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2004.12.25
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カテゴリ: カテゴリ未分類
ケーキ





仕事がまったく無く、


同僚と一緒にチキンにかぶりついていたバトルスです


皆さん聖なる朝をいかがお過ごしでしょうか








ぱんだ局員








昨日は言うまでも無くクリスマスイブでした


街中はどこを見たってクリスマス


カップルは幸せそうに歩き


街にはイルミネーションが煌き…


そんな中会社に向かう僕


そんな自分を悲しいと思っていましたが


もっと悲しい人たちをたくさん発見しました


ケーキ屋さんやコンビニのケーキの店頭販売スタッフです


着たくもない サンタのコスプレ をさせられ


師走のあわただしい街中で大多数の人が見向きもしない中で


『ケーキいかがっすかー!!』


と、叫び続ける


コンビニに至っては、スーツ姿の社員と見られる人々が


バイトがきちんと働いているか


眼を光らせています


これはもうはっきり言って拷問です











いや、僕も4年前、3年前のクリスマスは サンタだったんですよ(恥)


僕はローソンでアルバイトをしていたので…


そのバイト先のお店は「株式会社ローソン」が運営する


言わば直営店


フランチャイズ店とは一味違い


挨拶などの接客も非常に厳しい


お歳暮や年賀状印刷などでは1店舗あたりのノルマが課せられるので


社員たちはノルマクリアのために毎年戦々恐々です


僕もバイトのまとめ役である「リーダークルー」だったので


店頭にたって一生懸命ケーキ売りをしていました


当然ノルマや目標数字が他店との競争心をむき出しにさせます


「今年は絶対に○○店には負けんぞ!」


「お歳暮では苦杯を舐めたが、ケーキではそうはいかん!!」


そんな会話が休憩室で飛び交っていたものです


会社帰りの皆さん


うっとおしいかも知れませんが、忘れないで下さいね


かれらも思ってるんです


俺、イブの夜にいったい何やってるんだろう…


そう、彼らも勤務中


しかも過酷なノルマ争いの真っ只中なのですから…








さんた








僕の地元の駅はまさに激戦区


ひとつの駅の西口から東口へのわずか150メートルほどのアーケードに


不二家2件、サンクス1件、ファミリーマートが1件存在します


まさにクリスマスケーキバトルロワイヤル


殺るか殺られるかの戦いです


~23日夜、不二家○瀬駅前店緊急会議にて~


販売促進部部長「いいか、今年のノルマは24、25日あわせて 前年比150% だ!」


それを聞き、一堂驚きの顔を見合わせる


社員A「しかしながら部長!それは無謀すぎます!」


反論する若手社員


社員A「サンクス、ファミマともに今年は料理人 道場七三郎監修 ケーキをラインナップに加え、専門店並みの味を再現しています!」


社員B「俺も食べてみたが、あれはうちの新作、
ペコちゃんうきうきクリスマス と大差なかったぞ……」


静まり返る会議室


社員C「そうか、コンビニのケーキはそこまで…」


社員A「もはややつらの商品開発力は我々と同等以上、部長!このままでは 戦えません!


それまで黙っていた新商品、 ペコちゃんうきうきクリスマス開発チーフ が口を開く


チーフ「その程度か…」


一同「え?」


みんなの視線がチーフへと釘付けになります


チーフ 「その程度かといったんだよ!」


チーフの声が会議室に響く


チーフ「お前らそれでも伝統ある不二家の看板を背負う社員なのか?いいか、創設者の 藤井林右衛門 はいち早くアメリカの喫茶ブームを日本に持ち込んだパイオニアスピリットあふれる人間だった」


「日本にクリスマスにケーキを食べるという習慣を根付かせたのも当社、蛇足ながら クリームソーダ という商品を日本で最初に開発したのも、我々不二家だ」


今まで気を吐いていた若手社員もうなだれる


「お前たちにもその伝統ある不二家の パイオニアスピリット は脈々と受け継がれているはず」


はっと顔を上げる社員たち


「いいか、問題なのは『何を売るか』では無い。『どうやって売るか』なんだ。敵の開発力は認めよう。しかしながら、コンビニのバイトの店員では出来ない『何か』が、お前たちにはあるはずだ。 伝統の 不二家の看板を背負って立つお前らにしか出来ないことが…な」


社員A「部長!」


「俺たち若手だけで販促会議、やってみます!」


にわかに活気付く若手社員たち


社員B「そうだよな、ポッとでのコンビニに、ケーキのいろはの何がわかるってんだ!」


社員C「『俺たちにしか出来ない何か』を、やってやろうぜ!」


勇んで会議室を飛び出していく若手社員








先ほどまでとは打って変わり静まり返った会議室に残された販促部長が、ポンとチーフの肩をたたく


部長「あんたを連れてきて良かったよ 玄さん


チーフ「ふふ、懐かしいよなぁ。俺たちにもあんなふうに 前しか見ないで走り続けた
があったな…」


部長「ああ…。あんたともよく会議で喧嘩したっけな…」


にやりと笑うチーフ


「今年はやつらはやってくれるよ。あいつらの目、まさに パイオニアスピリット が燃えていたじゃねえか」


部長「ああ、今年の冬は あつくなりそうだぜ…








な~んて会話が繰り広げられていたかどうかは知りませんがね





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Last updated  2004.12.25 08:13:23
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