Magazine VI, Ramadan, VII, VIII, IX

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           古代エジプトから現代への便り
       ―想いを馳せるのは黄金と緑溢れた古代の日々―
                第6回

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   カイロ、エジプトからお届けする、観光のアドバイスや考古学に纏わるお話。
     古代のドラマチックな話も、現代の驚くべき話も聞けてしまうかも?!
          ネフェルティティが皆さんにお届けするのは
      気が向いた時だけに、ふら~りとお届けする気まぐれなお便り。
           たまに届く特報も耳よりな情報ですよ♪
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こんにちはっ。
今回も、私のメルマガを購読してくださって、本当にありがとう♪
初めましての皆様、メルマガ登録、ありがとうございます!

皆さんから、届くメール…。
いつも、読ませていただき、大切に保存しています。
ありがとう^^

そんな貴重なな読者の方に…ある企画を検討中。
特報として、お知らせしますので、お見逃しなく!!!

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~本日の目次~
*お知らせ
*ネフェルティティ近況報告
*今回のお題『サハラ砂漠&シーワオアシス』
*古代エジプト学マメ知識『オペラ・アイーダ』
*今日の一冊

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☆★お知らせ★☆

はい、皆さん!!
ビデオをセットしてください。
18日の夜!『世界不思議発見』を、か~な~ら~ず~見てくださいね!!
我が親愛なる先生、河合望さんが、テレビ初出演なさいます♪

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☆★ネフェルティティ近況報告★☆

大学も、中間試験の時期に突入しました。
毎日、勉強に追われています…。
勉強に疲れたとき、このメルマガを書いて休憩している…そんな感じです。

そう、嬉しいことがあるんです。
今年の年末は日本で過ごせる~♪
日本の年末年始は独特ですものね。
久しぶりの日本の冬が楽しみで仕方の無いネフェルティティです^^;

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☆★本日のお題『サハラ砂漠&シーワオアシス』★☆

今回は、ちょっと古代のことはお休みして、現代のことについてお話します。

去年の10月初めのことだったかな。
サハラ砂漠とシーワオアシスへ旅行に行って来ました。
金曜日の日の朝4時に出発して日曜日の夜遅くに帰ってくる、
しかも翌朝8:00からクラスという強行でした…。
初日は朝早くから、バスでバハレイヤオアシスまで約5時間かけて走りました。
カイロを離れると一気に活気が薄れて、
少し寂れた感じになっていくのだけど、
それと同時に夜空の星がとても綺麗に見えるようになるの。

バハレイヤから2台のジープに分かれて砂漠へ出発。
砂漠で一泊の野宿をする予定で、
食料やガソリン、タイヤに加えて毛布、テント、寝袋、薪の為の木材や炭を積んで。
2人の専用ドライバー(ベドウィンの人たち)が居て、
彼らによってキャンプを進めることになりました。

オアシスから出発してものの10分もすると、周りは砂の茶色と空の青だけ。
道路(と呼べるのかは知らないが)が一応あって、
道には迷わないようになっているのだけど、
なにしろ道が悪くて揺れる、揺れる…。
砂の上は雪の上と同じでハンドルが取られてしまう。
でも、対向車が来た場合は、どちらかが砂の上を走ることになる。
私達が砂漠を走ったちょうどその日は、モーターサイクルレイスィングの日。
つまり、何台もの対向車が来ることになったわけ。
しかも、向こうはレースなので、こちらが常に道を譲る…。
最高に怖かったです(苦笑)。

午後7時までは、とにかく走り続けました。
勿論、綺麗な景色の時は止まって写真を取って。
砂漠を見た感動は、言葉では説明できないくらい。
風が吹くと、一瞬にして、砂山が色や形を変える…。

7時がサンセットの時間。
凄く綺麗だった。この世と思えないほどに。
砂漠に沈む太陽が、白から少しずつ色を変えて、
オレンジになって、最後にピンクに近くなって消えて行く。
目に焼きついて離れないほどに美しい光景…。

夕日が沈んですぐ、暗くなる前にテントを張りはじめました。
ジープを縦横に並べて止めて風よけにして、
その横にベドウィン絨毯とマットを引いて。
その横にテントを立てて。その前では焚き火をする。
焚き火をする頃には完全に暗くなっていたから、
かなり寒かった。昼間の暑さが嘘のように、冷え込む…。
昼夜の気温の差を、身をもって体験した…という感じです。

