木漏れ日帖

木漏れ日帖

2005年04月07日
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 さて、ちょっと間があきましたが、個人勉強会?  『人権擁護法案を読んでみよう!』 です。
 やっと法案の第二章に突入!
 これからは一条ずつ感想ではなく、章ごとの感想です。でも、章といっても長いので、何回かに分けて書こうかと思います。
 日記で長々書いてもつまらないですしね。

 毎回、しつこいようですが、大前提。

 1.私は、 人権擁護そのものは、非常に重要だと思っていますし、大賛成です

 問題だと思っているのは、今提案されている『人権擁護法案』の内容に、 危険な解釈が成り立つ条文が多く、かえって人権を侵害する施策が実施されかねないと考えているから です。

 2.私は、 法律について専門的な知識をもっていません 。
 これから書くことは、 「私のような一般市民が何の法律的知識も無いままに、この法案を読んだらどんな風に感じるか。」 です。
 ですから、 ここの言葉を鵜呑みにしないようにお願い申し上げます。

 この日記を読んで、賛成にしろ反対にしろ、興味を持っていただけたら本望ですから。
 もし興味がわいたら、このサイトへ跳んでみて下さい。→ サルでも分かる?人権擁護法案 。
 色々情報がありますので、考えさせられます。

人権擁護法案


 ではでは。

~~~~~~~~~~

 第二章は 『人権委員会』についての条文。

 人権委員会というのは、法務大臣の所轄に属していて、この人権擁護法を元に活動する、いわば人権擁護の中心組織…かな。
 で、この『委員会』っていう行政組織は、内閣の統轄化にある行政組織の中で、ちょっと特殊なものらしく、

  ・委員長と委員によりなる合議制。
  ・政治的に中立公正が特に必要とされるとか、専門性の高い分野に、各界の権威者を集めて設置。
  ・職務上の独立が認められていて、権限行使につき大臣からの指揮には服さない。

 など、非常に独立性が高いのが特徴。

 人権を擁護するにあたって、行政組織であっても独立性が高い『委員会』であることは、必要ですよね。
 「行政=国家権力の行使」なんですから、行政がいくらでも口が挟めるなら、たちまち国家のいいようにされてしまいます。
 ですが、逆に言えば、独立性が保障されているからこそ、その活動はきちんと法的な根拠・明確な基準を守っていないと、困りますよね。
 じっさい、この『委員会』という制度自体、「独立性が高すぎて内閣の責任体制を損なう」として違憲だとする学説もあるらしいです。

 さて、私がこの第二章を読んでいて、真っ先に引っかかった言葉があります。
 それは、第九条の一項。委員長と委員の任命についての条文です。

第 九条 委員長及び委員は、人格が高潔で人権に関して高い識見を有する者であって、法律又は社会に関する学識経験のあるもののうちから、両議院の同意を得て、内閣総理大臣が任命する。

 もうお気づきかと思いますが…。

 『人権に関して高い見識を有する者』っていうのは良いです。
 『学識経験者』っていうのも気になりません。いえ、正確には、学識経験者って頭だけでモノを考えそうで不安はありますが、何も知らない人がなるよりよっぽどいいです。
 ですが。

…『人格が高潔』ってなんですか…。

 人格が高潔って、何をもって高潔と?。どういう基準で高潔って言うのですか?
 しかも、それを判断するのは、『両議院』。政治家さんたちですね。もっと言っちゃえば、そのときの与党ってことですよね。

…政治家が決める『人格が高潔』な人って…。

 ごめんなさい。もちろん、一生懸命国民のために頑張っている政治家さんたちもいるって思っていますよ。でも、あえて偏見覚悟で書きますが、 はっきり言って、信用できません 。
 今、政治家そのものへの信頼が低下しているっていうのに、「この人は人格が高潔ですよ!」って言われても、「はい、そうですか~」って同意できませんよ…。
 私としては、 国会中継で、堂々と居眠りしている人たちが同意する『高潔な人格者』って、どんな人か、めちゃくちゃ不安です 。

 法律に、こんな曖昧な言葉を堂々と載せていいの?
 しかも、非常に独立性が高い『委員会』という行政組織の委員が、この基準で選ばれるのって良いのですか?


