ぼなぺてぃ

ぼなぺてぃ

ピアノ


4歳から14歳まで、11年ほど習っていました。
小学校6年生の頃、ショパンコンクールで優勝したブーニンの演奏に
体中に戦慄が走るのを覚え、以来、へたくそなくせに、
レッスンの宿題そっちのけでショパンをひきまくってました。
自分のレベルも省みず。
とにかく、はまりにはまって、毎日数時間、
小学校の同級生は、私立受験のための塾に通っているその時間、
だれも遊び相手がいないので、私はピアノをひいているという、そんな具合。
その熱は中学にあがってからもまだ冷めることなく、
部活で帰りが遅いというのに、時間さえあればピアノに向かい、
とうとう腱鞘炎になる始末。
でも、結局、中学時代は天才的といっても過言でないくらい
上手な同級生がいて、その実力を見せ付けられたところで
自分の実力のなさを思い知り、それ以降は、適当にポピュラーミュージック
やBGM的なものを簡単にひくほうに走ってしまいました。

中3で引っ越してから受験などもあるので習うのはやめちゃったけど、
ずーっと大学はいるまでは好きでひいていました。
大学入ってからはピアノの音を出してもいいような時間に家にいなかったからなぁ(笑)

そして、最近、娘の3歳の誕生日に買ってもらったピアノ。
娘そっちのけでひいています。
自転車のように、一度ひけるようになれば、しばらくブランクがあっても、
ちょっと練習すれば思い出すもので、
昔を懐かしみながら・・・

だいたい、アーティストの歌や音楽もそうですが、
一曲一曲に自分なりの思い出がついてきます。
この曲をひいていた頃(聞いていた頃)は自分はこんなときで
こんなことをしていたとか、何を考えていたとか。
そんなのにちょっとひたりつつ・・・トシだな。

そして、驚くことに、昔大嫌いだったモーツアルト、
なんだかいいじゃない、と思うようになったのも、きっとトシなんだろうな・・・



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