夕食の後は、ずっとマットの上に寝転がって星空を見上げていました。
怖いくらいの静寂の中で見る満天の星空は格別。
カイロの喧騒が嘘みたいに感じられて…。
自分がすごくちっぽけな存在に思えて、
勉強とか生活とかで悩んでいるのが少し馬鹿らしくなって…。

翌日は朝6時半に起きて日の出を見たの。
朝方は夜よりも寒くて、セーターの上に防寒着を着て、震えていた。
7時半にキャンプを畳んでシーワに向けて再出発しました。

シーワオアシスは、今までのどのオアシスよりも大きくて綺麗な街だった。
街に入る手前に塩の海があったり綺麗な湖があったりして、魅力的。
カイロの人達は優しいと言っても少し擦れているけど、
シーワの人達は本気で良い人ばかりだった。
静かなオアシス町に住んで、世間慣れしていないだけなのかも知れないけど。

観光として、クレオパトラとアントニオが入ったというプールを見に行ったり、
死の山に登ったり、サンセットを湖で見たり、と街中を散策。
死の山に登った時に、感動的経験をしました。
そこは…まだミイラが発見された当時のまま残されているのです。
しかも、触ることができるのです!!
ファラオニック時代のモノは包帯でぐるぐる巻きになっていたのだけど、
ローマ時代のものはそのままに状態で白骨化していました。
思っていたよりも、固い…。
石になってしまっている…という感じでしょうか。
現地のガイドが、私がエジプト学を専攻していると知って、
ミイラの包帯を少し切って、お土産にくれたのですが…。
違法なのかどうなのかは知らないけれど、とにかく感動。
パリパリなんですよね、その包帯。
昔は、やわらかい布だったのね…と思うと、時間の流れを感じます。

シーワの街ではアルコールは一切表立って売られて居ないのだけど、
こっそり闇ルート(地元のガイドに交渉して教えてもらった)で
シーワ産のアルコールを手に入れることに成功^^
デイズで作られていて、アルコール度が異常に高いお酒。
スプライトか何かで割って飲むのだけれど、キツイ…。
一緒に行ったメンバーにも、苦手って人も多くて。
でも、慣れれば意外に飲めるものだと、私はかなり飲みました^^;

翌日の朝8時にシーワを発って、地中海沿いを走ってカイロに向かったの。
昼食に寄った、マルサ・マトロフという町は、
私が最も好きな場所のひとつになるくらい、綺麗な町でした。
さすが地中海!雰囲気はもうギリシャ。魚介類もおいしいし。
海の透き通り方は尋常じゃない。
思いっきり泳いできました。澄んでいて上から底が透き通って見える。
砂も白くて、夢のような世界…そう思いました。

カイロに戻ってきて…
「あ、本当に夢だったのかも」と、
喧騒の中で思いました、とさ(笑)。

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☆★古代エジプト学マメ知識『オペラ・アイーダ』★☆

こちらも、考古学とは何の関係もないですね…^^;

10月末…ギザのピラミッドの前でオペラ「アイーダ」が上演されます。
三年間、中止されていたらしいのだけれど、去年から再開。

「アイーダ」のあらすじは知っているでしょうか?
古代エジプトの悲恋物語なのですが。
権力と愛の狭間で死を選ぶしかなかった将軍と、敵国の姫君のお話。
興味があったらインターネットで調べてみてください。
http://www.operaaida.com (英語ですが)
ギザに到着して、思ったのは酷く寒いということ…。
大人っぽくセクシー(苦笑)に決めていたから、
あまり上着を着たくなかったのだけど、仕方が無かった…。
まあ、冬場の砂漠なんですから、寒くて当たり前ですね。

オペラに行った事は、本当に感動する思い出になりました。
というのも…。
ギザの三大ピラミッドの前に白いおおきな舞台が設置されていて、
そこで素敵なオペラ鑑賞が出来るわけです。
「アイーダ」を、ピラミッド前で見るなんて、そう無い事。
ただ残念なのは、マイクを使っているって事。
野外の、しかもだだっ広い場所なので、仕方ないのですが。

この時期にエジプトに来られる方…必見です。

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☆★今日の一冊★☆

私の好きな本を紹介しますね。
勿論、エジプト関係の本です。

『ツタンカーメン発掘記 The Tomb of TutAnkhAmen』
Howard Carter(ハーワード・カーター)著
酒井傳六・熊田亨・訳     ちくま学芸文庫 出版

