今日は、日本語学科の友人Sちゃんと「長江」へ行こう!とバスで移動。中国の公共バスは、どこまでいっても1乗車1元(約15円)。もちろん、時刻表なんかありません。
来たバスに乗る←これ常識。
私たちの目的地へは、2番バスが一番近いので、待つ。
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きた!バスはかなり揺れるので気をつけて!
揺れて揺れて、ちゃんと写真がどれないぞ。
やはり雄大だ。
今日は曇りなのが残念。晴れていれば、「南京大橋」が見えるのにな。。。。。「南京大橋」はめちゃめちゃ大きな橋です。5年前、橋の中心部までタクシーで行き、歩いて最後まで渡りましたが、なんと 4時間 かかりましたから。。。。。スケールがちがうぞ、中国。
しばらく長江を眺めながら勉強。Sちゃんは、本当に勉強家だ。日本語科がある北京の大学院にいきたいとのこと。うん、Sちゃんならきっと大丈夫。カンバレ!で、今日は「平家物語」読みの勉強。使っていた教科書は、中国製で間違えてる箇所もちらほら・・・・。教科書が間違えてるってありか?日本じゃ考えられません。私のもっている本をコピーすることを薦めた。
で、今日はこれからおいしい「焼き餃子」を食べにいくことになってるのだが、時計をみるとまだ3時。お店が開くのが6時。うーん。まだ時間があるね。。。。。。「どうする?」とのSちゃんの問いに、、、、、、「前から行きたいところがあるんだけど・・・・・・。」と私。
そう、私は、5年前の友人「小張」に絶対会いたいと思っていた。彼女は5年前私が住んでいたホテルの受付をやっていた女の子で歳も近く、よく一緒に遊びにいったり、おしゃべりしたり、「小張」の家で餃子を作って食べたり、帰国後も手紙のやりとりをするなど、本当にいい友人だった。しかし、私が仕事を始めてから忙しさに追われて全然連絡をとれないでいたのである。
てがかりは、今までやりとりしていた手紙・「小張」の写真・彼女のパパ、ママの写真。この3つ。それから私の記憶で「小張」の家は古い学校の近くであったこと。
これで果たしてみつけられるだろうか・・・・・・
こんな困難な人探しなのに友人Sちゃんは笑いながら
と快く引き受けてくれた。Sちゃん、ありがとう!
d(゚Д゚ )☆スペシャルサンクス☆( ゚Д゚)b
で、住所を見ると・・・・Sちゃんも????????? Sちゃんは、蕪湖の出身。なのにわからない。どこにあるんだろ・・・・・。うーん。Sちゃんは道を行きかう人みんなに聞いてくれた。でも、みんな「わからない」タクシーの運転手にも聞くが「わからない」うーん。難航しそうだ。
やっぱり無理か・・・。あきらめようか・・・・。と思っていたら、
一人のタクシードライバーが「近くまではいける」とのこと。よし、とりあえず近くまで行って、記憶と写真手がかりに探そう!小張が引っ越してないことを願って。
タクシーに乗り込む・・・・・
だんだんデコボコ道になる。車が揺れる揺れる。かなり古い町並みになってきた。
なんだか見覚えがあるような景色かも・・・・。
学校の前で降ろされる。Sちゃんは聞き込み。私は記憶をよみがえらそうと、必死で景色とにらめっこ。うーん。
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キタタタタタタタ━━━(((((゚(゚(゚(((゚゚∀∀゚゚)))゚)゚)゚)))))━━━!!!!!!
あっここ。ここ来たことあるよ!5年前!
突然記憶がよみがえった。私はSちゃんをおいて、とにかく走った!ここ、ここ、ここだよね。絶対この家のどれかだ!
私は探した。そして叫んだ!
「小張!小張!小張!」
あっ・・・・・・
時間がとまる。
ドアの向こうに本当に本当に「小張」の姿が。
え?
本当に小張?
涙が溢れた。涙が止まらなくなって、「小張」の姿もかすんだ。
ドアの向こうの小張も泣いていた。
本当に小張だった。
会えた・・・・。本当に小張に会えた。
私たちはしばらく泣きながら抱き合った。再会を祝して。
Sちゃんも「本当によかったね!感動だね。」って言ってくれた。
突然の訪問にも関わらず、小張のママも大歓迎してくれて、ごちそうを作ってくれた。
みんなでそれを食べた。その間、隣人やら知り合いやらが入れ替わり立ち代り私たちのところへきて、歓迎してくれた。外国人がきたって噂はあっという間にひろがるらしい。中学生や高校生は日本語で「こんにちは」とか「さよなら」とか言いに来た。そんな些細な会話で私たちは盛り上がり、皆で乾杯した。
その後、小張とSちゃんと3人で公園までお散歩。その様子はまた今度のせますね!
今日は本当に感動の一日でした。やっぱり友人っていいね★