あーともままのお部屋

結婚して...


いろんなことがあった数ヶ月...長かったNY生活の中の最後の短い間に、まるで一生分もあるほどの出来事がものすごいスピードで、過ぎていきました。

いっぱい泣いて...いっぱい苦しんで...でも後悔はしません。だって、そのときの私もせいいっぱいいっしょうけんめいに生きてたから...1秒だっていい加減ではなかったから...確かにメチャクチャやってた時もあったけど私にとっては真剣そのものだったから...

帰国してからもいろいろとあったけどほとんど覚えてない...
帰国してからのほうがいい加減な奴だったかも...
何かに夢中になりたくて...でも見つからなくて...
そんな中であたりまえのように過ぎてゆく時間のはやさにあせって...でも無気力で...
自分が何を求めているのか、何がしたいのか、全く見えなかった。
あんなに好きだった文章書きもぱったりととまった。

世の中気に入らないことばかりだったし、楽しいことも無かったし、復帰した仕事も以前とは全然雰囲気違っちゃって、私の居場所はなくなってた。
そんな中で、必死で自分をつくって、背伸びして生きてみた。でもなにか、違ってる...そんな時親戚のおじさんの紹介で、今の職場と彼に出会った。

そのときには、まさか、今みたいなことになるなんて、思っても見なかった。
今の私...彼の奥さんで、妊娠9ヶ月...そして、とても幸せ...

彼は、私の過去、全部知ってる..このノートも読んでる。
最初は打ち明けるのが怖かった。だって、失いたくなかったから..でも黙っていられなくって...それに、このことでこわれてしまうようなら、それでも仕方ないけど、彼ならきっとわかってくれるって、そう思えたから...

今でもおぼえてる。あの夜のこと..根岸の夜景を車から見ながら、打ち明け話。
私は前を向けなくて、サイドの窓からずっと外見てた...話しながら、ぼやけてくる夜景をただ、みつめてた。

彼は、ただ黙って聞いてくれた。そして私が思ったとおり、ううんそれ以上のこと言ってくれた。
「打ち明けてくれてうれしかった」って。

心の痞えがとれて、また、1歩近くに寄れた気がした。
そして、この日が、ファーストキスの日でした...

今、一人部屋で、ノートを読み返し...何となく彼に会いたくなりました。
こんな風に考えてたら、電話が...

彼ってすごい!だってタイミングよすぎるよ...
また、泣きそうになっちゃったよ...

おしまいに、彼に出会えて、そして、愛し愛されて、ものすごく幸せです。これからずっと。決して離れません。だって、私、彼なしじゃいきていけないもん...
だから、貴方も絶対私から離れないでね、ずーっといっしょだよ。ずっと私だけ見ていてね...



1995.11.22


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