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テーブルに突っ伏して夕刊を配るバイクの音をきく 言葉なんか軽い 役立たずの むしろ邪魔者 並べたてれば並べただけ もっと深いかなしみのならくへ追い込んでしまいそうで 昨夜からひとことも声をかけられないままだ 亡くした命の重さを抱いて 絶望の沼で肩を寄せるひとたちに あたしは今夜斎場で どんな顔でお辞儀をするんだろう 若すぎる遺影を見上げて どんなお別れをするんだろう 小学生の時と同じあのふくよかな笑顔を もう見られないこともまだ信じられないのに サヨウナラなんて言えるはずもない 今朝久しぶりに 老いた黒のラブラドールがなくのをきいた ただならぬ家人の気配に 彼もまた戸惑ったんだろう 彼は 何かしら言葉をかけることができたんだな 誰に 目の前の家族にか 姿が見えなくなった家族にか ああそれとも 泣いたのかもしれない
2011.11.22
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びっくりです 半年床下で寝かせた大豆くん 11月には熟成するよ と教えられてはいたけれど ちゃんとできているかおっかなくって なかなか開けられずにいた蓋を いよいよこわごわあけてみましたら こりゃまたまぁなんと 無骨なルックスの味噌になっていました 早速お味噌汁をつくっておたまで味見 …うまっΣ(゜д゜) 以前買った京都の高級味噌よりも 断然うまい! 明日は だしもきちんととってみましょうかね
2011.11.20
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机に置かれていた宿題のお仕事は、午前中で済ませられそうなボリューム。時間がたっぷりあるだろうから持ってきた、生協のチラシや家計簿やタロウに学校で借りてきてもらった有川浩の本や豆本の本やで今日はカバンがパンパン。なにからしよっかなー♪つうか事務所の鍵の受け渡しにいらした雇主の奥様がいれておいてくださった珈琲を飲みながらぼちぼち仕事に手をつけるといたします
2011.11.18
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子どもの頃消極的な自分に悩んでいましたとテレビ画面で神妙な顔で話す美人ヴァイオリニストを見ながら夫が言いました…生きること自体に悩んでる子もいる虐待がもとで命を落とす子どもは把握されているもので年間50人だそうです重い数です保護施設に勤める人によるとやってくる子どもたちは一様に母親のかげに隠れるように寄り添っているそうです一番信頼している母親にすら傷つけられるのだから他の大人になど何をされるかわからないという気持ちになっているのだとききました親は安定しておらずとても反省して可愛がることもあってもう大丈夫なのかと専門家でも勘違いしてしまうこともあるというから日々わきおこる期待や不安や恐怖や失望やに子どもたちが毎日例外なくさらされているのだとしたら悩みというには凄まじすぎる経験ですしかも他の大人ではその闇を埋めてあげられないのだとしたらいったいこの子が救われることはあるんでしょうか虐待してしまう親もまた苦しんでいるとも聞きますね被虐児だった大人は自分も虐待する親になるのではという不安を抱き実際そうであるケースが少なくないのだとかこの連鎖が断ち切れることがあるとしたらもう片親がその事実を把握してよい判断ができるかどうかなんじゃないかと今これを書きながら救いを探って思い至ったのだけどもどうなんだろうか。生まれ落ちた環境、育つ環境を子どもは自身の努力では変えることができない変えることができるのはそのときどきの大人たち全てで子どもたちが笑えるのは子どもら自身とあたしら大人の力で、子どもたちが生きることに苦しむのは、あたしら大人の力が不足しているせいだとなにかにつけ、よく考えます
2011.11.12
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絵手紙をされている方からの依頼があった みんなで公民館まつりに出展するのだけど スクラップブッキングを利用した展示にしたい 教えてちょうだい ハガキを一枚の台紙に二枚 というリクエストにちょっと戸惑いつつ 予算内で和風になんとかサンプルを作って渡したところ こないだの練習日に全員完成したから見て♪ と、わざわざウチまでウキウキ見せに来てくださった こんなんできひんわぁ と、初めは引いていたらしい方々も 結局はあたしのサンプルにアレンジも加えて 全員それぞれに素敵な作品に仕上げておられた たいそうなことはしてないのに ありがとねーみんなすっごいきれいにできたわー♪ なんて言われて なんだ 妙に うれしいぞ。
2011.11.11
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タロウのその後今日はタロウの中学の校内音楽祭。タロウのクラスは「YELL」を歌った。見事に最優秀を獲得し、市の連合音楽祭出場が決まったタロウ達3年3組の歌声は特に男子の声が、音程もしっかりしていて、ぶっきらぼうでなく優しく丁寧によく出ていた。この年頃の男子は、学校行事、ことに文化行事には非協力的になりがちなものだけどタロウ達は、リョータくんって子のリーダーシップで練習を重ねてきたようだ。体育大会でも、タロウは俊足のリョータくんに走り方を指導してもらい100m走で1位になった。クラスメートのチョーケンのママによると、チョーケンが「連合に勝ち進まないとリョータが怒るからなー」なんて笑っていたそうだ。校内音楽祭が終わってから、担任の先生がにこにこおっしゃっていた。いつも子ども達が、子ども達だけで決めてどんどん始めてしまう。合唱の朝練もそうで、知らないうちに子ども達が始めたんですよ。タロウの中学生活も、あとすこしになってしまった。3年生になって、タロウの、ふがいないところも頼もしいところもどちらもすぐ目の前に感じることが多くなった。リンのように感動して泣いたり、聞いて聞いてと話してくれたりはしないけれどタロウもまた、胸になにごとかを燃やしなにごとかを残している。リンのその後140人に抜かれてたねえ。寝そべってケタイをいじるリンに言ってやると、はあ!?うそっ!と飛び起きた。どうやら初耳。評定結果を見て息をのんでいた。ずっとだらだらしてるもんねぇ。と言ってやると、そうなんだよねぇ。。メリハリがないんだよ。ぁれ。あたしとおんなじこと言ってる。専門学校に行くために、好成績は必要ではないけれど、子どもにとって、勉強は手段ではない。後期は、順位もとに戻すわ!頼もしいことで。で、それからちょっとずつ順位落とす。なぜだ。。。わからないけども、それがリンの計画ならよい。同級生達が四大目指してきっちり勉強している中で、前のような成績をとるのは難しいだろう。実をいえば、実際にはとれなくてもいいとさえ思う。リンの中に、区切りができればそれでいい。リンの中に、前と同じサイズのプライドを見つけられた。
2011.11.09
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どうひいきめに見ても成績はガタ落ちだろうなと思いつつのぞんだ高2のリンの二者懇談。2年生の一回目のテストまでは、いわゆる上位成績者だったリンが2回目で学年順位は140人の同級生にゴボウ抜きされ、3回目も同じだった。他の子との成績の比較を見るまでもなく2年になってからのリンはそれまで以上に実によく遊ぶ。もともと平素より家庭学習をしないリンだがこれまではテスト前の集中学習で、アンビリーバボーな成績をたたきだしてきた。これはひとえに、中学の受験勉強で鍛えた、勉強に対する要領のよさかと思う。高校も2年ともなると、もうそんなものは通用しないってことはある。だがのみならずリンは本当にひたすら楽しく毎日を過ごしているのだ。先生曰く、一回目のテストは、まだ体育祭などの学校行事の準備が始まってない頃でしたから。リンは、学校行事のたびにそれはそれは盛り上がって授業どころではない様子だったとおっしゃる。それは良いことだけども、両立してる子もいますからね。とは先生談。毎日楽しく過ごすことが一番大切だと、あたしは常に思っている。だから学校行事に夢中になるリンがとってもかわいくて大好きだ。ただ本当に楽しく過ごすためには、年齢や立場相応の、やるべきこともしっかりやらなくては。やることやってないと、どっかにそれがひっかかって心底楽しめないもんだ。やることやってプライドを保っている時のリンは、キラキラしている。それは、リンとは中学の頃からずっと話していたことでそれがひっかからないような成長のしかたを、リンはしていない。はず。実際、リンはテスト前にはヤバイヤバイとじたばたもしていた。でも、勉強机にケータイを置いて、つけやきばの勉強すらしていないようだった。テストの後で、担任の先生とは、ガンバリマスというような話をすでにしたらしい。大学には進学しないで、専門学校に行くことを決めているリンさん。進級や受験にさわりがあるような成績というわけではないんですけどね、、、とおっしゃる先生の言葉をあたしはつなげた。勉強は、大学行くためにするわけじゃないですもんね。そうですね。実力からするともったいないですよ。実力がどちらなのかはわからないけどもとにかくリンが高校生活をぬらりひょんと過ごしていることは確かだ。生きることは、メリハリがなくては本当には楽しめない。部活の練習をしているのも見たことがないと、先生はさらに続けられた。そういえば、文化祭以後、ギターを持っているリンを見たことがない。これまでと同じようなプライドを、今も持っているのかあるいはまた別の大切な何かを見つけたのか今は流されていたいのか成績うんぬんよりもそれが知りたい。折をみて、リンと話をしてみたいもの。
2011.11.08
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そうか。これが中学最後の学校行事なのか。最後の、先生のおはなしでそれと聞くまで気付かなかった。あとは卒業式を残すばかり。今日は、タロウの学年の合唱コンクールだった。学年ごとのコンクールで各学年の上位2クラスを決めて、さらに後日、その6クラスで上位2クラスを競う校内合唱コンクールがありその2クラスが市の連合音楽祭に出場する。ここのところ毎朝、練習のためにいつもより早く家を出ていたタロウ。ほとんどの他のクラスも朝練をやっていたそうで今日はその成果が、どのクラスもばっちり出ていた。女子はもちろん、男子もきちんと声を出して、きれいなハーモニー。発表を聴く態度もとってもよくて、おしゃべりしてるコはいないし発表に対する拍手も大きかった。タロウのクラスは練習の甲斐あって最優秀に選ばれた3年生の最優秀クラスが校内コンクールでも優勝することが多いのだけど、さてどうなることか。それにしても、皆の中にいるタロウは遠目に見ると実に身長が高く、そして、こがおだ。学校で、友達と一緒にいる我が子を見るのが好きだ。あたしが知らない顔つきで家とはちょっと違う言葉づかいで笑っている我が子を見るのが好き。笑っていなくても、ありのままの我が子をきちんと見ていたい。でもやっぱり笑ってると、うれしくなる。一人でポツンとしてるのを見ると、晩御飯の時、その日学校であったことなどをなんとなく聞いてみたりする。リンもタロウも毎日学校が楽しめる子で、親孝行だなと思う。楽しめない子が親不幸というわけではないけどもあたしは二人のおかげで楽チンなかーさんをさせてもらってるなと思うのだ。
2011.11.07
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