 …いきなり不安になりながら、次回に続きます…。







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最終更新日  2005年04月07日 22時44分32秒
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人格が高潔  
素ー  さん
 そりゃ、高い給料の仕事などをなげうって、たった三年しかない委員を引きうけるほど、熱心な人、および、不祥事を起こすにはトシを取りすぎたお年寄りでしょう。

 結局、人権に熱心な人が選ばれ、牛耳るでしょう。
 なにしろ、パリ原則に基づいている法律ですから。

 ↓外国思想かぶれの結果、どんなことになるかの過去例。

娘通信 2005-03-12 <small> <a href=" http://musume80.exblog.jp/1740072/" ; target="_blank"> http://musume80.exblog.jp/1740072/< ;/a></small>
『
この流れの元となったのは国連の「女子差別撤廃条約」。
第34回国連総会において採択され、1981年に発効。日本は、1985年に批准した。

そして平成7年、北京で「第四回世界女性会議」が開かれ、日本も代表団を派遣したが、その「お土産」として、総理府の中に「男女共同参画室」が作られ、その本部を各省次官級から閣僚級に格上げした。



男女共同参画基本法の作成を実質的にリードしたのがジェンダーフリー論者の東大教授、大沢真理氏。
彼女は、この審議会に途中から参加し、並み居る官僚どもの鼻面を引き回し、己の思想を、この法案へと結実させてしまった。


ここらへんの男女共同参画法制定に至る過程は、ジェンダーフリーの論客、上野千鶴子氏の対談集、「ラディカルに語れば」に詳しく書いてある。

 大沢
 私も絶えず戦略的に行動していますから、・・・・ 議論する時には二段階に分けて、・・・

 生物学的な性差は、セックスだけど、・・
 ありとあらゆる文化や社会が作りだした、 男らしさや女らしさの通念、つまり男女を区分している線。
    ・・・
 これが第一段階ですよね。 
    ・・・
続く
(2005年04月07日 23時06分56秒)

続き  
素ー  さん
 二段階目というのは、セックスが基礎でその上にジェンダーがあるのではなくて、ジェンダーがまずあって、    それがあいまいなセックスにまで二分法で規定的な力を与えているけれど本当はあなたのセックスはわかりません、ということです。

 私などは妊娠したことがないから、自分がメスだと言い切る自信はないし、男にとっては、あなたの子供を生んだことになっている女の人しか、あなたのセックスについて断言できません、こう言ったら、もう男は立つ瀬がないというか。


上野
 そういう戦略をとったのは賢いやりかたですね。
 「(男女共同参画)ビジョン」には男女の特性にしたがった対等な取り扱いではなくて、最終的にはジェンダーの解消をめざすと書かれています。
 これは画期的なことだと思いますが、これについて合意が形成されたとは、これもにわかには信じがたい。おいおい、本気かよ?という感じです(笑)   


 大沢
 反論らしきものはほとんど出なくて・・
 それだけの論理のある人は、いなかったということですね(笑)。

 大沢
 ここは特殊な審議会なんです。
 事務局が引き回したくても、その素養がないんです。大学で女性学を学んでませんし。
 ジェンダーという発想はまったくないわけで結局、委員(大沢氏)が発言し、自分の発言したことを起草して、文章を作っていくという、稀に見る審議会だったわけです。

平成11年6月、審議会作成の原案をもとに「男女共同参画基本法」は策定された。

全てはもう遅かった。
法案は国会に回され、これまた無自覚な自民党議員たちは大した議論もせぬまま、これに賛成してしまった。

(2005年04月07日 23時08分34秒)

続き2  
素ー  さん
 代表的なジェンダーフリー論者の一人、船橋邦子氏は雑誌の中で

 「男女共同参画基本法案は行政主導で制度化されてチャンスを得た。