言わずとしれた、悲劇の少年王、ツタンカーメン。
彼の墓を発見した、エジプト考古学者カーターと、イギリス貴族カーナーヴォン。
この二人の体験した様々な苦難、そして、大きな感動。
カーターが、その世紀の大発見を、リアルに綴った全記録です。
古代の王が、どのような埋葬を受けていたのかが、よく解ります。
新王国時代に興味を持っている方に、お勧めです♪


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Splendid you rise, O living Aten, eternal lord!
You are radiant, beauteous, mighty.
Your love is great, immense. Your rays light up all faces.
Your bright hue gives life to hearts.
When you fill the Two lands(Egypt)with your love,
Who made every land, vreated what is in it.
All people, herds, and flocks,
All trees that grow form soil;
They live when you dawn for them,
Your are mother and father of all that you made.
‘The Short Hymn To The Aten’ from Amarna Tombs

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           古代エジプトから現代への便り
       ―想いを馳せるのは黄金と緑溢れた古代の日々―
            <増刊号・ラマダン特集>

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   カイロ、エジプトからお届けする、観光のアドバイスや考古学に纏わるお話。
     古代のドラマチックな話も、現代の驚くべき話も聞けてしまうかも?!
          ネフェルティティが皆さんにお届けするのは
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今日から…というか、今現在(日本時間25日午前7時)から、
30日間、エジプトは「ラマダン」に入ります。
というわけで、今回は、増刊号と致しまして、「ラマダン特集」をお送りします^^

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☆★ラマダンとは?ラマダンって何をするの?★☆

イスラム教にとって大切な行事、それがラマダン。
フランス語では la carence。 欠乏・欠如・怠慢という意味らしい。

世界のイスラム教国ごとに、
イスラム学者や天文学者らがイスラム暦9月の新月を確認し、
イスラム教最高権威が断食月入りを宣言して、ラマダン月が始まるのです。
このため、国によって開始がずれることも、しばしば。

イスラム教徒は日の出から日没まで一切の飲食を禁じられ、
つばを飲み込むことも、喫煙、性行為も許されない。
ラマダンは自省と自己の欲望に打ち勝つ、精神的鍛錬の期間とされていて、
人間の精神的、肉体的な弱さと、神への依存を自覚することが目的。
断食は、空腹によって精神の清らかさを培うとともに、
食に困る貧しい人々の苦しみを体験し、 他者への思いやりを育む為だそうな。
普段、アラー(神)から授かるものに感謝し、
断食の苦しみによってイスラム教徒としての連帯意識を確認し合うというわけ。


ラマダーン月に、コーラン(イスラム教の経典)が天から降された、 とされています。
その聖なる月の期間には、次のようなことが定められているそうです。

<1>ラマダン中、つまり一ヶ月の間に、少なくとも一回は、
コーランのはじめから終りまで完全に読破するよう努めること。
また礼拝を規則的に行なうこと。

<2>慈善行為をすること。断食をすること。
断食の目的の一つは、空腹によって精神の清らかさを培い、
食に困る貧者の苦しみを体験することで 他者への思いやりを育むこと。
(慈善の施しをすることは、断食の目的に強くつながっています。)

<3>喜捨(ザカート)をすること。
ラマダーン月に、その年度のザカートを払うのがよいとされています。

<4>欲望に打ち勝ち、正しい行いをすること。
嘘をつくこと、他人の悪口、陰口、偽りの誓い、貪欲により、
せっかくの美徳も無効になってしまう。
勿論、良いことをするのはいつの場合でも望ましいことだが、
ラマダーン中は、特に、徳を心がけること。

<5>一日五回の礼拝とは別に、ラマダーン月中に行なわれる規定以上の礼拝をすること。
(個人の任意による追加的なものだそうですが、通常、夜の礼拝の後に行う)
この夜間の礼拝は、特にラマダーン月の最後の十日間には、 必ず実行すること。
なぜならば、ラマダーン月の最後の十日間のうち、奇数日の一日(27番目の夜)、
預言者ムハンマドが、天使ジブリール(ガブリエル)を通じて、
最初の啓示を受けたとされているから。

