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先週の土曜日から、心待ちにしていた「直観養成クラス・初級レベル」が始まりました。講師を務められるDawn(ドーン)先生のお隣さんのリビングルームを三時間程お借りしての開催です。Dawn先生とお会いするのはこれが二回目。実は、昨年十二月の半ばに、【スピリットガイド(指導霊)と天使たちに出会う】(Meeting your spirit guides and angels)と題された2時間の講座が、我が街最大のニューエイジ系書店にて開かれまして、その時の講師がDawn先生だったのです。たった2時間のクラスではありましたが、一切の無駄をそぎ落とした物言いの中にも、きびきびとした才気、そして参加者一人ひとりをあたたかく見守る度量の大きさを感じさせるDawn先生に、私は好印象を抱きました。参加者も、実年齢は二十代から七十代までさまざまではありましたが、どの人も【魂が大人。】という雰囲気を漂わせており、とてもリラックスした心地良い時間を過ごすことができました。...この、【魂が大人。】という印象については、そのうち徐々に書いていくつもりです。まずはこんな「チラ見せ」だけ...。おぉ、またもや発行元がナチュラルスピリットですよ!(相当の目利き編集者がいらっしゃるとお見受けしました。)【送料無料】マイケルからのメッセ-ジ [ チェルシ-・クィン・ヤ-ブロ ]【オールドソウル(Old Soul)】の人達が集まると、こんなにも雰囲気が和らいで落ち着くんだなぁ、サイコーに居心地いいなぁ...。こんな気持ちになったのは、十数年振りでしょうか。昔、日本に住んでいた頃、そしてアメリカに渡ってから参加したエニアグラムのクラスや、ドン・リチャード・リソさん&ラス・ハドソンさんを迎えての合宿トレーニングコースでこの種の心地良さを味わったこと、懐かしく思い出されました。ああした学びの場所に集まるのですね。何度も何度も転生を重ねたことで、すっかり角が取れて穏やかになったエネルギーを持つ、【オールドソウル】と呼ばれる魂は。クラスの終わりになって、先生は翌月予定されている直観養成クラスのチラシを配布されました。「うわー、絶対行きたい!」と、何ともそそられる内容だったものの、会場の住所を見た途端、その気持ちにも一気にブレーキがかかってしまいまして...。先生のご自宅がある地域は、私が今まで一度も足を延ばしたことが無い、全く馴染みの無いエリア。うちからは車で片道1時間弱かかります。知らない土地での運転を大の苦手とする自分にとって、これは大きな障害でした。怖かったのです。その後、意を決して「どうでしょうか。」とタロットカードに尋ねてみました。すると、「何ためらってるの!?これだけポジティブな合図を出しているのだから、さっさと申し込みしなさい!!!」と、ぐずぐず迷う私に喝!を入れるような結果が。(この時出たカードは、【過去・現在・未来】の3カードスプレッドで、順番に剣(ソード)の女王、コインのエース、コインの3。剣の女王が出た瞬間、「あっ!Dawn先生だ!」と、理解できました。十二月のクラスで抱いた好印象がそのまま「剣の女王」の姿をとって現れた。それ以外の解釈は考えられなかったです。しかも、「未来」を示すコインの3には、「チームワーク(一人ではできない仕事)」「学び・学校」といった意味があるのですよ。「Yes! Yes! Yes!」と、これ以上は無理、っていう程明確に答えが出ました。)それでもなお、頑固に居座り続けるのが【恐怖心】の厄介なところです。行くか行かないか...。決断できないまま年は明けました。ようやく子供の学校が始まり、日常生活のリズムを取り戻せたある日のこと。朝、起きぬけにボーっと瞑想もどき(ただ何も考えず、じっと目を閉じて座っているだけ。)をしていたところ、「I-205(距離の上では随分と遠回りになる高速道路)を使えば、土曜日の朝だからそれほど時間もかからないし、道だって怖くはないよ。...。」と、優しく励ますような直観メッセージが、はっきりと届いたのです。こうまで言われたら、行かないわけにはいきませんよね。直観クラスに行くか行くまいかと迷っている時に、直観がわいてきてポンと背中を押してくれているのです。無視したらバチが当たりますよ。クラスの内容については、残り二回分を終えてから、また別の機会にまとめて書きたいと思います。まず、一回目の終えての感想は、「思い切って参加して良かった!!!」ですね。タロットカードのお告げ通りでした。会場までの運転も、案ずるよりも生むが安し。全て順調でした。(←やればできるじゃん!)あれ程しつこくまとわり付いていた「怖いよ~」という気持ちを乗り越えただけに、嬉しさもひとしおです。昔から、直観に関しては冴えている方じゃないかな、と、そこそこの自信はありました。「導かれているとしか言いようがない」程の物凄い偶然の出会いも、それから信じられないような場所で欲しい物が見つかった、という嬉しい体験もしましたし。先日、flowergreen8さんとこちら、そして彼女の楽天ブログのページ上で会話しているうちに、「私の直観情報は、見えない世界からの情報直接ダウンロード型(クレアコグニザンス)に一番近い。」と、改めて確認しましてね。私の場合、情報が来る時はたいてい「ダウンロード型」で来ます。映像などの視覚情報は...入ったり、入らなかったり、ですね。それ程得意じゃないみたいです。(上に書いた、「I-205を使えばそれほど時間もかからないし...」のように、明らかに自分の脳内会話とは違う場所からメッセージがわいて来るのです。)マリー・マヌチェリ(Marie Manuchehri)さんや、ソニア・ショケット(Sonia Choquette)さんといった、抜群の霊能力の持ち主は、「直観は筋肉と同じで、鍛えれば強くなる。」と口を揃えておっしゃっています。これ、その通りだと思うんですよね。自分のここ数年の歴史を顧みても、少しずつではありますが、直観が確実に精度を増している!と実感できていますので。【送料無料】第六感 [ ソニア・ショケット ]「なぜ、直観を養成する必要があるの?」との疑問を抱かれた方もいらっしゃるでしょう。以下は私なりの答えです。