 自治体職員や政治家はこれを非政治的なものだと思っていたのが幸運だった。
 市民は『お上』である役所が関与することには逆らわない役所至上主義がある。
 みんな彼らがぼんやりしてるときに、その隙をついた。」

この法律のエッセンスと成立の経緯は
現在、大激論中の「人権擁護法案」を想起させる。
その内容の重大さに比べ、
ろくに国民的議論も経ぬまま、
突如、浮上してきた経緯。
そして、「人権」と「平等」の名のもと、
国民に思想統制を強いるやり口。
さらに法案を推進する人物が共通していること。
「男女共同参画法」と「人権擁護法」。
どちらも野中広務氏が背後にいる。

大沢真理氏は男女共同参画会議・影響調査会の会長となった。
予算は、歴代内閣の目玉政策ということで大盤振る舞いが行われ、平成16年度には関連予算は9兆9千億円に達した。

国家財政が破綻しつつある中で、この予算だけは特別扱いだった。
あれほど削る削らないでもめた防衛費は半分の4兆8千億円に過ぎない。
日本の防衛費は大半が人件費が占めるため、正面装備の額はわずかに約8100億円。


(2005年04月07日 23時12分26秒)

続き3  
素ー  さん
 このようにしてできた法律にはこんな文があるそうです。

 第2条の(1)男女共同参画社会

 性別又は性的指向(以下「性別等」という。)にかかわらず
 すべての人(以下「すべての人」という。)の人権が尊重され、
 社会の対等な構成員として、自らの意思によって
 社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、
 もって均等に政治的、経済的、社会的及び
 文化的利益を享受することができ、
 かつ、共に責任を担うべき社会をいう。

 「均等に、政治的社会的な利益と責任を受ける」
 つまり、人権委員に半分女性が選ばれる案になっているのはこのせいだと。
 どんな人がどんなつもりで選ばれるのでしょうね?




 ちなみに人格要件は、現在の地方の人権擁護委員が戦後ずっと主としてそうです。
 ただし無給ボランティアですが。



(2005年04月07日 23時20分38秒)

続き4  
素ー  さん
どんな法案だったか書き忘れていたので。

 娘通信
ジェンダーフリー考 その8・・教育の惨状(後編)
2005-03-28    <small> <a href=" http://musume80.exblog.jp/1792561/" ; target="_blank"> http://musume80.exblog.jp/1792561/< ;/a></small>
2003年7月、衆院決算行政監視委員会で、
山谷えり子議員が小泉首相に
教育現場における過激性教育について質問した。

この時、山谷議員は
全国の教育現場で多く使われている、
「スージーとフレッド」という性器のついた人形を使って
小泉首相に質問しようとしていた。
しかし、これに生中継するNHKから待ったがかかった。

 「山谷先生、そんな卑猥なもの、とても放送できません」

東京都立七生養護学校(日野市)の問題で、
 児童生徒が暮らす寮や
 一部保護者からたびたび同校に対し、
 実施された性教育をめぐる疑問や批判、
 苦情が寄せられていたことが
 産経新聞が入手した校内文書の記録などでわかった。
 性教育を受けた後、性器の名称を公然と口走ったり、
 人前で触るなどの事例があった。
 都教委も深刻に受け止めており、
 同校の正常化を急ぐ方針だ。

 学校では寮側の困惑に一定の理解を示しつつも
 「悪いとしかるのでは羞恥心を
 しっかりと育てることにはつながらない」
 「自分の身体を触るのは自分の権利」などと説明。
 「気持ちいいと思うのを大事なことと
 肯定的にとらえて(自分の身体を触る)
 時間と場所を保障しましょう」
 などと寮側を“啓発”していた。

七生養護学校は過激な性教育で知られ、
全国のその種の学校の「模範」となっていた。

(2005年04月07日 23時26分20秒)

続き5  
素ー  さん


「こんなときはノー!といおう」という題名。

*こんなときはノー!といおう

内容は、大人による子供への性的虐待を描いている。
小学校低学年の時に父親・兄・おじから、
