豪州育児日和

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2010.06.16
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カテゴリ: カテゴリ未分類
この事件を書こうか、どうしようか、かなり迷ったのですが、確かに私の中では大きな出来事だったし、何かの教訓になれば、と思い、恥を忍んで、書きますね。

優徹のキンディーへの贈り迎えは、夫がしたり、私がしたりしますが、たぶん、私がするほうが多いかと思います。

優介を小学校で下ろして、そのまま、優徹のキンディーへ向かいます。

その間、優希はお昼寝と言いますか、朝のお休みの時間なんですね。朝、5時半ころ起きて、ひと遊びして、家を出る前に授乳。車でユラユラしていると眠くなってしまうんです。そんな優希を車内に残し、優徹を「さっ」とキンディーに連れて行き、車に戻ってくる。この間、計ってみたのですが、3分くらいです。

今日も、いつものように、優希が車内で寝てしまったので、「サッ」と優徹を送りとどけ、車に戻ってみると、私の車のすぐ後ろに、一台、誰かの車がピタンと停めてあります。私も急ぐ用事も無いので、気長に車内で待っていました。

なかなか、車は動こうとしない。

そのうち、持ち主が戻ってきて、携帯で何やら話していました。

(゚Д゚)わたし 「何だ車が壊れたんだ。」

そう思い、私はまたまた気長に待っています。


ちょっと、お断り、とか挨拶があってもいいのになぁ~

と、思っていると、優徹のクラスの担任の先生が出てきて、

「あのね、警察がもうすぐ来るからね。あなたは、『赤ちゃんが寝ていたので、ほんの数分車から離れました。』って言えばいいからね。」

(゜Д゜) ハア??

何のことか全く理解できない私。
先生は説明してくれました。

私が車を離れている間に、赤ちゃんが車に残されているのをみた、他の園児のお母さんが、「赤ちゃんが息をしていない」と警察や救急車に通報したようなのです。それで、園へは問い合わせの電話がかかってきて、ちょっとした騒ぎになっている模様。

そう、言われて、(;゜ロ゜)ハッとしました。
ここオーストラリアでは、子供を車内において、車を離れるのは違法なんです。悲しい事件が後を絶たないので。でも、それは、ショッピングセンターなどで長時間放置したからであって、私のように、保育園で送りをする短時間では、暗黙の了解として、赤ちゃんを持つママたちの間では、行われていることなんです。寝ている赤ちゃんを起こしてまで、車から降ろし、3分後には、また、車に戻ってきてカーシートに載せるときにぐずるのは、100%確実ですし。

それを、見ていて、その通報したお母さんは気になっていたんでしょうね。
「良心」かもしれません。


「ちょっと!誰かの赤ちゃんが車の中で息をしていないわよ!!」

と叫ぶのが普通でしょうし、私が既に車に戻っているのに、通報電話をかけ続けるのは、尋常ではないように思えます。

電話を受けた救急センターの係は、以前、優介のキンディーの先生が転職した人だったので、キンディーに事実確認をしたため、警察や救急車への通報を事前にキャンセルすることができました。その元先生によると、この通報したお母さんは、通報好きのようで、救急センターのコンピューターにもたくさんの履歴があったので、何かがおかしいと思って、キンディーに連絡してくれたそうです。

通報をキャンセルされたお母さんはそれが不服だったらしく、まだ、私の車をブロックしたまま動こうとせず、優徹の担任の先生が、

「通報は、私が優徹のお母さんに警告することで取り消しになりました。


と、話を付けてくれてやっと、私は解放されました。

この間、1時間。
私は、反省し、後悔し、自問自答し、自分を責め、悩み、とても、混乱していました。

先生は、
「あなたの気持ちもわかるわ。 
 普通の親なら、赤ちゃんを少しでも長く寝かせてあげたい、って思うものね。
 でも、悲しい事件もあって、こんな法律があるから、以後、気をつけたほうがいいわ。
 もし、赤ちゃんが寝ているなら、車を入り口側に停めてくれれば、先生がだれか優徹を迎えに行くからね、そんなに落ち込まないで。」

先生の言葉に救われましたが、少し落ち込む事件でした。
みなさん、ガソリンスタンドや、スーパーなどで子供を車中に置いておく時には、このようなことがあるので気をつけてください。

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Last updated  2010.07.21 14:01:31
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