あしあと あしあと あしあと

あしあと あしあと あしあと

ワン・ノブ・ゼム

ちょうちょ2


苦しいのは


胸の疼きが


残っているから


素知らぬ顔で


駅に向かうあなたに


私は少し遅れて


ついていく





昼間の月が


私たちをてらしていた





「たった一人の私」


それを夢見て


ここに来たはずだったのに


黙って軽く手を握る


顔は見れない


彼が強く握り返してくるのを


私は切なく感じていた


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