性的被害を受けるというアニメビデオ。
このビデオは各地の小学校で見せられている。


 実践した教諭によれば、見知らぬ人への警戒心を
 今の小学生はある程度持っていると解説する。
 ところが、身近な人からの性被害に関しては
 どう対応したら良いのかを知らないために、
 近親からの性的虐待について、
 指導する必要があると力説する。

 右手と左手でやってることが矛盾してますね。

(2005年04月07日 23時26分45秒)

素一様、コメントありがとうございます。  
阿都  さん
 素一様、はじめまして。
 コメント、ありがとうございます。阿都と申します。よろしくお願いいたします。

>そりゃ、高い給料の仕事などをなげうって、たった三年しかない委員を引きうけるほど、熱心な人、および、不祥事を起こすにはトシを取りすぎたお年寄りでしょう。

 ああ、なるほど。という事は、最大限まで人権委員会の権力を行使するか、もしくは形骸化した挙句、何かに利用されてしまう、なんてことも考えられるのでしょうか…。
 なんだかますます恐いです。

>パリ原則
>女子差別撤廃条約 
>男女共同参画基本法

 コメントいただいておきながら情けないですが、ほとんど理解できなくて、自分の知識不足、読解力、意識の低さに愕然とします。
 ただ、過去、『人権擁護法』と非常に似ている経緯をあゆみ、しかも成立してしまった法律『男女共同参画基本法』があること。そして、この二つの法は決して無関係ではなく、バックに流れている思想というか、意思が同じであることは、コメントから何となく分かりました。
 分からないことに関しては、また自分なりに勉強してみようと思います。

 まだ法案を読み始めたばかりですし、私自身思索することが得意でも好きでもありません。
 正直、様々なブログやHPで考えを述べておられる皆様のように考えを深められるとは思いませんが、やっぱり無視できない法案ですので、これからも注目していきます。

 それでは、丁寧なアドバイス、ありがとうございました!
(2005年04月08日 20時37分31秒)

Re:素一様、コメントありがとうございます。(04/07)  
素ー  さん
阿都さん
 ていねいなご返事ありがとうございます。

 これぐらいわかるだう、なんで反応か鈍いんだろう・・・と思いつつ、たいてい、何カ月か経って見なおすと、 自分でもわからなかったりするので、たぶん不親切に書いているんだろうなと・・困ったもんです。

 実際、全ては可能性の問題。
 わずかのことで危険が避けられる運びになることも結構あると思うので、あまり勉強するといわれても保証ができない気分になったり・・・

 ま、いますぐ改良はできないだろうから、廃案となっていずれいつかぶり返すのでしょう。
 それまでいろんな問題が別に起きているはずで、そろそろゆっくりした方がいいのかもしれません。
(2005年04月09日 01時37分12秒)

長期戦でしょうか。  
阿都  さん
 素ー様、こちらこそありがとうございました。
 理解できないのは、私の勉強不足のせいですので、お気になさらずに。

> 実際、全ては可能性の問題。
> わずかのことで危険が避けられる運びになることも結構あると思うので、あまり勉強するといわれても保証ができない気分になったり・・・

 そうかもしれないですね。
 でも、ブログとか読んでも意味が分からなくて、いつの間にか問題から遠のいてしまうよりは、全ては無理でもちょっとでも分かるようになりたいと思います。
 私は根気がないので、亀のような歩みになりそうですが。

>ま、いますぐ改良はできないだろうから、廃案となっていずれいつかぶり返すのでしょう。
>それまでいろんな問題が別に起きているはずで、そろそろゆっくりした方がいいのかもしれません。

 民主党などの動きを見ても、廃案になるか不安ですし、なったとしても素一様のおっしゃる通り、いつかまたぶり返しそう。
 長期戦ってことですね。
 忘れさらないように、関係者の動きにアンテナを張って、地道に勉強していこうと思います。

 それでは、コメントありがとうございました!
(2005年04月09日 22時39分55秒)

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