September 7, 2008
テーマ： 0歳児のママ集まれ～(7816)
カテゴリ： ママタイム
昨日今日と タッチケア指導者講習会＆シンポジウム に参加してきました。
以前より 日本タッチケア研究会 の会員なんですが、
私は、看護師でもなければ助産師でも保育しでもありません
そんな私がなぜ？？？
元々、子供好きで幼稚園教諭になりたかった私・・・
しかし、学生の頃、「少子化が進み幼稚園教諭は余る！！！」と言われ断念しました
しかし、自分自身、働きながらの子育てを経験し、これからの時代、 「働くママ」 が増えると実感しました。
２人目出産を期に１２年勤めた旅行会社を退職し、子育てに専念してみるものの、やはり社会からの孤独感・欠乏感を抱いていました。
「社会復帰したい」との願いが、前会社に通じたのか否か・・・
希望していた「社内研修のインストラクター」勤務の募集がきました。
即、登録し勤務開始
でも、やっぱり子育てをおろそかにしたくない！！！
そうすると、かなり周りに迷惑をかける結果となりました。
子供の生活リズムは壊したくない・・・でも、社会にいたい・・・
そんな思いは私の我がままに過ぎませんお友達にまで子供を預かってもらい、ご迷惑をおかけしちゃいました
子育て中の私だからこそ、自分の時間で働き、かつ少しだけ子育ての先輩として、
保健婦さんたちより年齢も近いママとして、何かアドバイスしたいな～
そんな思いから ベビーサイン を勉強し、教室開講となりました
ただ、残念ながらベビーサインは、まずママが覚えなければならない事、赤ちゃんがすぐにサイン出来ない事・・・
そんな理由から継続を断念する方が結構いらっしゃいます。
私が意図していることは、ママがストレスなく赤ちゃんとの生活を楽しみながら、
お互いに成長できる子育てを支援する！と言うことです。
そんな折、インタネットで検索した中で 「タッチケア」 という言葉を知りました。
小児科医の先生方が研究されている会で、あっという間に会員になっちゃいました
年１回の講習会（シンポジウム）が間近に行われることも幸いでした
（願いを強く抱いているとチャンスって舞い込んでくるものですね。）
前置きが長くなりましたが、昨日今日の感動を少しおすそ分けします。
まず昨日は、 タッチケア指導者講習会 ということで、タッチケアの重要性やら手技を学びました
１、タッチケアとは・・・
一言で 「ふれあい」 です。「タッチ」「さわる」という行為だけではありません。
「ふれあい」とは、人間らしさを作る基です。
文化・文明が進むほど、「ふれあい」が減ってきています。
メール等で遠くの人と瞬時にコミニュケーションが取れても、身近な人とのふれあいがありません。
人間と言う生き物は、１人では生きていけず、
人と人が触れ合いながら、思いやって集団で生活し、つながりを大切にする動物です。
お互いに脳が脳を刺激し合うものです。
母子関係では、「ふれあう」ことでお母さんには 母性 が、あかちゃんには 育つ力がスイッチオン され、相互作用が働きます。
「タッチケア」の基は、ＮＩＣＵ（保育器の赤ちゃん）が入院生活でお母さんと生活できない赤ちゃんとお母さんのために進められたものです。
「タッチケア」の実施により、赤ちゃんの体重増加、情緒安定や無呼吸発作の現象が見られ、
お母さんの接触の喜び、面会の充実感、愛着形成の促進等など、結果が出ているようです。
２、ハイリスク児に対するタッチケア
３、ローリスク児に対するタッチケア
等のお話の後、４、タッチケアの手技 を学びました。
そして今日は、 日本タッチケア研究会シンポジウム～アドバンスコース～ が開催されました。
ちょうど１０周年という節目の年にあたり、特別講演がありました。
「”ふれあい”の科学的裏づけ」
専門的な脳のしくみ・・・神経発達と反応・行動、神経細胞、シナプス、ニューロン、モジュール、コラム、ドパミン、セロトニン。
分かりやすい例えに置き換えてお話をいただけ、私には医学的知識は全くなく、専門用語も知りませんが、
資料はとても分かり易く、お話も理解でき、感銘を受ける内容でした。
乳幼児は、著しい発達をしていることをデータで知ることが出来ました。
１～６歳期は素晴らしい記憶力と発達能力を持っています。
この可能性を、ついつい早期教育につなげがちですが、
私は今日の講演を聞いて、ますます早期教育に疑問を感じました。
コノ時期は、より人間らしさを作る最良の時期だからです。
本来、哺乳類は本能的に「ふれあい」を持ち、ふれあわなければ育たないことを知っています。
さらに人間には「前頭連合野（ゼントウレンゴウヤ）」という部分を持ち、人間らしさが形成されます。
これは、五感（視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚）の刺激により促進され、協働して全体の発達に関与しています。
もう書ききれません！！！
とにかく、「ふれあい」は前頭連合野を育てる基礎を創り、人間らしさを育てる基となるんです
２、タッチケア活動実践報告
３組の方のお話を伺いました。
・調布にある「飯野病院」の助産師さんの、院内での実例発表。
（たまたま知り合いがココで出産して、すごーーーく素敵な病院でした。）
・山形の保育士さんの、わらべうたを交えた実例発表。
（１３箇所で教えてる方で、病院へも売り込み？！にいかれたみたいです。）
・久留米にある障害児施設の保育士さんの実例発表。
（私の知らない世界で、本当に涙が出そうでした・・・）
その後のディスカッションは１時間設けられていましたが、足りないくらいでした。
本当に実りある２日間で、心豊かになった気がします。
今後は、地域子育てボランティアに参加して広めて生きたいな～と意欲満々です
design by ともまお☆
お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
[ママタイム] カテゴリの最新記事
-
東海林のり子先生の講演：VOL4 June 8, 2010
-
東海林のり子先生の講演：VOL3 June 6, 2010
-
東海林のり子先生の講演：VOL2 June 5, 2010
【毎日開催】
15記事にいいね！で1ポイント
© Rakuten Group, Inc.
