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さざえん
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2006年04月28日
テーマ： レンタル映画(833)
カテゴリ： 映画
公開当時は警察１０００人対１人みたいなことが書かれてあり。 マジ？警察１０００人殺すの？と思ったら敵に回っただけでした。 そりゃそうだ。
ストーリーはベトナムでグリーンベレーとして活躍した男ランボー（シルベスタ・スタローン）は戦友に会いにとある土地に来たが戦友は戦争の後遺症で亡くなっていた。
近くの町に立ち寄ろうとした時にその町の警察署長ティーズル（ブライアン・デネヒー）に嫌がらせに遭い不当逮捕される。大人しく警察署に連行されたランボーだったがそこでも陰湿な虐待を受けるのだが…。
ベトナム戦争終結後、公にはされない戦争後の爪痕を浮き彫りにさせた作品。ベトナム戦争では平均年齢１９歳の若者が徴収され戦場に送り込まれましたね。そんな若者が国のため地獄のような戦地から帰還すると民衆は「戦争反対、世界に平和を、世界に愛を」と叫び帰還兵達に白い目を向け迫害。職にもありつけず、夜は眠れぬ戦地を思い出し不眠症となる。
山へ逃げたランボーが追っ手から逃げるため崖からダイブするシーンありましたよね。あれスタントマンなしで本人がやったんですよ。その後に腕が切れて出血し糸と針で縫うシーンもありましたが、あれは本当に怪我して切れて縫ったんですよ。
なにも弁明も弁解もせずに黙するランボーを演じたスタローンが似合ってましたね。トラウトマン大佐（リチャード・クレンナ）がやってきて山中に逃げたランボーと無線で話し合い「俺はなにも悪いことはしていない、そいつらが先に仕掛けたんだ」というセリフは原題の「First Blood」（最初の血）というタイトルにも反映され重く心に響きます。
ラストに堰を切ったように「みんな死んだ！」と話し始めたランボーにはベトナム戦争の帰還兵達の心の叫びのように感じました。
洞穴に隠れたランボーにロケットランチャーみたいなものをぶち込み倒したと思い能天気にその前で撮る若い州兵たちがランボーと実に対比している。 しかもアメリカ人って本当にこういうことやりそう（笑） 警察署にさりげなく置かれたクリスマスツリーはとても心に残っていた。楽しく幸せなクリスマスという日の設定がショックだった。
他に思い出のシーンは… 太い杭を作って野豚を殺すシーンですかね。しかも焚き火で美味そうでしたよね？
↓結構いい映画だと思います。平和がいいとは思うけど戦争の礎になった人も忘れちゃいけない
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