ。
現在の腕前は、PS2で「機動戦士ガンダム 連邦VSジオンDX」をお友達(ひとつ年上。これまたゲーム好き)と二人でクリアしたくらい、と言えば、分かる方には分かっていただけるだろうか。
画面を見つめ、コントローラーを持ったまま、そばのテーブルにある食事を横口(?)で食べる様は、ゲームにはまった大学生(おとう曰く←自分がそうだった人)である。
このお正月には、ようやくマイソフトをゲットした。それは「太鼓の達人」...ちょっと子どもらしくなったかな?


 § Episode 3. § おともだち

あきこの3人の「おともだち」...その名も「ぶんちゃん」「はじまりくん」「かんかんちゃん」。
保育所のでもない、近所のでもない、あきこの頭の中に住んでいるおともだちである。
はじめは子どもにありがちな「これ知ってる」系の話に登場したのであったが、周囲があまりにもうけたため味をしめたようで、それ以来、すっかりあきこの話題の定番になってしまった。
「あきちゃん前にねー、レストランに行った。ぶんちゃんとはじまりくんとかんかんちゃんと。」
「あっ、ぶんちゃんと同じ車だ!!」等々。
一度、ぶんちゃんだかかんかんちゃんだかが死んだりもしたが、現在は3人とも健在である。
そして、話はだんだん微にいり細にわたってくる。
今日のこと。
乾燥肌のあきこは、かきすぎて血が出た腕がしみるのを我慢してお風呂に入っていた。
腕を見つつ、曰く。
「ぶんちゃんもねー、いっぱいかいていっぱい血が出てたの。それで死にそうになって寝てたけど、がんばってたよ。ビスケット食べてた。」
ビスケット...なんで??


 § Episode 4. § ピンク大好き♪

あきこの好きな色、それは断然ピンク。いつの頃からか、ピンク・my・loveな子になってしまった。
前はそうでもなかったのに、最近になってブームが加熱!!
ランドセル売り場に行けば「あきちゃんピンクのランドセルがいいなー。」と熱心なまなざしで見つめ(あと2年で忘れてほしい)、お菓子や文具を選ばせれば必ず最初にピンクをGET。先週はついにユニクロで、「どう見ても女の子だろ?それ。」というお花の付いたTシャツを購入させられるハメになった。
「この色は男の子、この色は女の子」っていうふうに決めつけて教えずに、子どもの感性を大事にしたいというおかあのポリシーが、これを助長している面もあるのか??
今日も保育所からの帰り道、ずっとこんなことをつぶやき続けている。
「あっ!あのひとピンクの自転車に乗ってる。いいな~。あきちゃんねー、ピンクの三輪車がほしいの。ピンクのかばんも、ピンクのお洋服も。町もみ~んなピンクでさあ。ピンクの道路をピンクのブーブーで走るの。ねえおかあさん、なんでピンクのブーブーにしなかったのさー??」
おかあはそんなのいやじゃ。


 § Episode 5. § たまこは孫悟空??

たまこがだんだん達者になってきたこともあって、近頃はことある毎に叩いたの噛んだのとトラブルの多い二人。ある日のこと、その日は近郊にある行きつけの(!)水族館から帰る車の中だったが、例によってバックシートでなにやらもめ事が始まった。
ちらちらとバックミラーで見ると、どうやらたまこが買ってきたおみやげ(ペンギンのぬいぐるみ)をあきこが取り上げている様子...「それはたまちゃんのでしょ!返しなさい!!」と怒ると、あきこは世にも不満げな顔で答えた。
「だってさ~、孫悟空は技をおぼえるとき、好きな食べ物を見せて、あげないよ~ってして技をおぼえさせたんだよ。」
「(...だ、だから、たまこもってか??)そ、それ、どこで聞いたの?」
口をとがらせてさらに答えるあきこ。「保育所でご本で読んだ。」
気持ちはありがたいが、兄よ。日本語もおぼえていないたまこに何を期待するのだ??

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