どんな状況下でも、どんな困難な課題であっても、できるだけ【賢明な判断】が下せるようになりたいから、そして、魂の深い部分にまで届く充足感を味わいたいから...です。死ぬ時に後悔ばかりが残るような生き方はしたくないんです。ここ数年の間に、才能に恵まれ、輝かしい将来を約束されていたはずの友人・知人の、あまりにも早過ぎる訃報を耳にしたことも、自分のあり方を見直すきっかけとなりました。本当にこのままでいいのか、って、何度も自問せざるを得ない程、彼らの死は私にとってショックでした。直観の声を無視して突き進む...つまり、理性/思考/エゴ(自我)に自分を乗っ取られたままで生き続けるのは、あまり得策でない、ということも、既にたっぷりと学びました。結局、人生の正解はそっち方面には無いのです。どこまで行っても。理性/思考/エゴ(自我)が大声でわめきたてるような「正論」。自分にとっては何の意味も持たない「客観的データ」。そして、これ以上はずれ者扱いされるのは嫌だ、というつまらぬ理由でこだわっていた「世間体」。【人間界の誰かが決めた基準/ルール】に振り回されて後味の悪い一生を送るのはごめんです。それよりも、【天界との直通パイプライン】である直観を大切にしていきたい。これが今の自分の、偽らざる心境です。直観は、誰にでも備わっていて、そして、程度の差こそあれ、誰でも伸ばすことができる能力です。(そう、筋力と同じですよ!)誕生と同時に、全ての人間が天界から授けられた【直観】という能力(gift)。使わないなんて勿体無い。鍛えないなんて勿体無い。...そう思いませんか?今日の朝、前回のクラスについて色々と思い出していた時、突然ひらめきました。「あぁ、そうか。直観って、Kindleからのインターネット接続に似てるな~」と。(KindleはAmazon専用の電子書籍端末です。もう2年近く愛用しています。)去年までの私の直観をたとえて言うならば、自宅や、決められたホットスポットでしかネットにアクセスできないWi-Fi接続の、旧型Kindleキーボード。これに対し、最近の、特に、Dawn先生のクラスに行ってからの私は、どこへ持っていってもネットに3G接続して即、電子書籍が買えちゃうKindle DX(←これも今では旧型となってしまいましたが...。)へと、すこ~しだけパワーアップしました。Wi-Fiよりも使い勝手が向上したことはしたのですが、実はこの、Kindle DXという端末の3G接続、携帯電話などを介しての3G接続と比べるとはるかに不安定なんですよ。しかも、接続自体がおっそ~い(笑)。おまけに、表示できる情報量はごくわずかに限られていて、画像の多いサイトとなると、まるでダメ。文字が大半のページならば、まだ何とかなるものの、電波(?)が弱い場所だと「接続失敗」のエラーメッセージが出まくりです。まぁ、あくまでも読書用端末であって、ネット接続用に開発された機械ではないので仕方ないんですけどね。iPadユーザーからは笑われそうなアナクロ感が満載!です。(でも、AmazonのKindle専用通販ページにだけは、いつでもどこでもスコスコつながるんですよ。これ、一体どういうカラクリが働いているんだろう?謎...。)私の【直観力】も、今のようなKindle DXの気まぐれ、かつ、しょぼ~い3G接続レベルで終わらず、いずれは携帯電話レベルの3G、そして、いつかは4Gへとレベルアップ..といった具合により安定した接続ができるよう、磨いていきたいものです。ま、気長にやるとしますよ。過程そのものを楽しみながら、ゆるりゆるりと。
2013.01.25
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誰にでも、「あの時、あの人/あのことに出会えて良かった。」と、過去を振り返って感謝の思いでいっぱいになるような、そんな大切な出会いが一つや二つはあるものです。私の場合、まず思い浮かぶのは、「洋楽」ですね。特に、ハードロック/ヘビメタと称される、一群の「やかまし重金属系ロックミュージック」。(Heavy Metalなんで、本当はヘヴィメタとするべきなんでしょうが...まぁいいや。つい最近まで、日本の出版界では「ヴ」という表記は日陰者扱いでしたもんねー。中学生の頃、新聞のFM番組欄に「バン・ヘーレン」という情けない名前を見つけ、その場にヨヨヨと崩れ落ちたのを思い出しました...。)【送料無料】Forever YOUNG::ダイヴァー・ダウン [ ヴァン・ヘイレン ]あ、ココアの方はいまだに「バンホーテン」なんですね。今更変えられないのかな。ヴァン・ヘイレン。彼らは間違いなく、私の人生における暗黒時代~ダーク・エイジ~であった中学時代に、颯爽と現れた【救世主】でした。忘れはしません。土曜夜遅くの「ベストヒットUSA」で、ピタピタのスパンデックス製衣装に身を包み、野獣の如く長髪を振り乱しながら、ロイ・オービソンのヒット曲「オー・プリティ・ウーマン」のカヴァーを熱く歌い踊るデイヴィッド(デイヴ)・リー・ロス(Vo)の姿を見た瞬間、【バカロックこそ我が天職!人生に悔い無し!】という、常人の理解を超えた開き直りの境地へと到達した人だけが放つ、最強ビームに打たれたのです。完全にやられました。勿論、その翌日には上のアルバム「ダイヴァー・ダウン」を買いに一駅先のレコード屋まで自転車を走らせましたよ。とーぜん!デイヴ時代のヴァン・ヘイレンと言えばアルバム「1984」に収録の「ジャンプ」が最大のヒット曲なのでしょうが、私の中ではこの「パナマ」が断然、No.1ですね。もう、【80年代バカロックの帝王・デイヴ・リー・ロス】の魅力が爆発!炸裂!どうしよー!!!って感じで、今でも気分が晴れない時には、この「パナマ」をガンガン流します。名付けて、わずか4分弱の「パナマセラピー」!80年代初頭のジェーン・フォンダから始まったエアロビクスブームの影響をモロに感じさせるビデオですねぇ。Big hairと胸毛とピタピタ衣装、という、バカロックの様式美もきちんと押さえています。ワイヤーで吊られながらステージ上を左右に振れる(懐かしい大型ステレオラジカセに注目!)メンバーが醸し出す、何とも言えない意味無し無し~の感。デイヴったら、ノーヘルメットでバイクは乗るし、最後の方では何故か新体操のリボンまで振り回してる。IQも、理性も、節操も、全て吹っ飛ばしてしまえーっ!これがいいんです。