天使のお気に入り

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僕の翼




僕は大きな翼を持っている。

この、どこまでも続く空の向こうへ飛んでいけるような。

この翼を動かして飛んでいくのはこの僕だ。

空に、舞い上がりたいという気持ちが僕の翼を動かして、

その、向こうへと僕の心を引き寄せる。

僕は今、飛び立ちたい想いでいっぱいだ。

もしも、誰かに翼を押さえつけられ、羽を抜かれても、

僕はこの翼をばたばたと、動かし続けるだろう。

だって、この翼は飾りじゃない。

飛び立つためにあるのだから。

当たり前だけれど、僕が翼を動かさなければ、

飛び立つことはできないのだから。

そして僕は、自由の空のもと

眼下の景色を楽しみながら、好きなように飛び続ける。

たとえ翼の怪我がいたんでも、この自由の喜びにはかえられない。

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