花巻東高の 菊地雄星
。1回戦に続き、今日行われた2回戦(対明豊高戦)
も完投で勝利を挙げ、チームをベスト8に導いた。
明豊 000 000 000 =0
花巻 002 110 000 =4
(鵡)野口-今宮-山野、(花)菊池
試合前、花巻東高・ 佐々木洋
監督はエース・菊地のことを、
「投げてみなければ調子が分からない投手」
と言っていたが、
試合終了後は、 「
今日がいつもの菊池です」
と苦笑いしながら話していた。
「菊池雄星のいい時・悪い時の動画
」
(YOU TUBE)
を紹介したことがあります。(09年1月23日)
興味のある方はこちらをどうぞ →
動画
1回戦はあわや完全試合になりそうなほど、菊池は素晴らしい投球を見せた。
9回、被安打2、与四死球1、奪三振12、自責点0。
菊池自身も 「(これまでの)人生最高のピッチング」
と言っていたほどだった。
でも今日は、一転して常に走者を背負うピッチング。
9回、被安打9、与四死球2、奪三振12、自責点0。
いつ失点を許してもおかしくない状況が続いたが、ピンチになってからが
菊池の真骨頂だった
右打者には大胆に内角を狙い、左打者には外角にキレのある直球やスライダー
を放り込み、ことごとくピンチを断った。
花巻東高、今日の勝因は菊池の投球だけではない。イヤらしい攻撃を続けた
打撃陣だって見過ごせない。
特に俊足でイヤらしさ十分の9番・ 山田隼弥
、走攻守揃った1番・ 柏葉康貴
、
そして小柄(身長155cm)で俊足の2番・ 佐藤涼平
の3人は素晴らしかった。
ボクは岩手出身なので、岩手代表校の甲子園での過去の戦いぶりをそれなり
に観てきた (※)
。これまでだったら、相手が全国レベルの明豊高と聞いただけで
ビビっていたように思うのだけど、上記の3人は完全に呑んでかかっていた。
打つのか、セーフティバントなのか、ウエイティングなのかまるでわからない。
相手投手をイライラさせるのに十分な働きを見せていた。1回戦でバントなど
の小技を絡めた多彩な攻めが、どうやらこの試合に効いたようだ。
一試合ごとにその戦いぶりが(相手にとって)残像になり、「点と点が線」になって
強さを増し続ける花巻東高。
ひょっとしてひょっとしたら・・・「白河越え」があるかも???![]()
※駒大苫小牧高が甲子園優勝を経験し、すでに「白河越え」は達成したという
話も(一部では)ある。ただ、北海道のチームの優勝は「津軽海峡越え」であって、
「白河越え」ではないとボクは思っている。「白河越え」はあくまで東北代表の
チームが優勝することなのだ。![]()
※<岩手県勢、過去センバツの記録>
84年 大船渡高 ベスト4 準決勝・岩倉高(東京)に1-2でサヨナラ負け
92年 宮古高 1回戦敗退 星稜高(石川)に3-9で敗退
96年 釜石南高 1回戦敗退 米子東高(鳥取)に7-9で敗退
03年 盛岡大付高 2回戦敗退 横浜高(神奈川)に0-10で敗退
04年 一関一高 1回戦敗退 拓大紅陵高(千葉)に0-6で敗退
06年 一関学院高 1回戦敗退 岐阜城北高(岐阜)に1-2で敗退
08年 一関学院高 2回戦敗退 東洋大姫路高(兵庫)に1-4で敗退
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