断食が免除される教徒も居ます。
病弱者、旅人、老人、妊娠中の女性、乳児を抱える母親、幼児、戦闘中の男子、
これらに当てはまる教徒は、その年の断食が免除されるのですが、
その代わりに、貧しいものに対しての、施しが義務付けられます。


そして、日が沈み、夕方5時に断食終了の合図がなると、
ナツメヤシの実(デーツ)を食べ、水を飲み、たらふく食べて、性向に走る…。
そして、とにかく遅くまで起きて、騒ぎまくる…。
家族や親戚、親友達と飲み食いをすることで、交友を深めるという意味もあるとか。
この時期、故郷への帰省をする人が多いのは、こういう意味なのでしょう。

ラマダン期間中は、皆様、よく太ります^^;
お腹の皮と背中の皮がくっつくほどにお腹を空かし、一気に食べる。
しかも、結構良いものを作って食べてるので。

そして、満足するまで欲を満たした後は、
少し寝て、明け方5時に、断食前の食事(スフール)をし、再び断食を始めます。


とはいえ、イスラム教の皆さんのお仕事は、ちゃんと朝から晩まであります。
自営業でない限り…ですが。
でも、昼を過ぎた頃になると、動きも鈍くなって、仕事も勉強もはかどらないようです。
職場に居るだけ、授業に出てるだけ、という人も結構居るみたい。

そして、イスラム教徒ではない人間にも、
ラマダンというのは、結構な影響力があるんですよね。
お店は閉まるわ、昼食をとるのも水を飲むのも遠慮してしまう。
周りの人たちがしているから、ちょっと気がひけてしまうというわけです。
私も、やはり、大学の友人や、メイドさんたちを気にして、
ラマダンの時期には、彼らの前で食事をしないことにしています。

ラマダンの断食が終わると、次の月(シャウワール)が始まります。
最初の3日間は、それはそれは盛大なお祭り、イード・ル・フィトルになります。
イードとは、「祭典」の意味で、アラーの教えを、無事に成し遂げたことを感謝し、
友人や家族、親類が集まって、贈り物を交換するという、楽しい時間になります。

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さて、今回のラマダン特集、楽しんでいただけたでしょうか?
イスラム教ならではの、こういった慣習は、
日本では、味わうことの出来ないものですよね。

この時期に、街中のいたるところに飾られる、ラマダンランプも、
結構可愛い飾り物なんですよ^^
ラマダンランプをかたどったキーホルダーなども売り出されて、
国中がお祭り騒ぎになるんです。

この時期にアラブ諸国を旅されると、また違った一面が見えて、
楽しいかもしれませんね。


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           古代エジプトから現代への便り
       ―想いを馳せるのは黄金と緑溢れた古代の日々―
                第7回

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   カイロ、エジプトからお届けする、観光のアドバイスや考古学に纏わるお話。
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最近、真面目にメルマガ発行しているネフェルティティです(笑)。

今回も、私のメルマガを購読してくださって、本当にありがとう♪
初めましての皆様、メルマガ登録、ありがとうございます!
読者の人数が、毎度増えていってくれるので、発行のし甲斐があるというもの。
これからも、どうぞよろしくお願いします^^

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~本日の目次~
*ネフェルティティ近況報告
*今回のお題『神々の闘争』
*古代エジプト学マメ知識『ホルス名とセト名』
*今日の一冊&間違い探し

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☆★ネフェルティティ近況報告★☆

中間試験も終わって…ほっと一息ついて、これを書いています。
色々と難しい問題も出たし、
ヒエログリフの解読に「はい?」というのもあったけれど、
なんとか、無事にクリア出来たんじゃないかな?と思っているところ。

もう11月なんですね~早いものです。
エジプトは『ラマダン』に突入してから、いつもと違った雰囲気になっています。
(ラマダンは、ラマダン特集をご覧になってくださいね。)
もちろん、この時期、気候もずいぶんと変わりまして、ちょっと寒いです。

エジプトの冬というのは、気温は日本の冬ほどではないのですが、
夏の猛暑を体験して、身体の体温が上がっているせいで、
非常に寒く感じるのです。
もっとも砂漠に近くなると、比にならないほどに極寒なのですが、
ナイル川沿いは都市ですから、暖かい方なのです。

