すもものも

香水はこんな香料から出来ている


ひとつの香水の香りを作り上げています。ここでは、ヒット香水に数多く含まれて
いる香料の種類を見ていきましょう。


1.【合成香料】
 ⇒自然界には存在しない、科学的に生み出された香料を合成香料、あるいはケミ
  カルアロマという。シャネルNo.5の調香の際に誕生したアルデヒドや、アクア
  /オゾン系ノートをつくる際に利用されるキャローンなどが有名。


2.【単離香料】
 ⇒ファインアロマともいう。自然界の花などに含まれる香料成分中の、特にたっ
  たひとつの物質のみを科学的に取り出したもの。世界的にもっとも需要が多い
  のは、ペパーミントなどから抽出されるメンソールで、タバコのフィルターに
  も使われる。


3.【動物性香料】
 ⇒アンバー・・・マッコウクジラの腸内にできた“結石”を香料として利用。秘密
  めいたセクシーなムードづくりに使われる。


  ムスク・・・ヒマラヤの奥地に棲むジャコウ鹿が繁殖期に放つ性腺分泌物を乾燥
  させたもの。甘~い色っぽさが印象的。


  カストリウム・・・小枝で巣をつくることで知られる愛らしい動物、ビーバーの
  性腺組織を利用。セクシーな大人感たっぷりの香り。


  シベット・・・熱帯に棲息するイタチに似た動物、ジャコウネコの性腺分泌物を
  利用。セクシー&ミステリアスな雰囲気。


4.【植物性香料】
 ⇒カモミール・・・日本では「ははぎく」「カミツレ」ともいう。気持ちを鎮め、
  ゆるやかな眠りへと誘う効果もあるキク科の花。


 ⇒パチュリ・・・ほんのり上品な色っぽさが特徴。消毒作用やデオドラント効果に
  加え、ホルモンを理想的なバランスに整える。


 ⇒サンダルウッド・・・京都のお寺を思わせる、品格ある香木(お香)の香り。
  東洋のミステリアスさを演出する際に常套的に使われる。


 ⇒ラベンダー・・・南欧原産のシソ科の花で、現地では古くからバスオイルとして
  使われてきた。語源はラバレ(=洗う)とか。


 ⇒ジャスミン・・・ジャスミンティで知られるフレイバー。純白の花びらと深みあ
  る貴族的な香りで、はるか昔から珍重されている。


 ⇒ローズ・・・最も古くから人々に愛されてきたフレグランスの代表的エッセンス。
  優美な品格に満ちたフェミニンさが魅力。

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: