天翔ける鳥船

天翔ける鳥船

2008.02.10
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カテゴリ: ライトノベルス

真皓き残響(琵琶島姫)
炎の蜃気楼シリーズ、邂逅編最新巻
今回は「琵琶島姫」ということで、女武者の怨霊が登場します。

戦国時代、御館の乱に破れ怨霊大将となった上杉景虎は越後に甦り、仇敵直江信綱と巡り会う。謙信公の命で仲間とともに怨霊退治の旅を続ける二人だが、柏崎の琵琶島城付近では怪しい出来事が起きていた。おなごの霊たちが武者軍団となって恨みを晴らしに現れ、なかでもおんな怨霊大将と呼ばれる霊は「景虎」に恨みを持つという。景虎は妻・春姫の怨霊ではないかと調査に乗り出すが・・・・
(カバー見返し部分より)

とまあこういう始まりなのですが、この邂逅編で出てくる怨霊はかならずしも御館の乱での死者ではないということで、今回も意外な「霊」が現れるのですが、それでそもそも何故「御館の乱」が越後を二分した戦いになったのか、考えてしまいました。

だいたい「御館の乱」などはマニアックな本にしかでていないし、上杉謙信の死後、子供がいなかったから甥の上杉景勝が跡を継いだといえば、そういうものだと思うのですが、何故敵国の領主の息子を後継者にしようとした者がこんなにもいたのかと。

というのも景勝は母方ではたしかに謙信の甥だけれども、それ以上に長尾政景の息子であるということで手放しに認められない者だった。景虎はもちろん敵国北条の息子である。この辺の事情について、作者の認識(というかそれが定説だと思っているけれども)が書かれているのが、やはり歴史小説っぽいなあと思います。

p147
景虎自身、小田原北条家の人間というハンデを払拭するため、上杉家臣団の信頼を得ようと日々励んだように、景勝もまた「政景の息子」というレッテルを乗り越えようと励んでいた。ありのままでは認められない自分たちだからこそ、共に越後のために働き、励み、切磋琢磨して、謙信を支えようとしたのだ。






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Last updated  2008.02.10 23:28:57
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