さて…それでは、本題に入りましょう^^

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☆★本日のお題『神々の闘争』★☆

神々の闘争…というと、通常はホルス神とセト神の争いのことを指します。
これには、長いお話…神話があるんです。
その神話をお話しましょう。

大地の神であるゲブと、天空の女神であるヌトの間に、
オシリス、セト、イシス、ネフティスという、4人の兄弟姉妹が生まれました。
この4人が誕生した時から、この神話は幕を開けるのです。

オシリスは、エジプトの王となって、立派な政治を行っていました。
人々の信頼を勝ち得て、妹であるイシスと結婚します。
また、セトは、妹であるネフティスと結婚します。

セトは、信頼を勝ち得るオシリスを妬ましく思い、
また、そのエジプトの王権が欲しくて、仕方ありませんでした。
セトは、王権を奪う為に、反乱を企てます。
オシリスはセトに殺され、ナイル川に投げ捨てられてしまいました。
オシリスの身体は、ナイル川を下り、地中海に流されて、
ビュブロス島の港に打ち上げられ、
見つけた木の女神によって 木の下に埋葬されました。

夫の死を嘆き悲しんだイシスは、ビュブロスに行き、木の女神に願い、
オシリスを生き返らせることに成功します。
再びエジプトに舞い戻って王権を握ったオシリスを見て、
セトは我慢がならず、またオシリスを殺害します。
そして、今度は二度と生き返ることが無いようにと、
その身体をバラバラに刻み、エジプト全土に、ばら撒いてしまったのです。
このことから、セトは悪の神となります。

イシスは、エジプト全土を旅し、夫の身体の断片を拾い集めます。
そして、集まった全ての断片を復元し、生き返らせることに成功しました。
イシスは魔術の女神です。つまり、死者を生き返らせる魔法を使えたのです。
このことから、イシスは、魔術だけはなく、愛と再生の女神となります。
(この様子は、アビドスのセティ1世葬祭殿に描かれています。)

ただ…イシスが根気よく集めたオシリスの肉体には、
一部だけ、足りないものがありました。ペニスです。
なぜかと言うと、ナイル川に生息する、オキシュリンコスという魚に
食べられてしまい、跡形すら、残っていない状態だったのです。
そのため、復活したオシリスには、男性としての性機能が備わっていませんでした。

しかし、その後、イシスは、オシリスとの間にホルスという息子をもうけます。
性行為が無くても子供が生まれる…という奇跡的なことでは、
ホルスが神として、正統な血を引いているという証明が出来ません。
そこで、イシスは、妹のネフティスに、ホルスを育ててもらう事にします。
ネフティスは、美の女神であると同時に、
その身体からのミルクには、神権を与える力があるとされていた*からです。
ネフティスは夫の犯した罪を知り、オシリスとイシスへの償いの意味を持って、
セトには秘密で、ホルスに乳を与え、神として育て上げました。

育ったホルスは、父親を殺害したセトに大きな恨みを抱きます。
復讐を誓ったホルスは、何度かの戦いを経て、セトを打ち負かします。
(この様子は、エドフのホルス神殿に描かれています。)
そして…全ての戦いが終わった後、
オシリスは冥界の王、ホルスはエジプトの王、セトは不毛である砂漠の王として、
それぞれの場所を治めることになったのでした。

おしまい。


*ネフティスはしばしば、牛の姿で描かれます。
そのミルクから神権を得るという考えがあってか、
ハトシェプスト女王は、自分の王権を正統化するために、
自分はネフティスのミルクによって育ったと宣言しました。
そして、ネフティスである牛のミルクを飲む、自分の姿を、
ルクソール西岸(ディア・エル・バハリ)の、自分の葬祭殿にレリーフとして描かせまし
た。

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☆★古代エジプト学マメ知識『ホルス名とセト名』★☆

ホルス名とセト名と言われて、
今お話した神話が頭に浮かびましたね?
はい、それでいいんです^^

王達が、自分の名前を「セレク」というもので囲っていたのはご存知でしょうか。
「カルトゥーシュ」が始まるよりも、前の初期王朝のお話ですが。
カルトゥーシュは第4王朝からで、セレクはもっと以前のものです。
このセレクは、ヒエログリフにその名残りを残していますが、
王宮を現していると思われます。
つまり、このセレクの中にある名前は、
常に王宮にいる人物…つまり王を指しているということです。

そして、このセレクの上に、常に鳥が鎮座しているのです。
通常、ハヤブサである、ホルス神が描かれているのですが…。

第2王朝のペルブセイン王のセレクの上には、セトを現す獣が鎮座しており、
その次のカセケムイ王のセレクの上には、その獣とホルス神が居るのです。
そして、その次の王からは、ホルス神だけになります。

