第一話 はるかなる旅の始まり







「バタンッ!」
とても鈍い音がした。
「いてててて・・・。」
「あはは!やっと落ちた!」
声がした。誰の声だろうか・・・。アライヴが気が付くとリコがいて木の下でねっころがっている。
「いって~・・・。」
「木の枝で寝ぼけてるからだよ!」
わざと言ってるらしい。アライヴは疑っている。
「おいリコ・・・。お前・・・木揺らしただろ。」
「え・・・!?ゆ、揺らしてないよ。」
かなりのあわてようだった。
「もー!違うって言ってるじゃない!」
「嘘をつけ!なんで、息切れてんだよ!」
確かに運動後のように疲れきっている。アライヴが目をつぶっていた間に、リコはすぐ逃げ出した。
「あれ?リコは・・・?くそ!逃げやがったな!」
アライヴがねっころがっていた木はこの村一番の御神木であり、この村にはこれぐらいしか有名なものは無かった。
アライヴがしばらくして、教会に行くと、リコがまじめに仕事をしている。何の仕事かは企業秘密。
「おい、リコ。さっきはよくもやってくれたな・・・。」
アライヴの額にムカムカマークがついている。
「うわぁ!アライヴー!アレは私じゃないって!」
「うるせぇ!証拠はもうあるんだよ!」
「教会では静かに!」
さらに額にムカムカマークがついた。
「(リコ・・・いつかコ○ス!)」
それだけ思うと、アライヴは教会を抜けて、家へと帰っていった。
かえってワラ人形を用意し小さい頃に写真で撮ったリコとアライヴの写真をワラ人形に貼り付け、リコの部分だけ釘で打ちまくる。それを何回も打つといつのまにか釘が約200~300本ぐらい刺さっていた。
「やば!無駄遣いしすぎた!」
しかし、アライヴの父と母は交通事故で12年前に死んでいた。
夜になり、ベッドの上で父が残した剣を手に持つ。
「(いつみてもきれいな剣だな。親父ソードとでも言うべきか。)」
剣を見ると、鞘に戻し剣がおいてあったテーブルにまた戻す。
そしてアライヴは漫画や小説でも読みやっと寝た。
そして夜が明ける。

「ふわぁぁぁ。眠い。」
肩をコキッと鳴らせると、ベッドから起きてパンを食べた。
「まずい・・・」
かなり前から、置いてあったようだ。カビみたいなものがはえている。
そして、パンを食べ終えると家に鍵をかけ、御神木の枝の上にねっころがる。
「寝るか。」
家においてあるベッドより、アライヴにとっては御神木の枝にねっころがる方が気持ちがいいらしい。そして、鼻からシャボン玉のようなものを出している。
しばらくすると、騒がしい。町の中央の方から、人の悲鳴や魔物の叫び声があがっていた。
「なんなんだよ!うるせえな!」
いまはそれどころじゃないだろう。というつっこみを入れるナレーションもナレーションが・・・。
アライヴはすぐに家へ向かい通称親父ソードを取り、町の中央へと向かった。
アライヴがみた光景はあまりにも残酷だった。町の人々たちが血を出して、時には上半身、下半身が分かれている人もいた。中には生きている人もいるようだったが、もって1時間ぐらいだろう。そして魔物の足跡がついた方に顔を向けると、教会の方へ向かっている。
「やばい!」
とそれだけ言うと、アライヴは全速力で走り続けた。
やがて、教会の近くまで行くと扉の前で一人のサムライが戦っている。(←ちなみにスルギです。管理人では無くV&Bのスルギとします。)
なんと言う強さだろうか。18本もある手を次々と切り倒していく。
最後の一本を斬ろうとその時、扉から教会長のリコが出てきた。
「危ない!」
魔物は最後の一本の手でリコを連れ出し、逃げ出した。
「・・・」
アライヴは「教会守ってくれてありがとう!」とだけ言うと、すぐに魔物が逃げ出した道を走っていった。
「あの、クソが!誤るまで絶対に死なせはしねぇ!」
というと、すぐにさっきのサムライが追いかけてきた。
とても速い。アライヴはすぐに追いつかれてしまった。
「待て。そこの貴殿。貴殿の足では到底追いつけまい。」
「バカにするなよ。これでも自己満足の速さだ。」
「自己満足・・か。乗れ。おぶってやろう。」
「は?」
「いいから乗れ!」
アライヴはおぶってもらった。速い。さっきより速かった。
「あんた、何者だ!?」
「せっしゃはスルギ。サムライだ。」
・・・・・・・   話しているとさっきの魔物はすぐに追いついた。
しかし様子が違う。リコの姿もないし、なぜか、構えている。
アライヴは降りると、親父ソードを抜き、構えた。
スルギも構えた。
「ほう。いい剣を使っておるな。」
「親父の剣だ。」
そして2人は魔物に切りかかる。





1章終わりです。いきなりスルギを登場させました。
アライヴをやんちゃっぽくさせました。
感想をいただけると嬉しいです。


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