情けない・・・。
どこか遠くへ行きたい。
このもやもやを吹き飛ばして、
思い切り遠くへ行って忘れたい。
11月初めに京都に旅行したお陰で、
遠くへ行く快感みたいなものを知ってしまった。
今までどうやって我慢していたんだろう、この不満を、抑圧を。
そんな気持ちで、
私はたまたま二連休が取れた今日、千葉の鴨川に旅行するつもりでいたのだ。
しかし、先日になって一緒に行く人の家族の具合が精神的に悪くなり、
家を空けられないとの事で延期になってしまった。
泊まりは無理だけど・・・という友人と、
「どこか遠くへ行きたいね、なるべくいつも行かないようなところ」
と相談し、横浜中華街に行く事にした。
以前日記に書いたヘンな男と行ったきり、二年ぶりくらいだ。
横浜中華街は私の家から30分と掛からない。
だからちっとも遠くという訳ではないのだが、
友人は群馬の方から来るのでかなり旅気分の様子。
私も中華街の門をくぐる頃にはちょっと異国情緒に浸っていた。
夕飯は決めていた。
ヘンな男と行った小さな広東料理のお店。
男はヘンだったけど料理は凄く美味しかったのだ。
しかも店もヘンだったが味には変えられまい。
相変わらず店はヘンだった。
誰のか知らないけどテーブルの上にランドセルが開いて転がっていた。
お店の人も食べ方とか順番とかいちいちうるさい。
友人はちょっとキレ気味だった。
食事の後は中国茶。
関帝廟近くの中国茶のお作法が楽しめる喫茶店に入る。
私は青茶のちょっとお花の香りがする烏龍茶に近いものを飲んだ。
中国のあったかい白玉あんこみたいなお菓子も食べた。
店を出て買い物に精を出す。
月餅や中国茶などを見て回り、
ふざけたパンダグッズを買ったり、お香グッズを買ったり。
友人はタピオカのジュースみたいなのを飲んでいたが、
私は寒かった上に甘いものがそんなに好きではないので一口貰って終了。
その間にずっと欲しかった柚子茶を購入(韓国の名産なんだけど)。
最後に駅へ向かう途中に肉まんを買って立ち食い。
私は「まん」が好きな女だ。「まん」好きだ。
決して下ネタではなく、あの白いところが大好きだ。
むしろ花巻だけでもいいほどだ。
・・・と肉まんかじりながら思った。
しかし食べ過ぎだったので半分は母へのお土産にした(セコい)。
寒さに鼻水啜りながら先ほど帰宅。
千葉に行く気だったので不完全燃焼ではあったものの、
たまには「いつものところ」から遠ざかるのもいいものだ。
遠くへ逃げても結局私の悩みは消えない。
大声で騒いでも、笑っても、この苛々はまた職場へ戻ればもとのまま。
その一瞬、忘れられる瞬間があったとしても、完全には忘れられる訳もない。
それでも遠くへ行きたい。
大声で笑いたい。
美味しいものを食べて歌って、着飾って。
そうじゃないともう頑張れない。
どうかしているんだろうか、私は。
職場で泣く位なら一人で頑張らなければよかったのに。
・・・そんな冬を迎えた。
たぶん、きっと淋しいんだ。
誰かに会いたくて、独りぼっちを忘れたくて・・・とおくへいきたい。
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