確かなことは解っていませんが…もしかしたら、ですよ?
この時代、神話にあったのと、同じような闘争が、
王達の間で行われていたのかもしれないと言われているのです…。
まったくの推理ですから、根拠のほどはありませんが…。

そしてその後。
ホルス神は、王と一体化して考えられるようになります。
王は神であり、またエジプトそのものである、と考えられるわけです。
つまり、ホルス神=王=エジプトという方程式が成り立つ…というわけ。
王の体調が悪くなると、それはつまり、エジプトの神の体調が悪いということで、
エジプトの大地に、なにか悪いことが起きる…と考えられたのです。

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☆★今日の一冊★☆

私の好きな本…というよりもエジプトに旅行するのなら、
必ず持ってこなくてはならないだろうという、この一冊をご紹介。
といいますのも、冬はエジプト旅行に最適の時期ですからね。
是非、エジプト旅行をご計画なさってください!!

『地球の歩き方・エジプト』
ダイアモンド社 ダイアモンド・ビッグ社 出版。

エジプトに住む私も、周りの日本人も皆所持している一冊です。
ローカルなところから、有名な観光地まで、情報満載。
ちなみに、2003~04版のこの本…おおきな間違いがひとつ。
見つけたら、あなたはエジプト通です!ヒントは…43ページの写真!!

…さて、間違いは解ったでしょうか?
アブシンベル神殿の写真をじっくりとご覧ください。
右と左が反対に印刷されてしまっているんですよ。
左から2体目の像が崩れていなければならないのに、
この写真では右から2体目になっているでしょう?

…ちなみに、この間違いについて、編集部にメールしておきました(笑)。

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When you dawn their eyes observe you,
As your rays light the whole earth;
Every heart acclaims your sight,
When you are risen as their lord.
When you set in sky’s western lightland,
They lie down as if to die,
Their heads coverd, their noses stopped,
Until you dawn in sky’s eastern lightland.
Their arms adore your ka,
As you nourish the hearts by you beauty;
One lives when you cast your rays,
Every land is in festivity.
‘The Short Hymn To The Aten’ from Amarna Tombs

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           古代エジプトから現代への便り
       ―想いを馳せるのは黄金と緑溢れた古代の日々―
                第8回

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   カイロ、エジプトからお届けする、観光のアドバイスや考古学に纏わるお話。
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~本日の目次~
*ネフェルティティ近況報告
*今回のお題『消滅した太陽神殿』
*古代エジプト学マメ知識『ファラオの語源』
(今日の一冊はお休みします)

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☆★ネフェルティティ近況報告★☆

今学期も残すところあと一ヶ月。
期末試験は近づいてくるし、論文の締め切りはあるし…。
ちょっとパニックになり気味ですが、なんとかやってます。

エジプトは寒くなりましたよ~。
ちょっと分厚い上着を着ていないと、夜なんて外に出られません^^;
灼熱と極寒、どっちが好き?と言われたら、極寒、と答えますけど。
(冬が好きなので…)
それでも、出来ることなら、これ以上は寒くならないでほしいなぁ…。

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☆★本日のお題『消滅した太陽神殿』★☆

太陽の神であり、また神々の最高神であった、ラーの名前は聞いたことがあるでしょう
か。
アメン・ラー神として呼ばれていた神のことです。
「アメン」とは、「隠れたる者」という意味で、
太陽神ラーに隠れて同一化していたもの…という風に理解してください。

そもそも、古代エジプトで太陽神の信仰が成され始めたのは、
古王国時代のこと。ピラミッド時代が最初と言われています。
カフラー王(第4王朝)から後、「ラー」という文字が、
殆どの王の名に入っていることからも、それが解ります。
それまでは、来世信仰(冥界の王、オシリスへの信仰)が勢力を極めていました。
太陽信仰は、後に、来世信仰と合体するのですが、その話は置いておいて…。
ここでは、太陽信仰をしていた頃に建設された、太陽神殿のお話をします。

ネウセルラー王など、第5王朝の王達は、こぞって太陽信仰をしています。
そして、壮大な太陽神殿の建設を手がけたことが解っています。
王たちが建てたという太陽神殿は、現存していませんが、
ネウセルラー王の太陽神殿と思われるものの、痕跡がアブシールに残っています。
(アブシールは、ギザとサッカラの間の地域のことを指します。)

