太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

夢前案内人6323

夢前案内人6323

Calendar

Comments

通りすがり@ Re:「片手落ち」は差別用語で不適切か?(12/26) 片手落ちという言葉が体が不自由な人に対…
美香たま@ どうせ生きるのなら 依存するものを替えてみたらいかがですか…
あだちうんこ@ Re:介護者は何のために生きるのかと問う(12/25) 老化して老化して老化して長々だらだら生…
嵯峨野の夢前案内人 @ Re:今日の言葉(08/17) ご不便をおかけしましたが、新しく解説し…
嵯峨野の夢前案内人 @ Re:今日の言葉(08/17) 新しいページを開設しました http://plaza…

Freepage List

2015.02.26
XML
もう一つ、我々がダメになる悪いエネルギーに「慢」(計るという意味がある)があります。
これは、自分と他人を比べてしまうことです。
(上座仏教で言う価値を入れるから比べるのですね)

どうして比べることが、悪いエネルギーになるのでしょうか?
まず、比べたくなるということは、「自分に自信がない」ということです。
自分は自分と堂々として生きていられないために、「他の人はどうなのか」と気になるのです。

例えば、子供時代を考えてみて下さい。
テストで70点をとって、「70点だった」とそれで終わればいいのだが、隣の人の点数も気になって覗いてしまいます。
隣が50点だったら、自分は気持ちがいいが、逆に相手が80点だったら気分が良くないはずです。


なぜ見たがるのかというと、自分に自信がないからです。
世の中では、自分に自信がない人には、何も責任のあることを任せるわけにはいきません。
そうすると、何もできなくなってきます。

母親は「誰々に負けないよう頑張りなさい」、「誰々ちゃんはえらいね」と、小さいときから「計る」ことを教えます。
知らないうちに、我々は比較してしまうのです。
そうやって、知らないうちに子供の人間性をダメにしているのです。

自分がいて、その自分に自信がない。
そして他人がいて、他人と比べるたびに、自分はどうなるかというと、ドンドンと孤独になっていくんですね。他人と自分が精神的に分離してしまう。
離れてしまう。そういう状態を作ってしまうのです。

計り、比べるために、自分で自分の殻を作るのです。
自分の穀を作って、その中に閉じこもってしまう病気。


お医者様も、その部分を理解していません。
自分の穀を作って、もう手も足も出ない状態になっている人を、何とかしてやろうと色々な方法で治療しようとするが、原因を探ると小さいときから「相手と比べなさい」と言われ続け、そして他人と比べるようになって、徐々にそのような状態ができあがってきたのです。

テレビでも、経済的な評論、政治的な評論、日本の社会状態、健康のこと、いろいろな番組をやっているが、ほとんど他人と比べるものばかりです。

例えば、適当な給料をもらって幸せに暮らしているとします。
それに対して、誰かが「ヨーロッパのこの国ではこれくらいだ」と数字を出してくる。

それで悩みを持つとすれば、それは余計な悩みでしょう。
アメリカではこれ位で、日本ではこれ位というふうに比較することで、色々な新たな苦が生まれるだけで、ほかに良いことは何もありません。

平均寿命もそうですね。
そんなことはどうでもいいことで、自分のことを見ればいいだけなのです。
簡単に言えば、「自分がいま幸せなら、それで十分ではないか」ということなのです。

それでも私たちは、なんでも比べるのです。
人間の心には、「比べなくては落ち着かない」というところがあるのです。
だから、すべての世界は混乱ばかりなのです。

「政府」というものが何かをやるわけではなく、「人間」が色々なことをやるのです。
ですから「計らなければ、比べなければ落ち着かない」という人が政治をやるならば、みんな落ち着かなくなってしまうのです。
会社が他社と比べるならば、みんな同じ病気になってしまうのです。

個人の問題でいうと、自分と他人を比較して自分より偉い人が見つかると、自分がすごくみじめな存在になって、暗いエネルギーを作ってしまいます。
すると別の新しいエネルギーである、怒り、嫉妬、後悔、物惜しみまで作ってしまって、怒るか、嫉妬するか、後悔するか、いずれにせよものすごい膨大な毒がついてきます。

あるいは「自分の方が偉い、自分の方が成功している」と、余分な、過剰な自信をつけてしまったら、「怠け」という毒がまたついてくるのです。

私たちの色々な問題は、このように比べることに端を発している場合が多いのです。
自分の人生をよく見てみてください。
観察してみてください。
そうすると、自分が得た苦しみ、つまり比べることによって、どれほど暗いエネルギーが生まれてきたかが見出せるはずです。
(注 もう一つ、「他人の目を気にする」のも同じようなことだと私は思います。)

しかし、「全く他人と比べないでどうやって経済成長するのですか」、「どうやって社会を安定させますか」、「どうやって自分が成長するのですか」、「何も比べなければ、井の中の蛙で自分だけの自己満足の世界になるのではないか」という疑問も起きてきます。
答は、何も見ないのではなくて、客観的に物事を見ればいいのです。(明日に続く)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2015.02.26 05:55:56
コメント(0) | コメントを書く
[高齢者の生きる意味] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: