太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

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2006.07.27
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カテゴリ: アラカルト
人には、認められたいという気持ちがあります。ほめられたり、相談されたりすると、自分が認められたと思って、誰でも気持ち良くなります。子育てにおいて、親や先生に大切なのは、自信を持たせるほめ言葉や励ましの言葉です。

京都大学元学長の平澤興さんは、「教育とはほめることです」と言っています。

ある水泳選手は、不利という下馬評を覆し、オリンピックで見事金メダルを獲得しました。その陰に猛練習があったのは当然だが、一番効いたのは「お前が世界で一番速い。本気を出せば必ず金メダルが取れる」と毎日コーチから吹き込まれた言葉でした。

画家の斎藤吾朗さんは、幼い頃からヤンチャで、家の襖、壁、柱など、何にでも鉛筆やチョークで落書きをして回る子でした。お父さんが病気がちのため、お母さんが呉服の行商で家計を支えていたのだが、お母さんは落書きを怒らず、「ゴロちゃん、また新しいのを描いたのね。上手だね」とほめてあげました。それで吾朗少年はますます調子にのり、曇ったガラスには指で、地面には棒きれで絵を描くようになりました。

小学生になってからは絵画教室へも通い、多摩美術大学で油絵を専攻し、画家になった斎藤さんは、「思えば、私の画家としての生涯は、落書きを『上手だね』と言ってくれた母のほめ言葉で始まったのです」と語っています。

言葉は、人の心をプラスにもマイナスにもコントロールします。
人を一番やる気にさせるのは快感情報です。
「あなたは本当に良い子ね。必ず素晴らしい人になる」
と言い続ければ、だんだんそういう子になっていきます。


ほめるということの神髄は、探してでもほめることです。ほめるところがないと言うのは、相手に対する愛情が不足している証拠です。心中に相手を愛する温かい気持があれば、短所の中にも良いところを見いだすことができます。

愛情を持って子供や部下を見つめ、良いところを探し出し、その開花に期待してほめて育てる。
そうすれば、人間の命は輝きます。快感情報に反応するのが、人間が本来持っている命の火です。





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Last updated  2006.07.27 04:46:22
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