「ダイヤモンド」デイヴは、これでなくっちゃ。【バカロック】街道をまっしぐらに突き進む能力。それこそが彼の偉大さなんですから。...ヴァン・ヘイレンの話をすると、必ずデイヴ派と、彼の後釜に入ったサミー・ヘイガー派との間に激しい争いが勃発するので、ここではサミーの話には立ち入りません。優秀なヴォーカリスト&ギタリストなんですけどね。ただ、彼は、テキーラの製造・販売など、事業家としても大成功している人。【バカロックの帝王】になりきるだけの覚悟も素質も無かった、とは言えるでしょう。ま、それは個性ですから仕方ありませんよね。両者どちらもそれぞれの持ち味を活かせばいいわけで。ここで、「バカロック」とは何か、と疑問を抱かれる方もいらっしゃると思うので、一応、簡単にご説明いたしましょう。誰が本当の言いだしっぺなのかは、正直、わかりません。私が初めてこの語に出会ったのは、1992年の終わり頃、友達が「読み終わったけど、これ、黒犬べーやんが好きそうだから、あげるよ。」と太っ腹にも譲ってくれた月刊宝島 No.261 (1992年12月9日発売)に掲載されていた対談・「70年代ロック黄金時代を語る みうらじゅん×ローリー寺西(現・ROLLY)」でした。今も日本の実家に「永久保存版」として大事に取ってあります。あの世に行くまでは、何があっても絶対手放したくない一冊です。10万円出すからと言われても、売りません。うん。こちらのオークション画面中、3枚のうち一番右端に、クイーンの写真と共に「オッサン顔でマイクスタンド振り回し『死刑!』のポーズ」と見出しがついているのをご確認できますでしょうか?http://www.japanorder.com/trans/yahoo_auction_detail.php?auctionid=u37767686(あのぉ...今、漫画「がきデカ」のこまわり君の決めポーズ「死刑!」を知っている人って、2013年時点で四十代半ば以上の人に限られますかね...。) 【中古】コンビニコミック がきデカ 夏休みは死刑!! / 山上たつひこ【10P11Jan13】【happy2013sale】【画】【中古】afb...ま、この小さな画像から、大体の雰囲気をお察しください。女装趣味ケバケバファッションに身を包んだグラムロックのミュージシャンに始まり、奇行・蛮行でその名を馳せたレッド・ツェッペリン、デーモン閣下も真似した「元祖・宇宙人バンド」のキッス、それから、セクシー衣装&扇情的な歌詞だけが先走って日本で人気を集めた女の子バンド・ランナウェイズ(後にソロで成功したジョーン・ジェットがいたバンド、と言えばいいのかな。)、そして、日本で圧倒的な人気を誇ったイギリスの国民的バンド・クイーン...。「ロック黄金狂時代」というフツーっぽいタイトルは付いていたものの、実はその中身とは「70年代のミュージシャン達が、いかにハチャメチャでぶっ飛んでてバカげた行動に走っていたか」、つまり、「凡人の常識を超えた【バカ】に徹するという仕事の偉大さを理解していた真のプロフェッショナルであったか」について、関西(京都&大阪)が誇る二大巨匠が語り、絶賛しまくるという、物凄く中身の濃い対談なのですよ、これは。【バカロック】なんて、一見何も考えていないただの低IQ人間がやってる、うるさいロックミュージックだ---なんてたわけた事を言うのは、ロック(特に70-80年代初頭までの英米音楽。)について何一つ知らないんだよ~ん、と告白しているも同然です。プロフェッショナルとして、長い期間にわたってお客さんを喜ばせる程のレベルの【バカ】に徹する、というのは、結構な知力を必要とするものです。いえ、知力だけでは乗り切れません。人目や常識を気にしない、並外れた勇気だって要ります。そして、自らの手で時代を切り拓いていくのだ、人真似ではなく、自分達の手で次の時代を作るのだ、という、揺ぎ無い使命感持たずしては、本当にお客さんが熱狂できる物を提供することはできません。...「あ~、考えるのめんどくさ~。人と同じでいいよね~。」的な発想の持ち主は、永遠に【バカロック】の世界を極めることはできません。「人に流される」ということと、【バカロック】という茨の道を歩むことは、絶対に相容れない行動だからです。水と油です。そこまで突き詰めて考えると、ひとしきりの大爆笑と入れ替えに、じわじわと深い感動が押し寄せてくるから不思議です。「人生で一番【全てを突き抜けたバカぢから】が必要な中高生時代に、このような音楽に巡り会って、凹んでもまた立ち上がるだけのパワーをもらえる自分は、何と幸せなんだろう...!」って、心から思えてくるのです。そもそも、「マイブーム」「ゆるキャラ」の提唱者としても知られる漫画家のみうらじゅん氏と、そして、元すかんち、現在はソロで活躍中のROLLY氏とが、青春時代の恥ずかしい思い出話(笑)をふんだんに披露しながらの対談、と書けば、面白くならないわけがありません。折を見て、私もこちらに少しずつ抜粋&UPしていこうかな、と考えています...差し障りの無い程度に。上の対談でかなりのスペースを割かれているバンド・クイーンも、ヴァン・ヘイレンと時をほぼ同じくして私の人生に現れてくれた【救世主】でありました。「オッサン顔で『死刑!』のポーズ」と書かれているのは、勿論、言わずと知れたヴォーカリストの故・フレディー・マーキュリー。オペラやバレエといったクラシカルな舞台芸術の要素をふんだんに散りばめながらも、他方では「白鷺」「全身目玉柄」「トレパン+王様ガウン」(←これは少し時代を下ってから、80年代半ば過ぎになりますが。)...と、常識をぶっ飛ばす大胆ファッションでもって、常に【英国・バカロックの帝王】として時代の最先端を走り続けた人、それがフレディー・マーキュリーでした。最後はエイズとの闘いに敗れ、1991年11月にこの世をさることとなりましたが、彼はクイーンとして生前出した最後のシングル、"These Days are Our Lives"に至るまで、とことん「自分自身が、楽しみ、満足できるような人生」を求めた人でした。これは、まだまだ現役続行中!の、つい最近ヴァン・ヘイレンへの復帰を果たしたデイヴ・リー・ロス、そして全ての【バカロックの巨人達】にも共通することだと思いますが...結局、【バカロック街道を驀進!】という人生は、お客さんだけでなく、まず、自分自身が楽しんで、満足しないと到底「やっていられない」生き方なのですね。自分自身を喜ばせること。そして、さらにパワーアップした状態で明るく輝く。それが出来て初めて、世の中の人にも幸せと元気とを分けてあげられる。【バカロック】の帝王達に私たち一般人が見習うべきこと、たくさんあるのではないでしょうか。
