不妊治療の足あと ~説明会


私たちが希望した説明会は、体外受精についてのお話でした。
いままでタイミング法や人工授精をしたことは
あったのですが子宮筋腫のことを考えると
年齢的にも一番確実な方法がいいという夫婦での
判断があったからです。
説明を聞くのは、5,6組かなぁっと勝手に思っていた私は、
クリニックに入ってちょっとびっくりしました。
クリニックの待合のイスは、すでに多くのご夫婦で埋まっています。
20組くらいの方が集まっているのでは、ないでしょうか。
その人数と熱気みたいなものに少し圧倒されながら
ふたりで席に着きました。
しばらくすると白衣を着てマイクをもった先生が登場。
夫婦には、4枚ほどのガイダンスの流れが書かれた
プリントがくばられました。
先生は、順をおって体外受精について詳しく説明してくださいました。
一緒に説明を受けていたご夫婦のなかには、
先生に質問する内容も専門的で体外受精の知識が
しっかりしている方がおられてまたびっくりしました。
きっといままでも治療をされたことがおありなのかもしれません。
私は、聞いたことない新技術の用語にびっくりしながら
必死にメモをとっていました。

女性の卵の質についての話は、ショックを受けました。
女性は、生まれた時から卵の元になる卵母細胞の数が決まっており
成長して生理が始まると卵巣の卵母細胞がホルモンの刺激を受けて
成熟した卵細胞が排卵するということで、
排卵誘発剤を使うとその卵母細胞が普通の排卵の何倍もの数
消費され、くりかえすことにより卵巣がすかすかになってしまうと
いうものでした。
その卵も年齢により質がかわるということで
妊娠するかどうかは、卵の質(年齢と誘発剤の使用回数)で
決まるということでした。
その時の説明では、32歳まで90%とすると35歳が50%
38歳が10%ということで37歳のわたしは、10~50%ってこと、と
ほんとうにあせりました。(:_;)
そしてもっと早く20代のころに先生に出会いたかったと
心から思いました。
説明会は、午後9時を過ぎたころ終わりました。
長時間の説明も中身が濃く
今まで疑問に思っていたことのほとんどが
この説明会で明確になりました。
同時に夫婦ふたりでこの先生ならきっと・・・と
いう気持ちになりました。

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