シリウスの叡智―――魂の記憶―――

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2008.01.20
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カテゴリ: 前世





       国王の意図を察し、我が子の身の危険を感じた大臣は、

       なんとかこの難から逃れるための手段を探していたところ、

       バーヴァリという、パータリプトラ国の国師がおり、この聡明博学の

       バーヴァリのもとには、500人もの弟子が教えを受けていたので、

       そこにマイトレーヤ(=弥勒)を送ることにしたのでした。



       パーヴァリはマイトレーヤを一目見て、人並み以上に優れた素質を持っている

       ことを見抜き、大事に養い育てることにしました。



       成長したマイトレーyを人々に知らせたくなったバーヴァリは、



       そのことを知らせるため、弟子の一人に伝えさせることにしました。



       この弟子が、マイトレーヤの父親がいるヴァーラーナシーに向かう途中、

       仏の無量の徳行を説いている人の話を聞き、その仏に会おうと思い立ち、

       立ち寄ろうとした道中で、不幸にも、虎に食べられて死んでしまいました。



       こんな悲劇が起きてしまったので、バーヴァリは自らの資金で集会を開き、

       そこにバラモンを集め、様々な御馳走をしました。さらにバーヴァリは、

       一人ひとりのバラモンにお布施をし、施しが終わった時には、

       財産は底をついていました。



       そこに、一人のバラモンで、ラウドラークシャというものが遅れてやって来て

       バーヴァリに、

       「 私は遅れてやって来たが、皆のように、私にも同じ施しをして下さい 」



       しかし、その時既に、財産を使い果たしてしまったバーヴァリは正直に、

       「 私が差し出すことができるものは、もう何もありません 」

       と答えると、怒ったラウドラークシャは、バーヴァリに、

       「 もし、私の望みを聞き入れなかったら、7日のうちに、

         頭が7つに割れてしまうだろう――― 」








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Last updated  2008.01.20 15:53:04
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