2013.01.18
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数日前、本ブログホームページの「プロフィール欄」の自己紹介文をちょいと変えてみました。 【精神世界のブラボー屋。すごい人のすごい仕事に声援を送ります。】 30字という字数制限のため、極力無駄を排した表現にするしかなかったのですが、出来上がりには大満足です。このフレーズは、「今、自分に一番喜びを与えてくれるのは、何?(What's your passion?)」という、シンプルでありながら、つい疎かにしがちな質問を自分に投げ掛けたことで生まれました。これ、シアトル郊外にて、エナジーヒーラーとして大活躍中のマリー・マヌチェリ(Marie Manuchehri)さんが、司会を務められているラジオ番組の中で、仕事選びで悩む電話相談者に対し、必ず尋ねる質問なんですよね。答えはすぐに出ました。一瞬の迷いも無く。私にとって一番大きな、そして長続きする喜びを与えてくれるもの。それは、【書く】という作業です。「ありがとう。あなたの仕事、本当に素晴らしかったよ!あなたのようにすごい人のすごい仕事を、もっと多くの人に知らせてあげたい。 そして、役立ててもらいたい。」自分が感動したことを文字へと置き換えて、どこかの誰かに読んでいただく。それが私を一番元気にしてくれる、【書く】という一連の作業です。やっと気付きました。見失っていた自分の【本質】に。本当に良いと信じたものを応援し、宣伝し、賞賛する【ブラボー屋】、だったのです。何かをゼロから生み出す【創作者】、ではない。事実をとことん究める【研究者】、でもない。そう、【ブラボー屋】。変な呼び名ではありますが、それが今の自分を最も的確に表現する肩書です。これに気付いた瞬間、今まで自分を縛っていた鉄の鎖が一気にはじけました。何!? この、信じられないような解放感は。それまでは、【ゼロから何かを生み出す創作者(creator)であらねばならない。】【独創的(オリジナル)でなければならない。それも、誰も他の人が手をつけていない分野で。】【もっともっと勉強して、誰から突っ込まれても鮮やかに切り返せるような知識でガッチリと武装しなければいけない。】といった思い込みに囚われて、随分と窮屈な思いをしていたことも、瞬時に理解できました...。今、こうして【精神世界のブラボー屋】という、自分が心から満足できる立ち位置を見つけられたからには、不要となった「~であらねばならない」の数々、全部捨てます。打ち上げ花火にでもして、澄み切った冬の夜空に パーン! と盛大に散らしてやるとしますか。あー、すっきり!そうそう、ブラボー屋、という言葉についても触れておかねば。これ、クラシック音楽の世界で使われる言葉だそうです。オペラでのアリア(独唱)や、器楽曲の演奏が終わった後に「ブラボー!」と絶叫する人、いますよね。こうした人々を俗に「ブラボー屋」と呼ぶのですって。残念ながら、歌唱や演奏が「終わってすぐ」に放たれる、余韻ぶち壊しの「ブラボー!」でもって、演奏者や他の聴衆に煙たがられているブラボー屋も少なくないようです。(参考:「BIGLOBEなんでも相談室」より 「日本に存在する『ブラボー屋』というものについて http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa2518519.html)演奏が終わり、指揮者がタクトを振り下ろすかしないかのうちに「ブラボー!」と絶叫するのでは、単なる目立ちたがりやの自己満足、と言われても当然かと思います。【音】が止んだ直後の【静寂】まで含めて、一つの演目ですからね。その【静寂】を台無しにするのですから、「ブラボー屋」は本当に音楽がわかっていない、音楽を愛していない無粋な奴だ、と批判されても仕方ありません。まぁ、そうした事情がありますので、「ブラボー屋」と聞いただけで拒絶反応を起こす人、日本人には多いはずです。それを承知しつつ、敢えて【精神世界のブラボー屋】を自称することにしたのは、「ブラボー!」っていう、イタリア語特有の陽気な響きが好きなんです。実に単純(笑)。私の大好きな「のだめカンタービレ」(by 二ノ宮知子先生)に登場する音楽評論家で、佐久間 学という人物がいるのですが、彼は正真正銘の【ブラボー屋】なんですね。ロマン派風の、時代がかった大仰な表現で朗々と謳いあげる意味不明ポエム調の評論を書く、なかなか味わい深い脇役です。(自己陶酔系の愛すべきお笑いキャラクターは、どうしても憎めませんねぇ~☆)【送料無料】のだめカンタービレ(9) [ 二ノ宮知子 ](長い事ヨーロッパへの留学を頑なに拒んでいた指揮者志望の千秋真一だったが、ついに留学を決意。彼をずっと応援し続けていた佐久間は、その言葉に対し...)佐久間 「そうか! いや~ それはよかった!うん うん! 君なら絶対うまくいくよ!」千秋 「あの... どうしてこんなによくしてくれるんですか? 期待してくれるのは 嬉しいんですけど 」佐久間 「いつも いつも... ブラームスにコッセルや ヨーゼフがいたように 歴史に名を残す音楽家には 才能だけじゃなく 人との大事な出会いがあるものさ ボクも そういう人間のひとりに なりたいんだよ ...ハハハ なんてね」そうです。世の中には、紹介し、宣伝し、声を限りに声援を送る【ブラボー屋】だって、必要なんですよね。【創作者】【研究者】【演奏者/パフォーマー】が世に出て、多くの人々に知ってもらうためには、【ブラボー屋】的存在がいてくれないと、物事がうまく回って行かないのです。事実、私の人生にも、「偉大なるブラボー屋さん」たちが必要な時に颯爽と現れては、クサクサしていた私の毎日をパッと明るくしてくれました。例えば、おなじみ、山田五郎さん。久々に「西洋美術って面白い!」と興奮させられましたよ。2012.09.30の日記でも取り上げました。 