あま野球日記@大学野球

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2017.12.13
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カテゴリ: 高校野球
いま夏の甲子園記録をまとめています。

今回は「無失点優勝」という記録。つまり1点も失うことなく優勝した投手だけが保持できる記録。小倉高の 福島一雄 をはじめ計2名の投手がその記録保持者です(第30回大会、1948年、5試合)。

この大会の福島投手の活躍は見事でした。初戦の丸亀戦を1-0、2回戦の大分二戦を12-0、準々決勝は関西を2-0、準決勝は岐阜一を4-0、そして決勝は桐蔭と対戦し1-0で勝利、優勝しました。全試合に完封、さらに5試合で許した安打はたったの16本と完璧な投球でした(なおこの優勝は小倉高(昨年までは旧制小倉中)の夏2連覇となった)。

wikipediaによれば、
「阪神タイガース・若林忠志
​投手の「野球教本」を参考に毎日、少ないときで300球、多いときで400球の投げ込みを行い、その間に走って足腰を鍛え、腹筋背筋を鍛えた。猛練習を繰り返しながら、練習試合も多く組まれ、1試合で投げるのはせいぜい120球であるが、福嶋は試合で投げたその120球すべての配球を覚えており、試合後に投球を反芻しながら反省した。なぜ、あの場面で、あのカウントで、あのボールを、あの打者に打たれたのか? どうしてあのボールは打たれなかったのか? 負けては反省、勝っても反省した」​ のだとか。

余談ですが、
福島は小倉高を卒業後は早稲田大に進みます。同期に広岡達朗がいました。その後八幡製鉄に進むと、1954年の都市対抗ではチームを優勝に導きました。

さて、このほど小倉高が来春センバツ大会の21世紀枠候補校に選出されたとか。小倉高といえば、かつてヤクルトスワローズで活躍し、フロントでも重責を担った ​安田猛​ さんが監督とばかり思っていました。が、体調不良を理由に今春に退任されていたのですね。残念でした。




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(写真)『激動のスポーツ昭和史 社会人野球』(ベースボール・マガジン社)より。






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Last updated  2018.01.13 05:26:55
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