そよかぜにっき

そよかぜにっき

車椅子の少女の夢




大阪にあるレジャー施設で働く18歳 Mちゃんの話・・・


働きはじめたころ 遊びにやってきた年の近い

車椅子の女の子とそのお母さんに話しかけられた

彼女にとって 障害を持つ人へのはじめての接客だった

だから 特に印象に残っていたのだという


数ヶ月たった頃

彼女は 以前に出会ったそのお母さんを見つけた

相手も彼女のことを覚えてくれていたそうで

「今日は 娘さんとご一緒じゃないんですね・・・」

彼女は尋ねた


「あの子は 亡くなったんです

ここで あなたのように働くのが夢でした

こんなことを言っては変かもしれませんが

あの子の分まで頑張ってください」

そう言い残して 立ち去ったという




あなたが空しく生きた今日は

昨日死んでいった者が

あれほど生きたいと願った明日


カシコギ

いい言葉ねっとより




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