【送料無料】知識ゼロからの西洋絵画史入門 [ 山田五郎 ]ヘビメタ・ハードロックの分野では大御所的音楽評論家の伊藤政則さん。不毛だった中学時代、深夜のラジオから流れてくるヘビメタ/ハードロック、そして、政則さんと元BURRN!編集長の酒井康さんとの間に交わされた抱腹絶倒トークには、どれ程元気付けられたかわかりません。セーソクの法則場外乱闘エッセイ / 伊藤政則【中古】afb【10P22Nov12】研究者が本業ではありますが、日本、そして世界の食文化という魅力尽きない世界に我々食いしん坊どもを引きずり込んでいらっしゃる(蟻地獄みたい...)、小泉武夫先生。先生の本質は【ブラボー屋】だ、と、私は勝手に決めております。【送料無料】賢者の非常食 [ 小泉武夫 ]専門はてんでバラバラなお三方ではありますが、とりあえず思いついた順番に並べてみました。強いて共通点を挙げるとすれば、何を書くにしても、誰について書くにしても、その根っこには、必ずや対象への【愛】と【感謝】、そして【敬意】がある...ことでしょうか。【ブラボー屋】の書く文章は、いつも「楽しい!」「好き!」が出発点。だから、その読後感はあくまでもさわやかで、軽やかです。時に苦言を呈することがあっても、それはあくまでも【愛】ゆえの苦言。相手を貶めたり蔑んだりする気持ちとは全く違います。自分の書いた文章でもって読んだ人の内側に、「何だかとっても面白そう。もっと知りたい!もっと読みたい!」の気持ちを掻き立てる...それができれば、【ブラボー屋】を自称する者としては、最高に幸せです。
2013.01.12
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この度、一念発起して「直観養成」(intuition development)のクラスを受けることにしました。全三回と、ごく短いクラスですが、今からとても楽しみです。去年秋から細々と再開したタロットの腕を上げるためにも、そして、人生をもっと前向きに切り拓いていけるようになるためにも、生身の先生が指導する生のクラスに参加することは良い刺激となってくれるはずです。いくらおうちが心地良いからと言っても、たまには外に出て武者修行しないと、ねぇ。そのクラスの先生が今日、Facebookにこんな文章を「シェア」していました。国際的に知られるミディアム(霊媒)・ジェイムズ・ヴァン・プラーグ(James Van Praagh)さんによる、「ミディアムの使命」です。味わい深い文章だったので、ご紹介します。☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆。,・~~ミディアムの使命1.死別の哀しみにある人を 慰める。2.心が弱くなっている人を 強くする 。3.この先の人生で何が待ち受けているかについて、 知識を与える 。4.死後も存続する生体電気であるエネルギーボディへの 意識を高める 。5.地球上で生きる間は、一人ひとりがその行動に 責任を負わねばならない ことを知ってもらう。6.人種・宗教・嗜好の違いにとらわれることなく、他者へと向ける愛 を より大きな形で世に広めていく。7.われわれ全てが 地球上の 生きとし生けるもの全てを尊重し、 神から授かった資源を節約すると共に、賢く使うための手助けをする。8.智恵・寛容・正義の名の下に 人類を一つにまとめていく 。 悪、否定的な考え、人種差別、暴力がわれわれの内から消え去るその日まで。9.生と死に関わる事実を理解してもらうことで、魂・精神・身体を癒し、健全な状態を保てるよう 働きかける。10.スピリチュアル(魂)に働きかける、深いレベルでの人格修養を促す。 最終的には、恐れから完全に解放される ことを目指す。☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆。,・~~01.02.13付の日記で取り上げた、レベッカ・ローゼンさんの「スピリテッド」。【送料無料】スピリテッド [ レベッカ・ローゼン ]字数の関係で割愛せざるを得なかったのですが、実は上の本を紹介するついでにご紹介したかったのが、本書への序文を寄せている売れっ子ミディアム(霊媒)の、ジェームズ・ヴァン・プラーグ(James Van Praagh)でした。【中古】 もういちど会えたら 最愛の人 天国からのメッセージ /ジェームズヴァン・プラグ(著者),中井京子(訳者) 【中古】afb邦訳は残念ながら絶版のようです。もう十数年前の本、それも日本ではほとんど知られていない著者の本となると、書店のスペース争奪戦という過酷なバトルを勝ち抜くだけの力は無いのかもしれません。ん~、日本人はやはりガイジンさんではなく、日本の霊能者が書いた本を読みたがっているのかなぁ。ちなみに、オリジナルはこちら。【送料無料】Talking to Heaven: A Medium's Message of Life After Death [ James Van Praagh ]いわゆる、「わら半紙」(←40代以上の人でないとわからないかも...。)に近い、ザラザラ紙の廉価版・軽量ペーパーバック(英語ではmass market paperbackと呼ばれる本。)という作りが、幅広く一般大衆に読んでもらうための本であることを物語っています。この手の本って、発売間もない時期だと、スーパーやドラッグストアの雑誌コーナーの片隅で、売れ線ミステリーやロマンス小説などと並んで無造作に置かれていたりします。今回の主役であるジェームズさん、1997年出版の「もういちど会えたら(原題・Talking to Heaven)」が大ベストセラーとなり、続編"Reaching to Heaven"(1999)、"Healing Grief"(2000)も、やはり立て続けに大ヒット。この三部作が一応の完結を見た後も、あの世とこの世とをつなぐ架け橋的存在として、1~2年おきのペースで新作を刊行し続けています。アメリカ国内で活動する「ミディアム(霊媒)」としては、シルビア・ブラウン(大殺界でお馴染みのあの方を彷彿とさせる、押しの強いオバちゃん。苦手。)、ジョン・エドワード(未読。でも、本屋では確かによく見かける名前です。)ジョン・ホランド(マリー・マヌチェリさんのラジオにも数回ゲスト出演!好青年風で感じのいい人です。)