太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

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2006.06.22
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カテゴリ: アラカルト
何か問題が起きると、「政治が悪い」「学校が悪い」「先生が悪い」などと言いがちだが、他に責任を転嫁していては何も解決しません。親が、「全て悪い」と反省することです。

戦前までは、父親は子供をゲンコツで叩いて教え、隣近所の人も子供が悪いことをしていると叱ったものです。動物も人間も、大きくなってからで反発するだけだが、自我が芽生える九歳頃までにしっかりと躾をすれば自然と身につくものです。

◆生まれたばかりの虎の赤ちゃんは、おっぱいが欲しくてお母さんのお腹に寄っていき、乳首を探し当てると、その周りを両足で挟んでおっぱいを押し出そうとします。
ところが、前足をかけられた母親は、すごい勢いで我が子を蹴ります。ときには、赤ちゃんは一メートルも吹っ飛びます。おっぱいを飲みたい一心の赤ちゃんは、蹴られても、蹴られても寝そべっていているお母さんのお腹にスリ寄っていきます。
そのうちに、赤ちゃんは前足の鋭い爪を立てないことを覚えます。これは、爪が鋭い武器であることを教えるとともに、仲間といるときは爪を立てないように教えるのだといいます。

二週間ばかりすると、今度はおっぱいを飲んでいる子供の首筋に激しく噛みつくようになります。
その頃には赤ちゃんの乳歯がはえ始め、乳首を噛むようになるからです。
そこでお母さんは、歯もまた危険であることを教えるために、わが子の首を噛むのです。

◆この頃では、暴力禁止といって体罰を禁止するが、(こんなことを言うと非難されると思うが)人間の親も虎の教育を見習って、ときには体をもって教えることも大切です。この頃の子供たちが、暴力を振るって人を殺してしまったりするのも、幼いときの厳しい躾の不足からくるような気がします。


そして3歳過ぎたら子供の人格を認めて話して聞かせてから、もし分からないときは体罰もしました。3歳までに躾れば、恨みは残らず躾だけが残る。3歳過ぎてそれをしては、恨みだけが残って躾は残らない」とある主婦は言います。

欧米では、物心がつくまでの子供は厳しく躾られます。
親が愛情に溺れて我が子を甘やかすのは養育責任の放棄であるとして世間の指弾さえ浴びます。
とくに将来上に立つ階層の子ほど厳しく、高校に入る頃にようやく自律が認められるのが伝統です。
躾のためには、自我が出るまでに体で覚えさせることも大切だと思います。





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Last updated  2006.06.22 05:22:27
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