少し長いので、2回に分けたいと思います。
地震をFMで予知する、この仕組みは、通常は成層圏を通過するはずの
FM電波が特定の条件が合うと反射する仕組みを応用しています。
この話題のきっかけとなった長野の串田さんという方は、アマチュア天
文家で、いろいろな新天体発見などで有名な方です。その観測の一つと
して、FM電波(FM放送)を用いて流星を観測するという方法がある
のです。その方法は簡単には、流星が流れる際に起こる空気のプラズマ
を間接的に観測する方法であると言えます。
もう少し詳しく解説します。流星はだいたい高度100Km~60Kmの成層圏で
発光します。そのときの光は直径数十M、長さ数Kmの筒状で、この光る
筒は流星と空気との間に起こる摩擦から生じるプラズマと言われています。
一方、FM放送の電波は、短波放送などと違い遠方で受信が出来ません。
その理由は短波などは電離層辺りで反射を起こし、上空から降り注いでく
るからなのですが、FM放送は通過してしまうため直接届く範囲だけなの
で、放送出力に依存してしまうのです。
電離層
/\
/ \
/ \
観測点 __ FM局
↑
この上空で光る筒が発生
しかし、うまく自分の居場所とFM電波の発信源との中間に筒が発生する
と、筒が電波を反射するのです。その結果、電波は遠方にも届いてしまい
ます。たとえば、FM東京の放送を京都で聞いたりできるのです。
FM電波を用いた地震予知はこの観測方法に関係しています。