などと並んで、知名度では全米ベスト5に入るお方だと思いますね。国際的サイキック・ミディアムであるジョン・ホランド氏の霊能力開発カード待望の日本発売!取り寄せ注文承り中!【サイキックタロットオラクルカード】(タロットカード・スピリチュアルメッセージ・占い)(↑これ、気になっているんですが、もう少しタロットの扱いに熟達してから手にした方がいいのかどうか、迷います...。まだライダー・ウェイト版を使って3カードスプレッドで練習している段階だしなぁ。)シャーリー・マクレーン(あの!)、ゴールディ・ホーン、シェールなど、そうそうたる顔ぶれのハリウッドスターがクライアントとして名を連ねているのですから(しかも、「名前出していいよ~」ってOKしているわけで!)、信頼度は高いと見ていい...と思います。←セレブに弱い自分(笑)。これだけ有名になってしまうと、「インチキ!」「ニセモノ!」と攻撃してくる人は必ずいますけどね。まぁ、霊能者/霊媒だって人間ですから、時には「はずす」ことだってあるでしょうし、どうしても納得の行くリーディングができないこともあるでしょう。世の人一人残らず満足させようと思ったって、そんなの無理です。誰かしら、ケチ付ける人間は出てくるものです。私自身は上に紹介した「前期三部作」しか読んでいませんが、彼の書く文章には誠実さがあると強く感じました。「自分が知り得る範囲内で、世の人の慰めとなることがあれば全て書き尽くそう。」という思いが伝わってきました。特に愛犬家・愛猫家のみなさんに読んでいただきたい部分があります。「もういちど会えたら」に登場する、聴覚障害者の女性と、長年彼女の介助犬としてかけがえのないパートナーを務めていたチャーリー君とのエピソードが、それです。(私、愛犬を喪って深い悲しみに沈んでいた友人に、この本を送ったことがあります。)手話通訳の女性も同席しながら、ジェームズさんが女性にチャーリー君からの愛あふれるメッセージを伝えるというこの部分、何回読んでも泣かされてしまいます。そして、人間に惜しみなく愛をプレゼントしてくれる小さな動物達への感謝の気持ちが、後から後から湧いて来て、この上なく幸せな気持ちにさせられるのです。心が洗われる、ってこういうことなんだ、って、実感できますよ。これ以上は紹介しません。興味を持たれた方は、図書館や古書店などを利用して、ぜひ、読んでみてくださいね。このブログの写真に登場している我が家の愛犬・べーやんも、今のところは元気いっぱいではありますが、年齢的には14歳半と、もうかなりの高齢犬です。いつか必ず、別れの時はやって来ます。それはもう何年も前から覚悟してきました。「いつも傍にいてくれるはずの、黒いフワフワが突然いなくなった...」その日を迎え、辛くて辛くて心がくじけそうになったら、家族みんなでこのチャーリー君の話を読んで、残された者同士助け合って、がんばって乗り越えよう...と思います。(そんな日が当分やって来ないことを願いつつ...☆)ジェームズさん、見るからに「人のいい愛犬家のおじちゃん!」って感じですよねぇ~。
2013.01.08
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最近、「枕元の一冊」として定着しつつあるのが、こちら。【送料無料】バルタザール・グラシアンの賢人の知恵 [ バルタザール・グラシアン ]17世紀前半のスペインに生きたイエズス会修道士・バルタザール・グラシアンの箴言集(ピリリとスパイスの効いた、役に立つ言葉の数々、とでも言い換えられるかな)です。朝起きてすぐ、この本に手を伸ばし、パッと開いたページの言葉を、「今日のおみくじ」のようにありがたく受け取る。一ページ一メッセージなので、時間はかかりません。で、何か心に響くところがあったら、そのままあぐらをかいて、心を鎮めて瞑想してみる。そして、どこからか湧き上がってくるかすかな声に、耳を澄ませてみる。...いいですよ、この朝の儀式。キリスト教信者の方でしたら、同じようなことを聖書を使って実践中かもしれませんね。昨日開いたページからは、こんな御言葉をちょうだいしました。「他人のあら探しをしない他人の欠点を指摘することは、実は自分自身への指摘にほかならない。自分の欠点を隠そうとして人のあら探しをするのはばかばかしいことだ。誰からとなく悪口を言う人は口からひどい悪臭を放ち、人のスキャンダルを掘り返せば自分の足元をもっと汚すことになる。(...中略...)意識するしないにかかわらず、罪をひとつも犯していない人はまずいない。すねに傷ある者は、他人の批評などしないほうがよいのである。」ダークでビターな大人限定アドバイスも少なくないバルタザールさんにしては、まぁ穏やかな方じゃないでしょうか。以前こちらのブログでも引用した、「ガラスの家に住む者は石を投げてはならない (People [Those] who live in glass houses shouldn't throw stones. )」と、意図するところは同じです。ねっ、ビリー!その後、このメッセージに自分の奥底の記憶が揺さぶられたのか、中学校、高校、大学...と年を重ねていくうちに次々と出現した「どうしても生理的に好きになれなかった女の同級生」の姿が浮かんできました。立て続けに、三人。この頃は、新しく誰かと知り合いになっても、魂レベルで何かが【クリック!】しない限り、ごくごく表面的な、挨拶+世間話程度のお付き合いにとどめておけばいいや、と開き直りました。「どうしても生理的に嫌っ!」と、堪忍袋が切れるまで誰かと付き合う必要がなくなったのは、ありがたいことです。様々なしがらみから少しずつ自由になれるのですから、年を取るのも悪くないですよ。悪くないどころか、すこぶる快適です。そう。裏表なく、互いの気持ちをありのまま、偽りなく交換できる少数の友人が近くにも、遠くにも、今日も元気で暮らしているとわかっているから、こんな調子で進めば大丈夫。平和なのが一番ですからね。ストレス源はできるだけ少ない方がいいんです。(そういえば、その友人の多くは敬虔なクリスチャンなんですよね。ん~、どうも最近の自分は、宗教・宗派に関係無く、【人間を超えた、大いなる存在】の前に身を低くすることの価値を知っている人に引き付けられているみたいです...。)中学、高校、大学...