昨日(9月26日)行われた法政大-慶應義塾大1回戦。
ボクはこの試合を観ていて、今年6月に行われた全日本大学選手権の
決勝戦(対 富士大
戦)を思い出すシーンがあった。
<試合経過>
(法政大-慶應義塾大 1回戦)
法 000 000 11 0
=2
慶 010 300 000 =4
(法)●加賀美-西-藤田卓-上野悠-武内、(慶)○中林-福谷-小室
■それは、2点差を追う法政大が9回表に見せた選手起用。無死一・二塁
の場面で(途中出場で9番に入っていた) 佐々木陽
(3年、作新学院高)
に代えて 大八木誠也
(3年、平安高)を打席に送った。
このシーンは、全日本大学選手権の決勝(2009年6月14日)とまったく同じ
だった。スコア1-1の同点で迎えた9回表、法政大攻撃の時のこと。
無死一・二塁のチャンスに、(初球、送りバントを失敗した)佐々木に代えて
大八木が(カウント1-0から)代打で出場した。
シーズン中、こういった場面ではバントするのが大八木の役割。多くの人が
大八木のバントを想像したし、事実、バントの構えを見せていた。ところが、大八木が試みたのは意表を突くバスター。これが見事にハマって追加点を
挙げることに成功したのだ。
◇ 大八木誠也
の関連記事「あま野球日記」バックナンバーより。
「ドラマを秘めた大八木誠也のバスター」
(2009.6.16) →
こちら
へ。
■ボクはその場面を鮮明に記憶していたから、昨日の9回表に大八木が代打
で登場した時は 「大八木、またバスターか!?」
と勝手に想像していた。
たぶん守っている慶應ナインもそのことが脳裏をよぎったかもしれない。
ところが、この試合は確実に送りバントを決めて、走者の進塁を好アシスト。
全日本で裏をかいた作戦が、今度はその裏の裏をかいた作戦でチャンスを
広げたのだった。
■大八木が送りバントした直後に起きた「珍プレー」のこと。
一死二・三塁にチャンスを広げた法政。この試合途中出場の1番・ 加治屋祐大
(4年、育英高)が打席に入った。初球、相手投手が投げた球を捕手が一塁側
に大きく弾く。
三塁走者だった 中尾孝
(2年、報徳学園高)はそれを見て、本塁に向かって
スタートを切るが、捕手がボールを拾って三塁に送球するや慌てて三塁に戻った。
ところが捕手の三塁への送球は大暴投。それを見て、中尾は再び本塁へ突入。
だが捕手への返球は悠々と間に合って、中尾はホーム手前でタッチアウトになり、
法政は同点のチャンスを失ったのだった。
東京六大学野球というよりは、だれもが小さい頃に経験した草野球並みのプレーだった。守備も走塁も・・・。
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