おとぼけ香港生活から脱皮

おとぼけ香港生活から脱皮

「面接怖い・おとぼけ面接失敗談」


ネットや情報誌を見ては興味のある仕事があると
履歴書を添付してメールで送っていた。


一つ目の面接では、香港での初面接とあって
かなり気合が入っていた。筆記用具と一応履歴書を
持って面接に臨んだのであるが、な、なんと、
英語の履歴書の書式にここで記入しろと言うでは
ないか!


英語の履歴書書いたことないのですが・・・(涙)

仕方なしに記入していたのだが、さっぱり
どうやって書いたらいいのかわからない・・
隣の部屋で面接していようと、私は豊から
持たされた携帯で家で待機している豊に
電話で教えてもらわなければならなかった。←(まぬけです・・)


きっと時給の折り合いが悪かったのだろう。
連絡は来なかった。←(筒抜けだったからじゃないのか?)


2つ目の面接。
前日に先方より電話が来た。

担当;「(略)パートを希望されるんですよね?
    それで、○×△◇・・・・」

(近所の工事がうるさく聞こえない)←窓が全開だ!

担当;「・・・・○○さんは英語は大丈夫ですか?」

私 ;「はい?・・ええ、大丈夫だとは思うのですが、
    しばらく使ってないのでかなり忘れてると思います♪(汗」
         ↑
    かなりおおぼら吹いといた

私 ;「あ、あの面接してくださる方は?(汗」

担当;「あ、私が面接します」 (ホッ♪)

大法螺を吹いてしまったので内心ドキドキだったが
面接してくださる方がこの担当の日本人だと知ると
一瞬にして、安堵に変わった。



そんなこんなで1つ目の面接で会社で用意された
英語書式の履歴書を書かなくてはならないと
勉強になった私は2つ目の面接には履歴書と筆記用具と
「電子辞書」を持参して行くことにした。

2つ目の面接でも、案の定英語版履歴書を渡された。


私には電子辞書という強い味方がいるのだ ふふふふふ・・


用紙に記入している間は部屋の中には私一人なのだが、
私はカバンからコソコソと電子辞書を取り出しては
調べていた。←(テストじゃないんですけど?)
そして、電子辞書を叩いてはピコピコと
音が鳴っている・・・
書き終わってしばらくしたら
香港人女性が入ってきた。


用紙を取りに来たのね♪


そう、思ったのだがこの女性、一向に用紙を
受け取るわけでもなく、対面のソファーに
立つと自己紹介をしてきた。

な、なんですと?!この人と面接するのか??
し、しかも、英語でぇ~~~~~~??!!!

心の中では「やべぇよ、やべぇよ」と出川が
言っている。←(んなわけない)
bebe、世紀のピンチである

日本人の担当の人が面接するんじゃないのかぁ??

私の体は一気に硬直する。
脳みそを英語に切り替えようにも切り替わらない。
↑(そら、ああた、大法螺吹いてるんですもん)

うう、まずった。「かなり英語忘れてます♪」なんて
言うんじゃなかった・・・
あまりの緊張で噛みまくり


香港人女性が座ってくださいと手を出してきた。

しかし!!私はここで大きなミスをしてしまった。


英語と言う、英語が頭の中に入ってこないが故、
私は、なんと、あろうことか香港人女性の
手を握って「あくしゅ」をしてしまったのだ!

手を握られた香港人女性、一瞬顔がびっくりするが
笑顔で丁寧にあくしゅに応じてくれた。


やばい!! この手は握手をするための手じゃないのか!
角度がそれらしいから、握っちゃったじゃないの!


私はここで自分の犯したミスに気が付き、
ますます緊張がピークに達する。
心の中で「やべぇよ、やべぇよ」と出川が
言っている


しどろもどろだが、文法もおかしいが
相手は理解してくれているようだった。
しばらく話していると、知らない単語が出てくる。

うう、どうしませう?


そこで、私はあの「電子辞書」を取り出して
堂々と単語を調べた。調べると知っている単語だったり
するのだから、そうとう頭はキテいる。
そして、これが私の最大のミスだったのも知らずに・・

どうにか、こうにか、英語での面接が終わり
しばらく待つこととなった。

となりの部屋ではさっきまでミーティングが
行われており、終わったようで静かだった。
先ほどの面接してくれた、香港人女性がきっと
担当の人と話しているであろう、コソコソ話が
壁一枚隔てている私の耳にも聞こえてきた。

延々と話している・・・
そんなにも報告することがあるのか?

すると、何十人もの爆笑の渦が沸いた。


まだ、ミーティング続いてたの??
もしかして、「あくしゅ」のこと笑らわれてるのぉ??
ううう・・・


コソコソ話も終わり、しばらくしたら日本人の
担当の方と社長らしき人が部屋に入ってきた。


しゃ、社長登場ですか!(滝汗)


「聞いてないよぉ、聞いてないよぉ」と私の心の中では
上島が言っている。←(しつこい?)


自己紹介を一通り済ませ、面接らしい質疑を受け、
仕事内容の説明をしてきた。
そして、担当の方が口を開いた。

担当;「なんか他社の電子辞書をお持ちのようですね
    どちらの製品でしたっけ?」


はい??!「でしたっけ?」 なんで知ってるんだ?
もしや、コソコソ話してるときに聞いたのか??

私はすかさず、言い訳をした。
「これは主人のお下がりなんです。先日、御社の製品を買い・・・(滝汗」


うう、まずった・・・
担当者の隣では社長がのけぞったまま私の顔を見ない

この時点でもうダメだと悟り、面接は終わった。
そして、先ほどの香港人女性が部屋へ入って来ると、
時給の確認終えてから、席を立った。

私が最初にミスした「あくしゅ」を今度は
本気で相手から握手してきた・・・

この人の手冷たいな・・・

と、全く関係のない事を思いながら肩を落として
帰っていった。

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