あたりだと、【学校】という共通の場に縛られているため、逃げ場の無い、不自由な人間関係の中で生きることになりますよね。そうなると、一人や二人は「私、あの人嫌い。ニガテ。」って言いたくなるような人物が出てくるのは、まぁ、致し方ないかな、って気がします。ただでさえ人間できてない、わがまま言いたい放題の青二才ですから。学生なんて。昨日の朝、突然わかりました。何故、あの三人と一緒にいるとイライラさせられたのか。彼女たち、話し掛ける時にグググッと距離を詰め寄り過ぎるという点で、全く同じタイプだったのです。しかも、やたらとこっちの身体に触りたがる。こちらが無防備でいると、勝手に腕絡ませてきたり、突然目の前に「ぬぼーーーーっ」と、顔近付けてきたり。三人のうち、二人は小柄でした。肩幅が広くガタイがいい私は、「脳内擬似彼氏」に仕立て上げられていたのかもしれません。...彼女らの行動パターンのお手本って、ひょっとしたら昭和の、笑いのセンスがちょいとベタな作者が描くギャグマンガなんじゃなかろうか、って思えるくらい、強烈な個性の人達でしたね。三人が揃いも揃って。今はどこでどうしているのやら。当時は全くその原因がつかめなかった「私、この人我慢できない!」ですが、今冷静に考えてみると、 「過度の身体的接触」+「私自身がOKと認める境界線をドカドカと踏み越えての、無神経な侵入」 が、生理的に我慢できなかったのですね。「喋り方がイヤ!」「謙遜する振りして自慢話!」...等々、他の理由は後から取って付けたようなもの。真犯人は「接近し過ぎる」という身体レベルでの不快感でした。別に身体的接触が全部イヤ、っていうのではありませんよ。私だって、アメリカ人の友人と「ハグ」はしますし、子供とだって手をつないで買い物に行きますし、うちの犬たちには顔中ベロベロなめ回されたりもします。それが、正直な愛情や喜びの表現である限り、そして、節度と思いやりをもってなされているなぁ~と感じられる限り、喜んで受け入れます。大歓迎です。自然に応えます。境界線(バウンダリー)。どこまで接近されると不快になるか。どこから先は、絶対に他人に入らせたくないか。それは心の問題であると同時に、かつての私が「あの人我慢できない!」とイラついたように、物理的な問題でもありますね。中学、高校、大学と、環境を変えても変えても必ず一人、こうした「境界線(バウンダリー)」を侵害するような同級生に出会った、というのは、結局、自分自身にも彼女らと同じような傾向があるよ、ということを、鈍い私に辛抱強く教え込むために天界がアレンジした粋なはからいだったのかもしれません。【身体密着型】というスタイルこそ取らなかったものの、仲良しの友達に延々と付き合ってもらった、深夜の(くだらない)長電話。(互いの勉強時間を削り合って、共にアホ学生になってしまったような...。許せ、T!)終電に乗り遅れて、何度も一人暮らしの友達の部屋に「ごめ~ん」と泊めてもらったこと。(本当は断わりたい時だってあっただろうに。Mちゃん、ありがとう。)それ程親しい間柄ではない先輩(男性)に、ほとんど暴走日記のノリで超・長文の手紙を何通も送りつけてしまったこと。そんな暇あるなら、もっと勉強しておけば...。(あんな文章受け取って、Kさん、本当に困っただろうなぁ。お気の毒に...。)...前科何犯なのか、もう、自分でも数えると嫌になるくらいやっちゃってますね。他人の心&環境&時間に、ズカズカと泥靴で踏み込んでいくような真似を。あぁ。未熟な過去の自分がしたこととはいえ、みなさん、ごめんなさい。反省しています。後は、「欠点、克服するために頑張ったよ!」ということを、私自身がこれから歩んでいく人生に語らせるしかありませんね。少しでも恩返しができるよう、精進せねば。そう。バルタザールさんのおっしゃる通りなのです。20年以上経って、ようやく気付きました。骨身に沁みて理解できました。...他人の欠点は、実は自分への指摘に他ならないってこと。悟るの、遅いですよね...。悔恨と、新たな決意とが入り混じった朝の瞑想を終えた私の前に、「他人に寛大でいる」と題されたこんなメッセージが待っていました。先に引用した一節の、すぐ隣の文章です。「(...)寛大さは重要な美徳であり、どのような愚かなことでも辛抱できるように訓練しなくてはならない。耐えることで結局は平和と喜びがもたらされるので、我慢も報われる。周りの人の欠点に我慢ができない人は、たいてい自分自身にも我慢ができないものだ。」...そうか。たとえ、至らない、スットコドッコイの自分であっても、広い海のような母心でもって優しく見守れば、他人の欠点も気にならなくなるのだな!(↑あら、いつの間にか反省から「これでいいのだ!」モードに...。)別の訳者さんが手がけた本もあるんですね。賢く生き...著者:バルタザ-ル・グラシャン価格:1,365円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る
2013.01.06
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アメリカ人ミディアム(霊媒)としてTV等で人気の、レベッカ・ローゼン(Rebecca Rosen)さんという女性による、「スピリテッド」という本を読み終えました。「Medium(霊媒)」とは、家族や親しい人など、あの世へと渡った霊からのメッセージを伝える役目の人を指します。日本人なら、「恐山のイタコ」みたいな人、と言えば一発で通じるでしょうね。【送料無料】Spirited: Unlock Your Psychic Self and Change Your Life [ Rebecca Rosen ]年末に図書館で借りたこの本、それ程期待せずに読んだのですが、一旦読み始めたら予想を裏切ってぐいぐいと引き込まれました。近来稀に見るスピードリーディングだったかも。(←ま、それだけ本書の英語が平易で、読みやすい文章だった、ってことです...。)内容的には、サネイヤ・ロウマン(Sanaya Roman)さん【中古】 オープニング・トゥ・チャネル あなたの内なるガイドとつながる方法 /サネヤロウマン(著者),デュエンパッカー(著者),中村知子(訳者) 【中古】afb(お名前、「サ・ネイ・ヤ」が正しい発音だそうです。ご本人のHPより。)