2018年09月14日
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カテゴリ: 旅行

ビルケナウ収容所

アウシュビッツ収容所よりも 広い敷地
中まで続く線路は
ヨーロッパ中からつながっていたそうです





連れてこられた 貨車も残っていました
こんな小さな1両に
折り重なるように 収容されて




ガス室

地下に作られていたのか
階段を下りたらもうそこは
二度と戻れない暗闇だったのかな

ドイツ政府は証拠隠滅のためガス棟を爆破したらしく
このような残り方になっています




1棟1棟 収容棟だったはずですが
今は 煙突だけ残っています

でもこれは
解放されたときに 残された被収容者が
暖をとるために
木造の建物を壊して 火を焚いたためだとか

ちょっと 良いはなしにホッとしました



残っている建物も 老朽化で 壊れてしまいそうとのこと

保存出来るよう 策を練っているそうです
残さなくてはいけないところです



中は ベッド
1箇所に何人も 折り重なって寝ていたようです
どんなにか寒かったことでしょう



洗面所



牢屋よりひどいベッドの数々
トイレも数個しかなく
あまり 行かせてももらえなかったと聞きます



ガイドの 中谷さんが再三言っていたこと

この時代 誰もが こうなっていることを知っていたが
あえて 声を上げる人がいなかった

人は 間違っていることを間違っていると
なかなか口に出せない

悪いとわかっているのに
黙認している中の一人でいることに 安全安心を感じてしまう

つまりいつだって またこの状況に陥ることはたやすく
日本とちがって 異教徒, 異民族が混ざっている国は
ずっとこういう問題があり
また 何かが始まって 誰もが黙ってしまったら
繰り返してしまう恐れがあるのだと。

ちがう という言葉を
きちんと言える勇気を持っていなければならないのだと


やはり ちょっと 重い気分で クラクフへ戻ってきました
でも町は 日曜日
笑顔の人がわんさか

あー良かった 現実は平和だった
ホッとします







お天気も良いので
それはもう 賑やかで 穏やかで

ゆっくりと現実に戻って
そして 平和であることに感謝しながら









今日はもう 夜の便で
このクラクフから離れます

22時頃のフライトだったので
アウシュビッツから 帰って来ても
ゆっくり時間あるし

後悔の無いように
食べたかったアイスも食べてみます
ピスタチオ だったかな
小さくて お安くて  ちょうど良し




夕ご飯も食べてから
出発できますので

またまた 郷土料理を

最後なので
クラクフ広場の お店
テラス席に

そしてこの日に知った
ジュレックというポーランドのスープを

ジュレックはポーランドの伝統料理で、

ライ麦を発酵させたものから作るちょっと酸味のあるスープ

こちらのはこれがパンに入っていて
ものすごいボリュームでした




そして 味が濃くて
しょっぱすっぱ

写真にはないのだけど
ゆで卵がごろっと入っていたり
ソーセージが入っていたり
おもしろーい

日本ではない味なので
やっと ポーランドらしいのがたべられた気分




日が落ちてくると ちょっと涼しいのだけど
ストーブに火が入って
これまた ずっといたくなる

この ほどよい喧噪と
多分 観光の人が多いから
みんなの開放感とか
すごく 居心地良かったなぁー
好きだったなー クラクフ





でも帰らねばなりません

ちょっとゆっくりしすぎて
タクシーで空港 まで行こうとは決まっていたけど
大体 40分くらいだっけ? なんてのんきにしていて
タクシーすぐには つかまらない
とかずるずると時間は過ぎ

乗ったころには ねーこれ 間に合うんだっけ??

いつも余裕を見るわたしは ほんとうにドキドキでした

無事 ぴったり 2時間前くらいに空港到着で
問題なしだったのだけど

やはり知らない土地
余裕を持ちましょうね

再度  ヘルシンキに 飛びます
​​​​​​​​​​​​​​​​





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最終更新日  2018年09月14日 12時49分24秒
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