February 15, 2004
テーマ： 新撰組！(307)
カテゴリ： カテゴリ未分類
今回のポイント。
・蕎麦屋の亭主を演じたきむきむにぃやん。関西弁を感じさせずいい味を出していた。
* * * * * * *
大河ドラマも新選組も三谷幸喜も好きな僕としては、この「新選組！」はおおいに楽しめる作品だ。
もっとも、生粋の大河ファンあるいは新選組研究家の方々にとっては、やはり重厚さに欠けるとお感じなのではないかと察する。
確かに、この大河の近藤は従来描かれていた近藤とは比べるべくもなく頼りない。演者の年齢も総じて若い。僕も実のところ、時代劇いや戦前の人物を演じる役者は、実年齢のざっと1.5倍を要すると思っており、近藤ならば本来40歳前後の実力派俳優がふさわしい。年齢的には、近藤＝佐藤浩市、土方＝江口洋介、沖田＝香取慎吾くらいでちょうどよい。
しかし、このドラマの主眼は、幕末の動乱期に殺人集団と恐れられた者たちも彼らなりの純粋な志をもった若者であって、そういった彼らが力強く生き抜いた青春群像を描くというものなのだと思う。とりわけ、百姓あがりの貧乏道場主であった無学の近藤が、なにゆえにあれだけ人を惹き付けるのか、その近藤の生きる姿勢を描きたいのではないかと想像する。
今回いみじくも永倉が「近藤さん、あなたは素直すぎる、そしてあまりに幼い。しかし、だからこそあなたの言葉は心に突き刺さる」と（いうようなことを）言っている。このドラマにおける近藤の真髄はこの一言に凝縮されているのではないか。
問題はドラマ後半だろう。苛烈な隊内粛正を重ねていく頃、今の近藤がどういう心境でそれを遂行するのか、そしてそれを香取慎吾がいかに演じるのか。この点が今から期待するところでもあり、本音をいえばかなり不安を抱いているところである。
・蕎麦屋の亭主を演じたきむきむにぃやん。関西弁を感じさせずいい味を出していた。
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大河ドラマも新選組も三谷幸喜も好きな僕としては、この「新選組！」はおおいに楽しめる作品だ。
もっとも、生粋の大河ファンあるいは新選組研究家の方々にとっては、やはり重厚さに欠けるとお感じなのではないかと察する。
確かに、この大河の近藤は従来描かれていた近藤とは比べるべくもなく頼りない。演者の年齢も総じて若い。僕も実のところ、時代劇いや戦前の人物を演じる役者は、実年齢のざっと1.5倍を要すると思っており、近藤ならば本来40歳前後の実力派俳優がふさわしい。年齢的には、近藤＝佐藤浩市、土方＝江口洋介、沖田＝香取慎吾くらいでちょうどよい。
しかし、このドラマの主眼は、幕末の動乱期に殺人集団と恐れられた者たちも彼らなりの純粋な志をもった若者であって、そういった彼らが力強く生き抜いた青春群像を描くというものなのだと思う。とりわけ、百姓あがりの貧乏道場主であった無学の近藤が、なにゆえにあれだけ人を惹き付けるのか、その近藤の生きる姿勢を描きたいのではないかと想像する。
今回いみじくも永倉が「近藤さん、あなたは素直すぎる、そしてあまりに幼い。しかし、だからこそあなたの言葉は心に突き刺さる」と（いうようなことを）言っている。このドラマにおける近藤の真髄はこの一言に凝縮されているのではないか。
問題はドラマ後半だろう。苛烈な隊内粛正を重ねていく頃、今の近藤がどういう心境でそれを遂行するのか、そしてそれを香取慎吾がいかに演じるのか。この点が今から期待するところでもあり、本音をいえばかなり不安を抱いているところである。
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quackey
B級ネタを中心に、どうでもいいことを薄～く語ります。人様の役には立ちません。自己満足です。
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