愉快な話ではないし、読めば気持ちが暗くなると思います。この日記は遠くに離れて暮らしているパパさんと姉さま夫婦に読んでもらうために書くので楽しい話が読みたい方はどうかこの日記は読まないでください。
思えば2週間ほど前から愛犬のリッティーさんは食べ物を食べていなかった気がします。
好物のジャーキーも食べ残し、元気はあるのですが何も食べていなかった気がします。先週末弟さんの彼女が散歩に連れて行ってくれて、その日の夜から具合が悪くなったと思います。
寒くないのにガタガタ震えだしました。そして嘔吐が何度もありました。寒い時はいつもあたくしの膝に乗りたがるのに乗りたがりません。家族みんながこっちにおいでと言っているのにリッティーは一人で震えながら隅っこでじっとしていました。
あたくしはイヤがるかな、と思いつつリッティーの為に服を買ってあげました。種類があまりなかったのと一番オシャレなのを、と思ったので実際にリッティーに着せてみるとお腹のボタンがしまりませんでした。笑いながら写メを撮るあたくし。
リッティーが朝から晩までずっと震えっぱなしだったのであたくしがコレはおかしいんちゃうか、獣医さんに連れて行かなアカンのと違う?とかーさんに言うとじゃあ明日連れて行くわ、とかーさんが言う。
その時にもしかしたら、と思ったのですが兎に角お医者さんに助けていただこう、と思いなおし、仕事から帰ってくるとかーさんがぐったりとしたリッティーを抱えて
「腎不全と肝不全もちょっとあるらしい。これから毎日点滴を打ちに来てください。って言われたわ・・・。
本当は入院させやなあかんのやけど、先生がこの子は怖がりみたいやから余計にストレス溜まるはずやで通院で良いって言うてた。」と言う。
腎不全と肝不全。
何言ってるの?と一瞬思いました。かーさんの言ってる意味が理解できませんでしたが冷静になるとそうか、そこまでリッティーの体は悪かったんだ、と思い、ぐったりとして眠っているリッティーの体を撫でて、もしこの子の先があと少しならせめて一番大好きだったパパさんが中国から帰ってくるまで、それまではどうしても生かしてやりたい、そう思いました。
ブログにとりあえず書きました。パパさんと姉さまが見てくれているはずです。
こんな気持ちのままのんきにいつもの日記なんて書けへんと思いました、明るい内容を書く気力がどうしても起きません。なのでほとんどパソコンを触りませんでした。リッティーは相変わらず嘔吐し、下痢もあります。腎不全の症状そのものでした。
近くでリッティーさんは眠っています。毎日点滴を打っているからか、何日も何も食べていないのにちゃんと生きています。ただ、持ち上げると異様に軽い。なさけないお腹と言ってはそこが可愛くてしかたなかったお腹がちっちゃくなっています。
弟さんがリッティーを撫でながら「りっちゃん、死んだらアカンよ。」とつぶやいたのが胸に刺さります。
ブログを読んだ姉さまがメールをしてきました。離れて暮らしている分、余計につらかったでしょう。お姉ちゃんむっちゃ泣いとったんやに、と言われました。かーさんはお父さんとお姉ちゃんに心配かけると可哀想だから重病と書いちゃアカンよと言ってきましたがどうやって書けばいいものかわからず。結局嘘は書きませんでした。
姉さまが東京から三重に帰ってきました。多忙な姉さまはたった1日の休みなのにリッティーに一目会いたいとわざわざやってきてくれました。
その想いがリッティーに届いたのか、姉さまが来てくれた時、元気でした。と言ってもいつものリッティーに比べると全然元気はないのですが、呼びかけにもちゃんと反応して、姉さまの顔もじっと見ていました。きっとリッティーもなかなか会えない姉さまに会えて嬉しかったんだと思います。
パパさんがリッティーはどうや、と電話してきました。パパさんの声をあの時携帯越しに聞かせてあげれば良かった、と少し後悔しています。パパさんにもリッティーの声を聞かせてやりたかった。今のあたくしの心はリッティーを失った悲しさとパパさんに会わせてあげられなかった辛さで一杯です。こんな事を書いていると涙がまた出てきました。
水曜日だったと思います。口を開くとリッティーの舌先が異様に赤い。何かあるんやろか、とかーさんに言うと先生に聞いてみるわ、とかーさんは言う。
次の日の朝になると舌全体が真っ赤。そして普段はソファーでごろんとしているのに嘔吐の為立ち上がり、よたよたと歩いて絨毯に吐きます。何も食べていないので胃液だけです。
「お母さん、リッティーが吐いた。」と弟さんが言って、かーさんと絨毯を拭いていると体力がないからかリッティーはドタン、と倒れてしまいました。起き上がろうと頑張りますが自力で起き上がれません。あたくしが持ち上げて立たせてやるとなんとか自力で歩いてソファーまで戻りました。
そのままあたくしは出勤。夕方帰っていると弟さんが不安そうな顔で
「舌全体がどす黒い。口全体が血まみれや。」と言う。え、と思い見てみると確かに舌が真っ黒で、血も出てます。かーさんいわく舌をちゃんと引っ込めないまま上の歯と下の歯が舌を噛んでいるみたい、と。かーさんが喉のあたりを少しマッサージをしてやると舌が引っ込みましたが、またしばらくすると舌が出て来て歯が噛んでしまいます。みんな必死でリッティー、噛んだらあかん!!と言って必死で舌を引っ込めさせます。
その日の夜も何度か舌を噛んではかーさんに戻してもらっていました。うとうととして眠りそうなリッティーにかーさんが「このまま死ぬんちゃうか」と言ったので思わず肩を揺さぶってリッティー!!と起こすあたくし。リッティーは何?という顔であたくしを見ます。
その後我が恋人でありますセイくんと会いました。リッティーが病気になってから泣きたくても泣けなかったのに、セイくんの前で初めて泣きました。お父さんが帰ってくるまで頑張ってほしい、と言って大泣きするあたくしに気持ちをしっかり持たなあかん、麻美までそんなんやったらリッティー頑張ってるのにあかんやろ、とあたくしに叱ります。
そうやな、パパさん来週末に帰ってくるんやから、と思い、せめてパパさんの腕の中で死なせてやろう、と思いましたが、今のあたくしに出来ることはリッティーのそばに居てやることと祈ることくらいしか出来ません。
後半へ続きます。
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