太陽神殿とは、そもそもどんなものなのか…と言いますと。
神殿の正面に、巨大な角柱形のオベリスクが建てられており、
(オベリスクの形は、ベンベン石に由来すると言われています。)
アケト(増水期)、シェムウ(収穫期)といった、季節のレリーフが描かれ、
神殿の南側には、船の模型が安置されていたと思われます。
(全ての太陽神殿がそうだったとは限りません。ネウセルラーのものを参考に。)

さて…では、なぜ、王達は、いきなり強力な太陽信仰を始めたのでしょうか。
これには、ヘリオポリス神学が大きく関係していると考えられています。
(ヘリオポリスは、カイロよりも北に下った場所に位置しています。)
ヘリオポリス神学とは、いわゆる太陽信仰をしていた学問のことです。
そして、第五王朝の最初の3人の王が、
ヘリオポリスの太陽神官の息子であった…と、この時代の物語に書かれています。
また、王達が娶った妻が、ヘリオポリスの出身であったとも言われています。
これらが事実かどうかは、まったくもって定かではありませんが、
この時代の王たち、もしくは王族の力ある人間たちが、
ヘリオポリスと深い関係を持っていたことは、間違いないと思われます。

この太陽神殿から建てられるようになったであろう、オベリスクが、
その後、様々な神殿に建てられるようになった…ということ…。
あの有名なハトシェプスト女王のオベリスクも、
ルクソール神殿からコンコルド広場に贈られたオベリスクも、
この太陽神殿が由来している…と考えると、長い歴史も短く感じられますね^^

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☆★古代エジプト学マメ知識『ファラオの語源』★☆

「ファラオ」と聞いて、皆さん、すぐにエジプトの王を思い浮かべることでしょう。
なぜ、エジプトの王は「ファラオ」と呼ばれるのか…。
どうして、エジプトの王だけが、ファラオという別名を持っているのか…。
不思議ではありませんか?

では、現代の私達が良く知っているものについて考えてみましょう。
「ホワイトハウスが、昨夜、発表しました。」
という文章を読んで、皆さんは、誰が発表したと思いますか?
もちろん、アメリカの大統領ですよね。

それと同じことなのです。
「ホワイトハウス」が、大統領の代名詞であるように、
「ファラオ」は、王の代名詞なのです。

ファラオとは、ヒエログリフで、pr-‘3 (ペル-アァ) 
“Great House“ という意味なのです。
大きな家に住んでいる人…つまり王、という感覚なわけですね。

因みに、王が、ファラオという代名詞で呼ばれ始めたのは、
新王国時代の中ごろ(第18~20王朝あたり?)のこと。
それまでの数々の王達のことを、
間違っても「ファラオ」とは呼ばないようにしてくださいね。

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Singers, musicians, shour with joy,
In the court of the benben-shrine
And in all temples in Akhet Aten
The place of truth in which you rejoice.
Foods are offered in their midst,
Your holy son performs your praises,
O Aten living in his resings,
And all your creatures leap before you.
Your august son exults in joy.
O Aten living daily content in the sky
Your offsprings, your august son , Sole one of Re;
The Son of Re does not cease to extol his beauty,
Neferkheprure, Sole-one-of Re.
‘The Short Hymn To The Aten’ from Amarna Tombs

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           古代エジプトから現代への便り
       ―想いを馳せるのは黄金と緑溢れた古代の日々―
                第9回

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   カイロ、エジプトからお届けする、観光のアドバイスや考古学に纏わるお話。
     古代のドラマチックな話も、現代の驚くべき話も聞けてしまうかも?!
          ネフェルティティが皆さんにお届けするのは
      気が向いた時だけに、ふら~りとお届けする気まぐれなお便り。
           たまに届く特報も耳よりな情報ですよ♪

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こんにちは。
今回も、私のメルマガを購読してくださって、本当にありがとう♪
初めましての皆様、メルマガ登録、ありがとうございます!

