Alinkoのアリゾナフィーバー

Alinkoのアリゾナフィーバー

大学編 (1)






高校を卒業して一人ハワイ大学入りをしたAlinko。

なにもかにもが新しく新鮮。 しかし、カルチャーショックを感じた時期でした。

アメリカンスクールにいっていたのに ローカルの学生とあまり気が合わなかったり寮生活がたたったりしました。 特に気の合わないルームメイトといっしょに役8畳の部屋を分けたりしたり、体質にあわない食堂の食べ物などはAlinkoを悩ましました。

そんなAlinkoのただ一つの救いは4歳年上の姉。彼女は結婚してハワイ・オアフ島の北、カイルアに住んでいました。 週末になるたびに姉のコンドミニアムに避難していたAlinko。 一種の現実逃避だったような…

そのコンドミニアムでセキュリティーガードとしてパートで働いていたアメリカ軍海洋兵のCS。 

CSはミズーリー州出身の28歳。 ハワイへ就任されたのはAlinkoが大学へ入学した時と一緒でした。

CSは 19歳で結婚、2児をもうけ、27歳で離婚。 親権を前妻に渡し単身でハワイでやり直しをはじめた人でした。 Alinkoとは10歳の歳の差でした。

最初はCSにあまり興味が無かったAlinkoでしたが、2人とも新しい地での寂しさからか、しだいにお友達に。 

最初はCSが姉のコンドで働いている間Alinkoとお話したりするくらい。
しかし、そのうち週末だけでなく 平日でも遊びに行くように。 よく夜中の2時まで話していてCSが仕事を抜け出してオートバイで山一つ越えたキャンパスまで送ってくれました。

彼は10歳も歳が離れていると思えないくらいイノセントで又オトナでした。
子供に合えないという悲しみと離婚をしてしまったという後悔を滲ませる反面、若い男の子のように遊びたい! という若々しい二重性。 AlinkoにはCSは不思議でたまらなく また魅力的でした。 

CSを理解してみたい! 若し日のAlinkoには麻薬のようなCSでした。


T君という彼氏が日本にいるのに、結局は将来が無いと分かっていたためか、それともCSの魔性にとりつかれたのか…

T君がやっとのことでかけて来てくれた国際電話。 この当時はまだ便利なメールやチャットはありません。 又国際電話は個人の寮部屋には通らない…
せっかくかけて来てくれたのにAlinkoの心はもうT君の元を離れていました。

T君は電話の向こうで泣いてしまいました… ごめんなさい。


CSと付き合い始めたきっかけは次回・ 大学編 (2) に…

理想の男*ダーリンへ道のりはまだまだ長く険しい…



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