太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

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2014.02.04
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今日から四苦八苦のもと「生老病死」のうち「生」を苦とせず、林住期を日々楽しく心安らかに生きるための智慧について書いていきます。

◆あらゆるものは自分の心の影にすぎない
その昔、中国留学の夢を抱いて旅に出た新羅の学僧元暁は、行き暮れて山中の洞窟で野宿をしました。
夜中に喉が渇いて目を覚ますと、入口に月を映した美しい清水があるのが目に入り、これ幸いと一気に飲み干しました。
まさに、甘露の水でした。
ところが、翌朝になって清水を探すと、それはサレコウベにたまった汚水でした。
その時、元暁は、「あらゆるものは己の心の影に過ぎぬ」と悟り、故郷へと帰っていったということです。

この話のように、この世に初めから美しいものや楽しいことがあるのではなく、その時々の自分の心が美しいと感じ、楽しいと感じるだけのことです。
同様に、初めから辛いことや悲しいこと、苦しいことがあるのではありません。

もし、この世が愚劣にしか見えなかったり、辛いことばかりに思えたりするなら、それは自分の心が愚劣だったり、マイナス思考ばかりしている結果だと思います。

自分の心が新鮮で豊かで、前途に希望の光が赤々と輝いていれば、過去にどのようなことがあろうと、現在がどんなに苦しいものであろうと、「総てはこれからだ」という期待と意気込みが湧き、張りをもって生きていけるはずです。





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Last updated  2014.02.04 06:21:02
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