東京谷中、千駄木の思い出


わたしが東京の短大に進学するんでアパートを探しに来たときに泊まった旅館です。谷中には画家の叔父が住んでいて家があったんだけど、アトリエと一緒で泊まれる部屋がなくて、その旅館”澤の屋”さんに泊まりました。部屋に風呂はなく、朝食もみんなでとるような昔ながらの旅館でこじんまりしててアットホームでした。家にいるようなくつろぎを感じました。今は、外国の人に人気があるそうでほとんど毎日満室だそうです。外人は合理的だから安くて、しかも日本の生活を味わえていいということです。
田舎から出てきたようなその頃のわたしも”外国人”のようなもの。それでも、そんな寂しさを感じなかったんだから、世界中どこ行っても”心遣い”みたいなものは同じで共感できるんですね。特別なことはほーんとない旅館だけど快かったなぁー。
春はライラックと共に

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