去年の私の持っていた過去ログが、PC死亡と同時に消え去ってしまいました…。
記憶に残っているものを頼りに、同じ内容は書かないように心がけます。
が。万が一、同じ話題になったらゴメンナサイです…。

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~本日の目次~
* ネフェルティティ近況報告
* 今回のお題『新発見!等身大のカバ』
* 古代エジプト学マメ知識『カバの神さま』
* ♪NEW メルマガ♪

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☆★ネフェルティティ近況報告★☆

本日カイロの気温は40度ジャスト。
酷く暑いです…。
本格的な夏になる前からこの温度ですから、
真夏の温度…想像がつくというものですね(--;)
真夏になる前には、エジプト脱出を!
というわけで、6月6日の朝6時。日本に帰国します。
約3ヶ月の夏休みというわけです^^

さて。
相変わらずのエジプト留学生生活。
砂嵐やなんやらと、色々と生活に支障はありますが。
なんとか頑張って生きてます(笑)。


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☆★本日のお題『新発見!等身大のカバ』★☆

皆さんにこのニュースをお届けできることが、本当に嬉しい!
私の敬愛する教授が、ルクソールで大発見をしましたよ~♪
前にも、何度か名前が登場してきていたと思います。ホーリグ・スールジアン博士。
日本に講義で来られた事もありましたし。

彼女率いるドイツ発掘隊が、この冬も発掘をしていました。
場所は、ルクソール西岸の「アメンホテプ3世葬祭殿」跡。
観光では、メムノンの巨像として知られている2体の像の後ろに当たります。
(あのメムノンの巨像、あれ、アメンホテプ3世の像なんです。)

一神教を信仰したアクエンアテン王のお話は、前にしたと思います。
アクエンアテンは、18王朝に生きた異端王。
変わり者として有名な王だったわけですが、その父が、アメンホテプ3世です。
この父親も相当な変わり者であったことが解っています。
その母であるティ王妃の貴重な像を発見したと、
エジプト政府のファルーク・ホスニ文化大臣が発表しました。
この12日のことです。
あまりに美しい像で、見たものは思わず感嘆をあげてしまうような素晴らしさ。
この王妃の像が完全な状態で発見されたのは、歴史上初めてだそうです。
水の中に埋まっていた彼女の像は、ホーリグ博士のもとで大切に扱われ、
現在(2003年度発掘は先月で終了)は、また発見された場所に埋められ、
2004年度の発掘時期(今年の12月)まで眠っています。

ティ王妃の像が発見されてからも、ホーリグ博士は必死に捜し求めてやみませんでした。
彼女が本当に発見したいと、切実に思っているものが、まだ出て来なかったからです。
アメンホテプ3世葬祭殿を自分の発掘現場においてから、彼女が何年も探していたもの。
それは、相当昔、この葬祭殿で発見され、それからまた行方が解らなくなってしまった
エジプシャンアラバスター製のカバの像。

偶然の産物とは恐ろしいもので、
以前にカバを発見した発掘隊と共に働いた農夫の息子が、
偶然にも発掘現場の近くで農作業をしており、
その男を、これまた偶然、ホーリグ博士が話し相手にしていた時に、
そういえば…と、彼が「カバ」のありかを教えてくれたらしいんです。
そして、男の言う場所を掘っていたら…真っ白なブツが!!
…神殿の地下から頭部のない実物大の大きなアラバスター製のカバが出てきました。

というわけで、長年の夢を、博士は実現したわけですね♪
このカバの像、皆さんにお目みえできるのは…まだまだ先のことかもしれませんが。
そのうち、ホーリグさんが、写真を入れた本を出版してくださるでしょう。

(以上、発掘関係者からの情報を元に書きました。)
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☆★古代エジプト学マメ知識『カバの神さま』★☆

上の話を読んでいて、どうしてカバなの??
と思った方、いらっしゃると思いますので、簡単にご説明。

エドフ神殿というのがナイル上流にあります。
この神殿の壁に今も多く残る、ホルス神がカバに姿を変えた宿敵セト神(砂漠と悪の神)
を槍で突き刺して殺すイメージがあることから、セト神=カバ 
という風に信じられていた可能性があります。

カバがワニと戦って勝っている絵もあったり、
カバを丁重に扱ったりしている壁画も多く残っていたりする他、
古代エジプト4大神というものに、セト神が選ばれていたりすることからして、
セト神が、人々に嫌われていたというわけではありません。
むしろ、好まれていたくらいではないでしょうか。

しかし、そんなカバの像を等身大で、
しかも、エジプシャンアラバスターで作ってしまうなんて、
アメンホテプ3世は、よほどの変わり者だったのでしょうね…。

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