下谷神社と稲荷町


ころです。国内の諸国を平定し 知・勇・仁に優れた神様として
上野忍ヶ丘の地に大年神(おおとしのかみ)と日本武尊(やまと
たけるのみこと)の二神をお祀りして「正一位下谷稲荷神社」とし
 この時からこの町を「稲荷町」というようになりそして明治五年
に「下谷神社」と改めたようです。その後大正十二年の大震災で焼
失したので これを機に昭和三年に現在のところに移したとありま
す。

 昔の寛政十年(1798)江戸で初めての「寄席」(よせ)が 
ここにできて寄席発祥の地でもあります。今も誇れる私達の「粋と
イナセ」な下町文化は200年も前に根づいて上野・浅草界隈から
樋口一葉・正岡子規が輩出しています。境内には子規(1867~
1902)の句碑があります。


   寄席はねて 上野の鐘の 夜長哉    子規



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