太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

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2015.02.13
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もう一つの生き方というのは、貪瞋痴の代わりに、鋭さや智恵に基づいて生きることなのです。

貪りや怒りの代わりに、もっと育てなければならない素晴らしい感情が、人間にはあるのです。
例えば、生命は皆兄弟だと感じ取る気持ち。
自分の子だけが可愛いのではなくて、人間皆、誰であろうと母の子供なのだと。
動物を見ても、この子のお母さんが、一生懸命おっぱいをあげて、身体をなめて育てたのだろうと思うと、嫌悪する気持ちではなく、もっと清らかな感情が生まれてくるのです。
そういう感情はいくら増やしてもいいのです。

世の中にある歌は、泣く歌がほとんどですね。
欲を持ってすると、泣く歌になってしまうのです。
恋の歌や失恋の歌、別れの歌、なぜあなたはあの人のもとに行ってしまったのとか、そのような気持ちも怒りでしょう。


「We are the world…」という歌がありましたよね。
あの歌を聴くと、ああきれいな歌だなあと、気分良くなります。
苦しんでいる人たちを助けるために、素晴らしい歌手たちが集まって、1行1行、歌っている歌。
「We are the world,We are the children…」。
歌詞もその通りだと感じられて、1行1行歌うのですが、心に響くのです。
ですから、多くの人たちの心に残っているのです。

文学でも、そうだと思います。
貪瞋痴ではなくて、怒りの代わりに優しさを、欲でなくて共存を、互いに助け合うことを大切にするなら、もっと偉大な文学がたくさん生まれているはずです。
そして、美しく生きていられるはずです。
(TVドラマなんて貪瞋痴ばかりで、この頃観る気がしない。)

もう一つの生き方を作らなくてはいけないが、それは個人個人が作らなければなりません。

子供は可愛いし、若者も可愛いのだけれど、大人になってくると気持ち悪いのです。
衰えた身体の中に幼児が入っていて、身体と心が一致しないのです。

小さいときは心と身体が合っていて、バランスを保っています。
身体も心も子供でOK、可愛いのです。
身体が歳をとって行くのと同時に、心も成長していくのであれば可愛らしさは消えません。






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Last updated  2015.02.13 05:33:06
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