鮎レディース友釣り大会&実釣講習会
6月10日、三重県大内山川にて「第二回がまかつ鮎レディース友釣り大会&実釣講習会」が開催されました。
昨年は大雨のため講習会のみで、大会での腕試しができず「今年こそは」と思っていたところ願いが叶ったのが、絶好の釣り日和となりました。
平日と言うこともあり大会参加者は10名。少し寂しいけれど、選り抜きの精鋭ぞろいです。
大会会場は落瀬橋の下流、通称「乙部の直線」に決まりました。
スペシャルゲストに鮎釣り界の貴公子、鈴木幹弘さん、オブザーバーに三原憲作さん、木野勝巳さん、がまかつ鮎レディースの生みの親、生木栄さん、竿友会の皆さんと豪華な顔ぶれです。
開会式を終え、抽選順にそれぞれ自分の信じるポイントへ向かいます。
渇水気味の川は、女性にとって根掛も外し易く、危険も少なく都合はいいかも知れません。
私は下流のチャラ瀬に入ることにしました。
釣り人がいたので声をかけると、まだ一匹も釣れていないとのこと。
不安が胸をよぎります。
慎重にオトリを送り込み、まずは糸を引かず緩めず、オトリの行くままにまかせます。
鮎の気配がない…1時間が経過したところ目印に変化が出ました。
糸鳴りがして竿がひったくられ、パシャーンと水面に大きな鯉の姿が見えたかと思ったら、急に竿が軽くなる。
空中をヒラヒラと泳ぐ糸を見上げ、しばし呆然。
あ~マイナス一匹。
気を取り直し、最後の一匹となったオトリに鼻カンを付け、泡立ちのある石の後ろに送り込む。
目印がクルクルと回り、強い引きと共に走り出した。
慎重に鮎タモを構え引き抜くと、追星も鮮やかな若鮎が光り輝いて跳ねています。
その後はプラスマイナスゼロとなったことで安心したのか、未熟な腕のせいか、釣果は得られませんでした。
優勝はがまかつ鮎レディースの山川厚子さんの10匹。
準優勝は一般参加の京都市の福井登代子さん9匹。
3位は一般参加、岐阜の加藤まがらさん4匹でした。
表彰式では、全員にすばらしい賞品が手渡され、一人一人にねぎらいの言葉をかけていただきました。
抽選会も行われ、今年はがまかつの引き舟が4名に当たるラッキーな抽選です。全員がくじを引き、なんと私も当たりくじを引き当てることができ、釣れなかった悔しさも吹っ飛び大満足。
和気あいあいの昼食は、情報交換の時間です。
どこの川が女性にも釣りやすいとか、あそこの川はトイレがあるだとかの話題に花が咲き楽しく時間は過ぎて行きます。
昼食の後は実釣講習会です。
名人に直接指導してもらえる機会なんてめったにありません。
女性のための講習会なのに、どうしてもやってみたいという鮎釣り初心者の男の子が二名おり、若くてちょっと可愛かったので、レディース達に入門を許されたようです。
他に女性の初心者が4名加わって講習会の始まりです。
レディース達が持ち寄った鮎竿、鮎ブーツ、ベストに身を包み、初心者たちも見かけは立派な鮎釣り師です。
オトリを付けてもらって素直に名人の言葉に従います。
さすが名人、言葉だけで思い通り操ります。
まるでリモコンで操縦しているようです。
そして次々に釣らせます。最後には引き抜きまで教えてもらっていました。
7匹釣った初心者もいました。くやしい~。
そして大会出場の経験者たちには少し高度な技術、仕掛けなど教えて頂きました。
わかりやすく、即実践できることばかりなので、みんな真剣に聞いています。きっとみんな明日からの鮎釣りがまた一段と楽しくなることでしょう。
また来年も、この大会で皆さんに会えることを楽しみにしています。