青信号はミドリなのに、

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2014.03.29
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カテゴリ: +lie
呼吸苦しくハァハァ
母の背中乗ってた頃
まだ薄汚れた泥の味も知らなかった

意味もなく泣いた
まだその頃の僕にとっての理由は如何に不自然であっても
遠ざけることはしなかった
それが正しいと闇雲に信じて
そうじゃないと論破されるたび
それを覆す根拠を探し求めた


でも今手元に残った種は、ただの災いの元となった


土のなかに埋もれていたい
土というものに触れることすらなくなった
強風で公園の砂塵が吹き荒れることも
久しく経験してない

たまたま訪れた砂塵に見開いたその眼が
攻撃されたみたいに 痛めつけられることも
今ではなくなった 風はいつまでも吹いているのに その不可思議さを追求する脚も
今では自由に動かなくなった 誰に会うにしても 誰と向き合うにしても
昔はあんなに嫌っていた、人との壁と距離を取っ払って近づきたいと願っている僕がいることが
信じられるだろうか

変貌といえるもでのあったとしても 素直に喜べない言葉が此処にあることも然り


単純な話をすると
熱が出ても熱が感じられなくなった
今の体温は、39度5分
温かいね


身体もだるくない
心も落ち込んでいない
ただ、身体を蝕む腫瘍が脈々と生きるべく体中を侵食していっているというサインであるというだけ

ただそれだけの事実が 人を苦しめたり泣かせたり 人を絶望な気持ちに向かわせたり
時には、それを嘲笑する人々に出会ったりね

世の中は広いよ
どこまでも





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Last updated  2014.03.29 10:21:45
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