「Bambi。的成長日記」

「Bambi。的成長日記」

【妻子モチ。】





【妻子モチ。】


バイト先の店長だった妻子モチの彼。

17歳のコドモだったアタシにとって20歳の彼はオすごくオトナに見えた。

19歳の若さで結婚して、コドモの父親になった彼は、

人間としてすごく尊敬の出来るヒトだった。


アタシの事を妹のように可愛がってくれて

世間知らずのアタシに色んな事を教えてくれた。

スノーボーダーの彼との事もいつも応援してくれてた。




でも、彼は同じバイト先に居たアタシの友達と不倫していた。


彼女はアタシの友達でアタシはいつも2人のコトを見てた。

彼女との相談を彼から受けたり、彼女から彼との話を聞いたりしてた。


毎日、朝から晩までお店にほとんど2人っきりだった。


スノーボーダーの彼の浮気を見た日から毎日話を聞いていてくれて

スノーボーダーの彼と別れてバイトを辞めて3ヶ月引きこもっていた

アタシをもう一度バイトに戻れるまで元気にしてくれたのも彼だった。



もうすべてが嫌になっていたアタシにとって唯一の支えだった。

いつからか気が付かない間に尊敬から恋に変ってた。


ちょうどその頃、アタシの友達と彼は喧嘩ばかりで

アタシはいつもその話を聞かされていた。


彼と彼女が別れた日、一晩中彼の泣き声と弱音を電話で聞き続けた。

辛い経験をしたばかりのアタシも一緒に泣いた。

傷ついた者同士変な連帯感からか一緒に居るコトが多くなった。



アタシは彼のコトを好きだったけれど彼にとって

アタシは妹でしかなくて結局、彼は彼女とヨリを戻した。



アタシの恋愛感情は、時間とともに自然と消えていった。




この2人の不倫を一番近くで見ていて沢山のコトを学んだ。

妻子モチの彼から多くのコトを教えてもらった。


今では彼は彼女とは別れていて不倫の代償として奥さんと離婚してコドモと会うコトが出来なくなった。


彼は、ひとりっきりになってしまった。


彼女はよくアタシに言っていた。

「先のない恋は今を少しずつ失ってる気がスル。」


アタシは不倫が悪いことだとは思わないけれど

失うものの多い恋だと思う。







「お前には、色んなとこ見られちゃってるからな(笑)」と言って

彼は今でもアタシのコトを妹のように大切にしてくれる。


アタシにとって彼は、とても尊敬の出来るヒトで

プライドの高いアタシが唯一忠誠を誓ったヒト。




【モドル】 【ススム】









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