太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

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2006.12.25
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カテゴリ: アラカルト
【幸せ感=充足÷欲求】と序章で書いたが、欲求を「もっと、もっと」とドンドン膨らましてゆくと、充足もドンドン膨らませていかないと満ち足りた気分になりません。

でも、逆に高まる欲求を抑えれば今のままでも幸せ感は高まるはずです。
幾らお金があり長生きしても空しい心の人もいれば、お金や地位など目に見える物には恵まれていなくても、毎日を充実した気持ちで心豊かに過ごしている人もいます。

幸せとは心の平安です。
それは、他人と比較したり、無い物ねだりをする心を抑え、「いま、ここにあるがままの状態」に感謝し満足することでも手に入ります。

幸せとは、幾ら儲けたかとか何歳まで生きたかという量の問題ではなく、与えられた時間の一瞬一瞬を心豊かに過ごす質的なものの中にあると、この歳になると思います。

それには、江戸時代末期の歌人橘曙覧が

楽しみは 朝起き出でて 昨日まで なかりし花の 咲ける見るとき

と詠むように、古来の日本人が大切にした時間や教養、精神と言った目に見えない物を大切にすることではないかと思います。



日本では世帯所得が年1,500万円以上になると所得が増えても幸福感は高まらず、米国では20万ドル以上で幸福感が落ちるなど、一線を越えるとお金があっても幸福になれるということではないらしい。

現代社会は様々な「効用」の観点からみれば利便性は高まっているが、生活満足度は「効用」の面から見れば不便な昔の人の方が高く、幸福感と効用は異なるとも言われます。

また、因果関係は不明だが次のような日米の共通点もあるようです。
・結婚している人は幸福で、子供の有無は幸福感にあまり影響しない。
・喫煙する人は不幸だが、飲酒は幸福感に影響しない。
・利他的な人ほど幸福感が高い。
・失業している人は不幸で、それまでの給与と同じ失業保険をもらったとしても不幸。





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Last updated  2006.12.25 06:48:40
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