Motor & Outdoor Journalist 安藤眞の         逆説的よろず考現学

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Mar 16, 2018
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カテゴリ: カテゴリ未分類

みなさん、こんにちは。

 昨日はマツダの定例懇親会にお招きいただいたので、顔を出してきました。基本的に過分なご接待はご辞退申し上げているのですが、今回はどうしても聞いておきたいことがありましたし、マツダの懇親会は立食形式のカジュアルなものなので。

 僕の目的とする人物は、執行役員の人見さん。これまでスカイアクティブXの技術的な疑問点について、直接、うかがうチャンスがなかったので、会も中程になった頃合いを見計らって、聞きに行きました。

 僕の疑問点は、以下のふたつです。

1.HCCIによる超リーンバーン領域とストイキ運転を行き来する際、NOxがやばくなる空燃費(16〜20ぐらい)を横切ることはないのか? いきなりジャンプするとショックが生じるはずだし、遷移域があればNOxが増えるはずだが。

2.最大トルクの目標は110Nm/Lとのことだが、この領域ではストイキ+過給運転になるはずで、圧縮比16でなぜノッキングしないのか? EGRガスを相当ぶち込んでいるということか?

 で、まあ答えなんですけど、「そこに苦労してるんですよ(苦笑)」だって(^_^;)。

 前者は恐らく制御で何とかするしかないでしょうね。リーンNOx触媒を使えば辻褄は合うでしょうけれど、さすがにそれやっちゃ恥ずかしいですから(^_^;)。

 後者は、大気より温度の高いEGRガスを大量に過給すると、過給器が耐熱温度を超えてしまうとのこと(やっぱ大量EGRは試しているんですね)。これは水冷式のEGRクーラーをインタークーラー並みに大型化することになるのかなぁ。過給器はルーツ式ですから、比重やコストを考えると、材料はアルミでやるしかなさそうだし、材料の耐熱性を上げる方向だと、熱による歪みが悪さしそうだし。

 もっとも、開発中の技術は企業秘密ですから、ぜんぶ正直に喋っているかどうかはわかりません。でも、「お答えできないところに関しては、『苦労している』と理解して下さい(笑)」というのに嘘はないと思います(^_^;)。

 もちろん、技術発表をしたということは、解決する見込みがあるということです。首尾良くスケジュールどおりに行くかどうかはわかりませんが、市販される日を楽しみに待ちたいと思います。






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Last updated  Mar 16, 2018 01:44:06 PM
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