太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

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2006.09.26
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カテゴリ: アラカルト
1.情報化社会ほど人間を大切にする
いくらコンピュータ社会になろうとも、コンピュータは単なる機械であって、そこに魂を含むのは人間です。
機械の後ろにいる人間を忘れて、薄っぺらな加工情報に振り回され、何でも知ったつもりなっていると判断を誤る危険性が高まります。

また、コンピュータさえあれば何でも一人でできそうな錯覚をお越しがちだが、仕事は多くの人の力を借りて初めて成り立つものです。
力を貸してくれる人間の気持ちが分からないで、誰が協力してくれるでしょうか? 

ましてや。仕事の対象は人間そのものです。
人間に対する観察力とか興味がない人は、必ず取り残されていくはずです。人々の表情や行動、考え方に関心を持って、生の人間観察力を磨くことがますます大切な時代です。

2.情報化社会では一般教養の広さが問われる

現在は、本人にその気さえあれば、誰でもが必要な情報を自由に素早く取り出して、大量に蓄積したり自由に利用できる社会です。


そうしないと、情報洪水の中に埋没してしまって、木を見て森を見ずということになりかねません。

戦後、経済界切っての情報人間といわれた伊藤忠の瀬島龍三が歴代の調査部長に残した三つの教訓があるが、それは今にも通用する原則です。
◆机の中を空っぽにせよ。むやみやたらに情報を詰め込むな。
◆部分にこだわらず全体から入れ。地球を網で包むような感覚で捉えろ。
◆情報はあくまでも素材である。その素材をキラキラと輝かせるのは人間の頭脳である。

情報は、利用してアイデアを生み出すことに意義があるのであって、集めることには何の意義もありません。
集めた情報から本質をつかみだし、それを新しい切り口で、どう組み立て直すかが大切です。
それには、その人の教養の広さと深さが問われることになります。

3.情報化社会では自分の問題意識が試される

解釈上の問題が起きない定型情報は、コンピュータなどを使って低コストで迅速に共有化することができます。
ところが真に価値ある情報は、多様な解釈が可能で、その内容が正しく相手に伝わらなければ意味のない文脈情報に多く、その取り扱いが勝負となります。


人間は耳や目が無条件に情報を捕捉するのではなく、関心のあるものにしか反応しません。
従って、何に関心を持っているかで集まってくる情報が違ってきます。
情報が増えれば増えるほど、しっかりとした問題意識を持っていないと、情報洪水に流されてしまいます。

◆異質の生情報を大切にする
同質の情報や加工情報だけに偏ることなく、異質の情報で多面的に見ることで初めて物事の本質が見えてきます。


◆情報をどう編集し直すかが問われる
複雑な情報を自分なりの新鮮な切り口で編集し直すことによって、新しいものが生まれます。
その切り口がいかに独創的で新鮮かが、智慧の時代の決め手となります。





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Last updated  2006.09.26 05:02:26
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