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13. ほたるのおはなし / Cha-liang



小さな女の子が古くから伝わるおはなしを聞きました。
「もしほたるをほたるをつかまえて枕元に置いておいたら、
たくさんの星が輝く夢を見みることができる
とても美しい王子さまや王女さまが夢に出てくる」

女の子はおばあさんのひざに座って本当かどうかたずねました。
おばあさんは噛みタバコを一口噛み、
微笑んだまま首を振って何も答えません。
女の子はどうしても本当かどうか知りたくて、
もっといい夢が見たい、王子さまや王女さまの出てくる夢が見たいと思いました。

たくさんのほたるがピカピカ光ったり消えたりしていました。
ランプーの木がこうこうと輝いています。
女の子はこっそり出かけほたるを追いかけつかまえました。
きれいな箱にそのほたるを入れて、
枕元にそれを置き、いい夢を見るためにさっそく眠りました。

朝起てすぐ おばあさんと目が合いました。
どのぐらい楽しい夢を見たの?とおばあさんはからかってたずねました。
女の子は夢を思い出そうとしましたが特別な夢は見ていませんでした。
そこで、急いで箱を開けてみました。
箱の中にいたのは、一匹のただの虫。
ランプーの木の下にいた時ほど美しくありません。
おばあさんは微笑みそして教えました。
「本当の美しさを見たいのなら、
現実を閉じ込めてはいけない。美しいものを閉じ込めてはいけないよ。」

たくさんのほたるがピカピカ光ったり消えたりしていました。
ランプーの木がこうこうと輝いています。
女の子は箱を持って外へ出て、箱のふたを少し開けてそのすき間から中をのぞき込んで見ました。
箱の中の虫は、あの黄色い光を放って仲間のところへ飛んでいきました。

女の子は幸せそうな微笑みで眠ります。
枕元には何の箱もないし、何も閉じ込められているものはありません。
それでも、その夜の夢は星がたくさん輝くいい夢を見ました。
王子さまや王女さまにも会うことができました。

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原文はこちら⇒(未設定)

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