青信号はミドリなのに、

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2014.03.16
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カテゴリ: +sick
だが、死なない。

死ぬほどの痛みを伴って退院してきたけど
死にたいとは思わない。

枠の中で囚われているだけで終わるなら惨くも簡単だけれど
残念という言葉を付加されて終わるだけなら、あがくだけあがいて無茶したほうが楽

生きる価値を失った状態なら
親族に死へのスイッチを預けるけど、それまで懸命に生きる

死に迫る発言や本の中に生を見いだせなくなる時こそ
盲目に囚われている証拠だよ その思いは現実のものじゃない


まるでそれに囚われたいみたいにすがってるだけに見える

そんなの悲しすぎるじゃないか フラットに0の延長線上の上に立って、いいことがあれば上がり
悪いことがあれば、落ちてまた0に戻ればいいだけ
下っていくのは精神じゃなく、仮初めの自分 構築していくものを仮初でぜんぶ埋めてしまえ
0を基点につくり上げる才能のある君なら そんなこと造作も無いことだと僕は思うけど?

個人の才能の話じゃない
ないとしてもだ 薄っぺらな理屈で固めた頭をふるに横振りして
さりげなくビートに乗って俯いたままでいるなら 僕がそんなものすべてぶっ潰してやる

死ぬなんて言うな
自らで自らを貶めるな 他人に言われても跳ね返せ


そんな強さがあるんじゃないかと思っていた


数年前の記憶は風化した
今ある風景は決して美しくはない

ん?
痛かったよ、ああ、それはもう痛すぎる
肉が背中から突き刺される刃で神経や肉もろとも引きちぎられるかのようで


実際は、そんなじゃない
ただ、肺に刺されたという痛みはあった。
が、今は神経が傷つけられて痛いだけ

そんなことより
放射線だ
次は、大腿骨と中骨だっていうじゃないか
それと、あわよくば、肋骨と、肩甲骨
すべて痛みを取り除けたらベストだけど
こうやって死ぬまでの間に、痛いところを少しでも無くして安らかに死ねるときを模索してる段階だってことが
面白い
今の痛みを消すことは、将来、死ぬときに余計な痛みで苦しむことを避けるための行いだ
このままじゃ歩けなくなる
足の付根の骨が折れてね
今日も、腰の骨が悲鳴を上げていた
いつ折れるかわからないだけに
ちょっと焦った

パスタを茹でたままにしておいたから
気づいた時には、すべてヌルヌルだった。
もったいないから食べたけど。
いつか立ち上がれなくなる日も近い。
それを防ぐための緩和治療だ

余命もあと1ヶ月半





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Last updated  2014.03.16 21:23:35
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