ふぁみりー・Kのおうち 別館

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2005.09.15
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りうりうさんの 「大学考」~何のために大学へ行くのか~ にトラバさせて頂きます。

私は中学の教師なので、3年を担任した時など
生徒たちのこれからの人生のためにほんの少しでも力になりたい、と思いつつ、
進路指導をしたものです。

少子化の影響で、高望みさえしなければ、今は誰でも高校に入れる時代です。
「高卒」の「資格」という点で考えれば、どこに進学したっていいわけです。
でも、そうはいかない。いかせたくない。
なぜなら、そこで送る3年間がその子一人一人にとってかけがえのないものになって欲しいし、
たくさんある学校の中から自分が納得して選んだ学校に行けてこそ、

高校を愛せれば、高校生活に対する姿勢も変わってきますから、全般に於いて充実してくるものです。

大学もやがて全員入学できる時代が来ます。
その時に、どういう観点で大学を選ぶか。
単なるブランドであったり、遊びに行くのに都合の良いところであったりでは哀しすぎます。就職のための手段と言うだけでも寂しい。
大学は、目的の到達点ではないです。
学生時代を終えて、一人前のオトナになった時にどういう人生を送っていくか、
学問であれ、人間関係であれ、社会勉強であれ、大学までの「学問」の世界でどういう姿勢で学んできたかが、
結局問われるのではないかと思うのです。


りうりうさんがこの「大学」の話題を出していらしゃったのは
就職活動のお世話をする大学と、それに乗っかって甘えることを恥とも思わない大学生の行動をどう思うか 、ということからでした。

個人的には、この話題の後、物議を醸した某エリート(?)女子大生の
「大学はサービスを提供する場である。」 

これって、「塾・予備校」教育のたまものではないか?と。

中学で言えば、塾通いする子が私の地区では中3で98パーセントです。
塾の営業目的は何か。
「自分の所から、一流高校に何人合格させるか。」ですよね。当然。
おベンキョのできる生徒は、塾のご指導で何個も何個も名門高校を受験しています。入試の時期はへとへとです。広告塔扱いですよ。

塾で遅くて寝られないから、学校で寝てる子もいます。(夜、家で寝ろと言いたい)
保護者、生徒が塾を選ぶ観点は、「進学率」そのものだと思います。
親と子の願う進学先に合格させるためのサービスがどれだけ提供されるか。
この理屈は、予備校でもそうでしょう。小学校での塾通いもそうなっているでしょう。(中学受験加熱してますからねえ)

この価値観、塾なら良いんですよ。 なんですから。
でも、大学を「就職率」「就職のためのサービス提供の場」と考える思考回路と似てていいんですか?
塾を選ぶ観点で大学を選ぶから、「大学は学問の府」であるという本来の姿からかけ離れていくのではないか?と。

こう言ってはなんですが、大学にみんなが入る必要はないんです。
勉強よりも体を動かす方が好きだという子が
机に向かうのは苦手だけど、ものを作る集中力はすごいという子が
大学で、例えば文学を学ぶ意味があるでしょうか?
社会生活を営むに必要な学力を高校までに修めて、社会から必要とされる働きができるようになる。
そして、それを自分も周囲も立派なことだと思える。
それに対して、大学進学は学問を修めたい人、将来の職業に必要な技能資格を修めたい人が
多くの進路選択の中から選ぶ、一つの手段である。
その程度で良いのではないかと。
「大卒」に価値が置かれる学歴社会。「有名大学」であれば、なお重きが置かれる。(そこまで努力したことを否定するものではありませんよ?)
そういうんじゃなくて、
大学出てなくても、働きに応じて、能力・技能に応じて、
一人前として認められる社会。
そういう価値観がないと、一度オチこぼれた生徒は
一生自分に劣等感を持つ社会になってしまう。

ゆとり教育の名の下に、経団連が中教審や文科省に影響を及ぼしています。
一握りのエリート・金持ち(勝ち組)と使い捨てられる働き蜂(負け組)とに
小学校から既に分けられてしまう教育だと思います。
(勝ち組負け組とかいう言葉も嫌いだけど)
文句一つ言わずに、権利一つ語れずに、ただ働くだけの歯車を
経済界は欲しがっているのです。
オチこぼれても、権利について学ぼうとしなくても、
政治について語る言葉を持たなくても、どうでも良いとされる、
私のようなフツーの人。

私はそんな人間になりたくないし、我が子も教え子もそんな人生を送って欲しくないです。
「知識は力である。」
教育の持つ力は、やはり大きいと思います。

教育格差が経済格差を生み、その経済格差がさらなる教育格差を生む。
不幸の拡大再生産を断ち切って、子供が幸せになれる社会を作りたいです。
政治家は政治の場で、私は家庭と教育の現場から。

まとまりませんが。

これ、夫の言葉をたくさん借りました。
私がモヤモヤ思っていたことを、夫はいつも言葉にして語ってくれました。
私が夫を尊敬する所以です。












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Last updated  2005.09.16 00:38:18 コメント(13) | コメントを書く


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