おとぼけ香港生活から脱皮

おとぼけ香港生活から脱皮

豊チャンのパパ


体力年齢測定してもらったら56歳だったということで
本人はそれはそれはとても喜んでいる。
だからか、いつもシンセンに行くときには一声行くか?と声を掛けていた
のに、最近のパパさんは一人で行くようになった。(マジで?!)

こんなパパさん、毎日2キロ歩かないと眠れないらしい。
日本と香港を行ったり来たりのパパさん。何処であろうが、雨が降ろうが
雪が降ろうが毎日出掛けている。だから56歳という体力年齢なのね、と思う。
ただ、出掛けるのならいいのだが買い物好きなパパさんは何かしら買わないと気が済まないらしい。

香港に来た際には、以前はよく一緒に買い物にお供した。

安い物が大好きなパパさんはあまりよく考えず買う傾向があるよう。
5ドルで売っているパッチンを壊れているから2ドルに負けて買うと言う。

え?パッチンの手押し部分が壊れて動かないのに???

それじゃ、ただパッチンの置物にしかならないでしょう?


うん、それでも2ドルにしてもらって買うと頑固一徹だ。

なんて買い物をしてるのだ!と少々憤慨ぎみの私であったが
いざ、店の店主に掛け合うと、店主曰く、「壊れてるから売れない」
と返答があった。 肩を撫で下ろしたのは言うまでもない。

他にもまだあるのだが、よく人へ服を買う。洋服ってその人の好みって
あるじゃない? なのに家族によく服を買ってくる。

かくいう私もよく服をもらう。
本人にしてみれば、とってもお洒落で
若者向きなのだと思うのだけど、

これは何歳になったら着れるですか?

くらいのばば服だ。

あまりにも着れない服が増え続けるので、一度、意を決して物申したことがある。

bebe「私にも趣味っていうのがあるので買ってこなくていいですよ。自分で買いますから・・(弱々しく)」と。

パパ「へぇ。そんなのあるんだ」

え?今、なんと? 私には趣味があっちゃならんと言うのか?

bebe「ええ、ありますよぉ・・(青筋)」

パパ「ふぅ~ん」

それからしばらくはもらうことはなかったが、今では時々買って来ては
断っている・・・


 他にも・・・

豊チャンのお兄さんも、豊チャンに負けずとデブである。
あくる日パパさんが、お兄さんにズボンを買ってきた。
やはり安かったと言う。コーデュロイの緑色・・・ 
広げてみると、
そこに何人入るですか?
お兄さん2人は入れるアメリカンサイズであった。。
そのズボンも足を通されることもなくきっとどこかに
仕舞ってあるに違いない。

着れない服を増やし続けていくこんなパパさん、今は安い物を買うのに
余念がないが、若い時はそれはそれは豪快な生活を繰り広げていた。


(続く)





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