ソニア・ショケット(Sonia Choquette)さん【送料無料】あなたのガイドに願いましょう [ ソニア・ショケット ](う~む...この「願いましょう」って邦題、日本語としてどうなんでしょう?)その他、英語圏でよく読まれているスピリット・ガイド(指導霊)本の代表格と大筋で一致しており、特にびっくり仰天する内容も無く、一気に短時間で読み切れました。今まで読んできた内容のおさらい的な本という感じ。初めてこうした分野に触れる人にとっては、とても優れた導入本になってくれるのではないでしょうか。では、引用、行ってみましょう。(第7章、「手放しましょう Let Go」より。)「よく、人からこう聞かれます。『レベッカ、【悪】って本当に存在すると思う?』と。そんな時は、『ええ、思います』と答えます。私たちの誰もが、非の打ち所が無いような善行を為すことができるのと同じように、悪事だって誰もが為し得るのではないでしょうか。そう私は信じています。私にとっての【悪】とは、【善(goodness)が足りない状態】、もしくは 【敬虔さ(godliness)が足りない状態】 です。【悪】自体を切り離して別個のものとして見ることはしません。こちらに善があるかと思えば、あちらでは善が足りない状態となる。光が不足する。すると、そこに暗闇が生まれる。どちらも同じことです。暗闇それ自体が独自の存在として生じるわけではありません。【悪】に染まるのは、本来歩むべき道から外れてしまった人々です。 ---自分とも、そして、敬虔さ/神を敬う心(godliness)とも、つながりを絶ってしまった人々なのです。 この、【悪】= 【善の欠如】って、確か大昔に世界史の授業(うちの先生は相当ディ~プで濃ゆい授業をされていましたので...)で耳にしたことがあったような...。で、検索したら、やっぱり出てきました。古代ローマ時代の神学者・哲学者であり、教父として名高い聖アウグスティヌス(AD354~430)の言葉・【善の欠如】(Absence of good)と非常に近いことを言っているのですね、著者のレベッカ・ローゼンさんは。...ま、キリスト教の教義から見た善悪の問題は、私のような門外漢が口をはさむことではないので、これ以上深追いはしませんよ。(突っ込みだけはご勘弁を~。)これでも、小学校に入る前には友達に誘われて教会学校に通い、引っ越した後も自分で資料を取り寄せ、「たのしい聖書通信講座」なる無料講座を受講した過去があるんですけどねー。無事テストにパスし、修了したご褒美として新約聖書一冊いただきました。先の教会学校時代に買ったものが既に1冊あった、というのに。(←ヘンな小学生!)でも、今は特にクリスチャンというわけではありません。あ、イエス様は好きですよ。聖フランチェスコも。今回、妙に引っ掛かってならないのが、色文字で強調した部分: 【敬虔さ(godliness)が足りない状態】 【自分とも、そして、敬虔さ/神を敬う心(godliness)とも、つながりを絶たれてしまった人々】の二箇所です。長らく愛読しているブルーシャ西村さんのブログで、何者かの手によって神社のご神木が"毒殺"された、という大変気がかりな記事を読んだばかりだったからかもしれません。夫の仕事の都合でアメリカに移り住んで久しい私には、祖国・日本で次々と重ねられている邪悪な人間の行為と、上の引用部分とが重なって見えて仕方がありませんでした。http://plaza.rakuten.co.jp/bruixanishimura/diary/201212270000/http://plaza.rakuten.co.jp/bruixanishimura/diary/201212290000/みんな、ちゃんと自分の奥底に輝く【光】とつながろうとしているだろうか?そもそも、その【光】に気付いているだろうか?自分の、そして周囲の人々の【光】に。気付こうともせずに、すさんだ心を抱いて、無目的に毎日をやり過ごしているのではなかろうか?「【敬虔さ(godliness)】なんて、無宗教の自分には関係無いし~!面倒くさいよねー!」...こういう言葉が自然に口を突いて出るような人々って、生きとし生ける全ての存在の背後にはたらく力について、一体どう考えているのだろう。神さま。創造主。天界。ガイア。...。表現は人それぞれだろうけれど、でも、先の東日本大震災を経験してみて、何かしら人智を超えた存在について思いを巡らすことは無かったのだろうか。とりあえずは私自身が【この先一体、何とつながっていきたいのか。】を、真剣に問い続けることから一年をスタートさせようと思います。他人様のことをとやかく言うよりも、「先ず隗より始めよ」でなくっちゃいけませんから。何かと...誰かと...つながろう!と覚悟を決めて伸ばしたその手の先にあるのは、光?それとも、光の差し込まない、暗闇?どうせ自分の中に取り入れるのならば、できるだけ純度の高い、強い輝きを放つ光を選ぶことができるように、賢い選択をしていきたいものです。いや~、40代も半ばともなると、「イマイチ」「並」「そんなのどーでもいいよ~」レベルと関わり合いになるのが、何ともバカバカしくなってきましてね。だから、無駄な労力と時間は事前に極力カット。自分の縄張りには吟味した【最上級レベル】だけを注意深く入れていく。あら、これって、ゴミ減量のためのエコライフ哲学の流用じゃないですかぁ。何ら目新しいことを言っているわけではありません(笑)。結局、人生において本当に必要なレッスンって、ごく少数のシンプルな真理へと還元されていくのかもしれませんね。人や世間の目なんてどうでもいい!(迷惑かけなきゃ...ね☆)自分の幸せのあり方は自分で決めるさ!...そんな決意(開き直り?)と共にすっくと仁王立ちし、2013年、はじめの一歩、です。お立ち寄りくださってありがとうございました。みなさまの新年にも、たくさんの光が用意されていますように。笑い声に包まれますように。【送料無料】スピリテッド [ レベッカ・ローゼン ](なんと!米国で2010年刊のこの本に昨年4月、もう邦訳が出ていたとは!!!恐るべし、版元のナチュラルスピリット!!! 驚異的なその情報収集力&行動力の速さに、全面降伏です...。)
2013.01.02
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