アサハカな論考もしくは非生産的妄想

アサハカな論考もしくは非生産的妄想

September 30, 2004
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テーマ: 新撰組!(308)
カテゴリ: カテゴリ未分類
河合耆三郎は往生際が悪かった。だが、それが本来自然な態度。今にでも飛脚が届くのではないかと淡い望みを抱く姿は実にリアルで、その等身大の感情は現代の我々にも容易に想像がつく。それだけに河合の切腹は痛々しく、心痛は重い。

観柳斎も100%私利ではなく、怒りの鉾先をすべて彼に向けるのも憚れる。切腹の理由はまったく理不尽であるが、もはや自分たちは法度から逃れられない。そのように自分たちで自分たちを規定してしまったのだ。

罪深き我が身を痛感し、島田が、左之助が激しく嗚咽する。歳三はすでにその覚悟はできていたが、我ながらあまりにも酷い決着に思わず柱に頭を打ち付ける。斎藤は悪い夢にうなされていた。すべてを悟りきっているかのようだった男も、その重みに耐え切れなくなってきている。

悲しみはどこへもぶつけられず宙を彷徨う。
受け止めてくれるべき局長はこの場にいない。





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Last updated  October 1, 2004 09:24:14 AM
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Re:彷徨える悲しみ~新選組!#38「ある隊士の切腹」(09/30)  
京都で観光ガイドさんが困っているそうですな。
観光客はまずNHKドラマの知識で来るから、現実とは違うって。
そいでもって、歴史家や評論家がまたもやNHKと脚本家をコキおろす。
バカだねえ。TVや本が言ってる事をウノミにする人をマトモに
相手にする必要は無いっての。
僕は何度も言ってる様に歴史が不得意です。理由は本や資料で
勉強する事がほとんどで、普通は検証したり証明したりすること
が出来ないから。
同じ史実でも複数の資料で勉強しておいて、自分の解釈を持って
TVとの違いを見つけたり、観光をしたら面白いと思いますけどさ。
ま、勉強の段階でペケですけど。
春から横山光輝で三国志を読んでますけど本当に一歩進んで二歩下がって、
全く進みません。
人命と年代が頭に残らない病気でもあるのでしょうか。 (October 2, 2004 09:22:29 AM)

Re[1]:彷徨える悲しみ~新選組!#38「ある隊士の切腹」(09/30)  
かき@  さん
誰やねんっ20号さん
>京都で観光ガイドさんが困っているそうですな。

SUWAさん?

>普通は検証したり証明したりすることが出来ないから。

確かに、歴史というのはかなり乱暴なものです。時の権力者が編纂させた歴史書や、偶然見つかった一部の書簡の記述を「史実」だとすると(それ自体がすでに曖昧なのですが)、その間を推測して埋めていったものが歴史ということになりましょう。極論すれば、歴史というものは語ったもん勝ちみたいなもので、自然科学が命題とするような事実の発見というより、物語の創作に近い感覚です。僕が歴史モノを面白がってる理由はまさにそれでして、一から物語を創り出すことはできないけれど、ある程度出来上がった(けれども不確かな)「歴史」という物語を、あーだこーだとこねくり回して解釈する妄想を楽しんでいるというか。ですからこの日記も「非生産的『妄想』」だったりします(笑)。

今回の大河ドラマでいえば、特に近藤や沖田などは従来語られていた人物像(および僕自信が抱いていたイメージ)とはかけ離れていますが、それがこの作品の世界観であり、ああ、だからこういうキャスティングなんだとか、この台詞を言わせたのはこのためか~などとその解釈を楽しんでます。およそ歴史に関する小説やドラマに関しては、史実と違うと批判するのはお門違いであって、問題にするならば、その作品が解釈した世界観における内部矛盾だとか、描写不足だとか、演者の技量不足といったことであるべきでしょう。

リメイクものや原作ありきのTVドラマを僕が好んで見る理由も同じかもしれません。原作という枠に対して、脚本家などの制作側の解釈と自分のそれとを比較していろいろと思いを巡らしているので。で、「白い巨塔」はその部分でおおいに感服し、「人間の証明」は物足りなく感じたりするのではないかと。
(October 12, 2004 03:36:24 AM)

Re[1]:彷徨える悲しみ~新選組!#38「ある隊士の切腹」(09/30)  
かき@  さん
誰やねんっ20号さん

(つづきです)

>人名と年代が頭に残らない病気でもあるのでしょうか。

僕も年代は頭に残りませんね~。というか、あまり気にしてないかも(汗)。
人名に関しては、僕は具体的な役者さんをあてはめて読む癖がありまして(笑)、主要な人物については自分なりのイメージがすでにできあがっています。それなりに数をこなしていることもあり、日本史に限っては人名についての苦労はあまり感じないのですが、世界史はダメです。外人の役者を知らないので名前も覚えられません。 (October 12, 2004 03:37:18 AM)

Re[2]:彷徨える悲しみ~新選組!#38「ある隊士の切腹」(09/30)  
かき@さん
>SUWAさん?
ちゃいます。でも彼女もそういうところへ仕事で行けば
困るんとちゃいますかね。
>それがこの作品の世界観であり、
そういう冷静な目で見たいですね。だって番組で歴史の勉強を
うっかりしてしまう危険は避けられないんですから。
今朝の朝日新聞に、
『龍馬ほめる海舟の添え書き、肖像画に 仲悪くなかった?』
という記事がありました。
私は小学校の時、NKHの『勝海舟』というドラマで、坂本竜馬と
勝海舟の交友を事実として学習してしまっていました。
教科書で勉強しておけばもっと客観的だったのですが、
竜馬が亡くなったとの連絡を受けた勝海舟(松方弘樹だったか)
が涙を流したシーンは感動しました。
僕にとっては史実が『仲悪かったんかい!』って感じですけど。 (October 17, 2004 12:05:55 PM)

Re[3]:彷徨える悲しみ~新選組!#38「ある隊士の切腹」(09/30)  
かき@  さん
誰やねんっ20号さん

>今朝の朝日新聞に、
>『龍馬ほめる海舟の添え書き、肖像画に 仲悪くなかった?』
>という記事がありました。

>僕にとっては史実が『仲悪かったんかい!』って感じですけど。

僕も龍馬は海舟を慕っており、海舟も龍馬に目をかけていたという理解です(一般的にもそう捉えるのが多いのではないかな?)。というか、不仲説があったとは知りませんでした(汗)。

いっそ不仲説を前提としたお話も読んでみてみたい気もします。 (October 18, 2004 12:57:06 PM)

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