埼玉 大宮の地酒屋日本酒、ウイスキーブログ

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2024.11.26
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カテゴリ: ウィスキー


~大人気ローランドの新興蒸留所クライドサイドより 待望の定番新商品
100%ファーストフィルオロロソシェリーカスク熟成 


今回はスコットランドのグラスゴー市内に設立された新しい蒸留所、クライドサイドからリリースされた100%シェリー樽熟成の新定番商品、「ナピア」をご紹介致します。2022年4月に日本初上陸した定番品「ストブクロス」がご好評を頂いているクライドサイド蒸留所。当社が輸入代理店として取り扱いしております、インディペンデントボトラー「ADラトレー社」のオーナーが2017年に創設した全く新しい蒸留所です。オーナーのティムモリソン氏の曽祖父であるジョンモリソンがグラスゴーのクイーンズドック(大型貨物船の積み下ろし港湾地区)を建設してから約150年後、その地にクライドサイド蒸留所を2017年に建設、そして遂にその初のシングルモルトとなる「ストブクロス」の発売となりました。クライドサイド蒸留所はその港湾地区に船の入出港の指令室であった通称「ポンプハウス」の跡地に建てられました。ティムモリソン氏の父であるスタンリーP.モリソンがウイスキーのビジネスを始めたのが約100年前、ADラトレー社を設立しウイスキーのブローカーを始めました。その後シーバスブラザーズ社なども買収した後、1963年にはボウモア蒸留所を買収して、あのモリソンボウモア社を立ち上げました。息子であるティムモリソン氏は、その後他社に渡っていたADラトレー社を買い戻し、インディペンデントボトラーとしての活動を始めました。そして2017年、彼はウイスキー作りを再び始めるべく「モリソングラスゴーディスティラーズ」社を設立、クライドサイド蒸留所を稼働させました。ウイスキーに使われる仕込み水は約60キロ離れたロッホカトリンの水を100%使用、なんとロッホカトリンは曽祖父であるジョンモリソンがグラスゴー市内の水道水の供給源となる貯水池としての創設に携わっていました。原料となる大麦は全てローランド地方の契約農家から調達、発酵には約72時間をかけます。ローランド地方に属しますが2回蒸留で、熟成には高品質のファーストフィルバーボン樽をメインに、シェリー樽やリチャーしたバーボン樽を使用しています。定番品の「ストブクロス」の熟成は約90%がファーストフィルバーボン樽、残りはシェリー樽を使用しているのに対し、今回新たな定番品としてリリースされたこの「ナピア」は、待望の100%ファーストフィルオロロソシェリー樽で6年以上熟成、46%で瓶詰めしました。「ナピア」とは、グラスゴーで造船業が栄えた19世紀に地元の港湾地区において、船造りの父と呼ばれたロバート・ナピア氏に因んでつけられた名前です。テイスティングしましたが、色は綺麗なダークカラー、香りはプルーン、ベリー、シナモン、ライトカカオ、ボディはソフトな甘み、ママレード、シナモン、カカオレーズン、フィニッシュはクローヴのビターが心地よく続きます。6年以上のシェリーカスク熟成で、若さは感じずリッチでソフトに仕上がっています。ストレートで十分に堪能できる逸品、これは注目を集めそうです!
THE CLYDESIDE  NAPIER  matured in 1st Fill Oloroso Sherry cask
  46%  70cl   9300円(税込) 
                                                                                
オフィシャルテイスティングノート : 香りは熟したベリー系、甘いバラの花にトロピカル、味はオレンジマーマレード、チェリー&バニラ、フィニッシュは温かいクローヴ&ジンジャー。





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最終更新日  2024.11.26 06:00:11


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